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環境省大臣記者会見・談話等>大臣記者会見要旨

大臣記者会見・談話等

松本大臣記者会見録(平成22年12月17日(金))


1.発言要旨

 お疲れさまです。発言が二つございます。
 本日、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の一部を改正する法律の施行期日を定める政令及び廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令の一部を改正する政令を閣議決定いたしました。これにより、本年5月に公布された改正廃棄物処理法の施行日が平成23年4月1日とされました。
 また、優良な産業廃棄物処理業者の許可の特例として、許可の有効期間を7年とする。飛散性の廃石綿等の埋め立て処分基準の強化等の措置が講じられました。今後、関係者の周知徹底に努めてまいりたいというふうに思います。
 2点目。本日の閣議で、バイオマス活用推進基本計画が決定をされました。この計画は、バイオマスの活用の推進に関する基本的な方針、国が達成すべき目標等を定めるものであり、環境省としても関係省庁と連携をし、バイオマスの利用の推進を図ってまいりたいというふうに思っております。
 以上です。

2.質疑応答

(問)昨日の話になりますが、環境税の導入が決まりまして、年1,100円余りの家庭負担になるということなのですけれども、一方で地球温暖化防止に対しては非常に力不足だという声もあるわけなのですけれども、その辺、大臣の御所見をいただけないでしょうか。
(答)評価という点で言えば、広範な分野に渡ってエネルギー起源CO2排出抑制を図るため、全化石燃料に対してCO2排出量に応じた課税ということでありまして、実質的には地球温暖化対策税というふうに思っておりますし、その意味から地球温暖化対策の課税の特例ということになっておりますので、趣旨から言ったら地球温暖化対策税というふうに思っておりますし、額が少ないとか、いろいろ言われますけれども、やはり排出抑制効果とか、様々ありますので、前進だというふうに思っております。

(問)富山県の動物園で、鳥インフルエンザの疑い例が見つかっておりますが、これに関して、環境省としては今後どう対応されるのかということ。あと、まだ検査中の強毒性タイプなのかどうか、そのことについて検査の結果を教えてください。
(答)富山県の高岡市の動物園で、高岡古城公園が飼育していたコブハクチョウについては、昨日高病原性鳥インフルエンザウイルスの疑いのある事例が発生をし、先ほど、富山県及び高岡市が公表を行ったことは承知をしております。環境省においては、野鳥の糞便や死亡個体の調査を恒常的に全国で行っております。
 これまでのところ、富山県で採取された野鳥のサンプルからは、高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたとの報告は受けていません。環境省としては、今後の情勢を見極めつつ、野鳥に係る現地調査等、必要な協力を行うなど、適切に対応してまいりたいというふうに思っております。

(問)今のところ緊急の調査とか、また周辺の野鳥について診断、野鳥がいないか調査するとか、急遽ふんをまた集めるとか、そういう調査というのは予定されていないのですか。
(事務方)事務方から補足させていただきます。現時点では、まだそういったことは考えておりません。

(問)小沢さんの政倫審の出席をめぐって、党内の対立というのが深まっているようですけれども、その点に関して大臣はどのようにお考えでしょうか。
(答)小沢さん本人が判断をされることだというふうに思っております。

(問)今日の午後、電事連とお会いになるということなのですが、環境省としてどのような御主張をされて、また向こう、電事連側に対して何か要請などをされるお考えはありますか。
(答)いえ、私ちょうど今日で3か月ですので、ある意味ではいろいろな方々と話を虚心坦懐に聞くという作業を、今ずっと続けていますので、様々な生物多様性の問題もあり、気候変動の問題もあり、いろいろな事柄に対して耳を傾けるということでございます。

(問)温暖化対策のための排出量取引なのですけれども、民主党が先送り、2013年度に決定するという提言を出したということですけれども、それでマニフェストに違反しているのではないかという批判もありますけれども、それについてのお考えを。
(答)毎日のように議論をされておりますし、今日、民主党としての提言が決定されるということは大体聞いておりますけれども、マニフェストの関係で言いますと、様々議論ありますけれども、温暖化対策基本法等々、やはりこの柱はしっかり立てていきながら、環境省としてはやっていきたいというふうに思っておりますし、様々、党の議論、様々な議論もありますから、そしてまだ様々なところで、他の分野でも、また関係省庁ともいろいろな話があっておりますので、今はそれを見守っていきたいというふうに思っております。

(以上)

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