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環境省大臣記者会見・談話等>大臣記者会見要旨

大臣記者会見・談話等

小沢大臣記者会見録(平成22年4月20日(火))


1.発言要旨

 閣議後会見の私からの御報告はトキの検証委員会。第3回の検証委員会が開かれまして、テン等に関する調査状況等報告書の素案について、説明、議論をいたしました。特に決めたことはございません。4月27日ですね、最後の委員会を予定しておりまして、報告書の案を示し、議論をいただき、決定をしていただくということでございます。1点だけ申し上げておくと、委員長からは、4月27日に一回閉じる訳ですが、検証委員会のまた検証という意味で、一定期間後に再度委員会も開くようにしたいと、こういう御発言もあったということでございます。私からは以上です。

2.質疑応答

(問)今日から温暖化対策基本法の審議に入ると思います。野党の対応含めて、審議は始まると思いますが、改めて審議を通じてどのようなことを国民に提示したいとお考えでしょうか。
(答)前から申し上げているように、基本法が出来るということはですね、一つの時代を変えて作るという大きな節目に当たりますので、この基本法が出来ることによって、これまでは、大量生産、大量消費、石炭石油気にせずどんどん使っていく化石燃料社会から、脱化石燃料社会を目指すと。全く社会のありようが変わっていくんだということを、お示しをし、国民の皆さんにもその方向で、御協力といいますか、生活を築き上げていただきたいと、そういうことを申し上げたいですね。大きく言うと。

(問)自民党案、公明党案が出されておりますが、それぞれとの違いはどのように議論をされていきたいでしょうか。
(答)議論は国会の中での話になると思いますので。私としては謙虚に、色々な議論に耳は傾けさせていただきたいと思っておりますし、また、前から申し上げているように、国民各層の意見を取り入れていきたいと、こういう思いもありますから、聞かせていただきたいと思っておりますけれども。なかなかですね、すぐさま今回の基本法に取り入れるという話は、難しい話が多いのではないかなというふうに思っております。

(問)国民の意見を聞くということですけれども、どのような形で。なにか公聴会のようなオープンな場を設けてということは考えておりますでしょうか。
(答)閣僚委員会の下で、やっていくと、こういう話も当初想定をしていたんですが、先般副大臣級検討チームで、今後の進め方は、仙谷大臣と私のほうに御一任をいただいていおりまして、そこはこれからということになる訳ですが。しかし、出来るだけ早急にやらなければいけませんので、先ず環境省のほうですね、中環審の中で各界各層の皆さん、幅広く。また、ゲストとしても、お招きもしたり、聞いていく機会も作りたいと思いますし。それから経産省もですね、国民対話の各地での会合をしたいと、こういうお話もありましたので、先般も御報告申し上げましたが。そういった形で色んな機会を作らせてもらいたいとこういうふうに思います。また環境省としても、チャレンジ25の中でですね、国民対話のようなものを作っていきたいと思っております。

(問)そうするとしばらくは2本線で歩いていくということになるのでしょうか。
(答)あと、金融庁の方は金融庁の方で排出量取引制度の勉強会をと言ってますから、そこはそれぞれの役所の中で色々な議論が進むのは良いのではないかと思います。最後は、しかし、閣僚委員会で総合的に調整して決めますと、ここがポイントだと思います。

(問)普天間問題なのですけれども、鳩山首相が5月末の決着を目指している中で、移設先とされる徳之島では反対運動が盛り上がっていると。これについてはどういうふうにお考えでしょうか。
(答)普天間に関しては私、生半可な形で、あまり意見を言うのは差し控えたいと思っております。ただ、総理もおっしゃっていたように、1つの民意として、それは示されたものというふうには承知しております。

(問)それに伴ってですね、支持率というのが、各社の世論調査で、ところによっては2割台という危険水域とされているのですけれども、これについての説明はどうでしょうか。
(答)そこをはねのけて、上げていく努力をしなければいけないというふうに思っていますけれども。
(問)その鍵となるのは、どういう。
(答)そこは、前から言っているように、政治とカネの問題と、普天間と、この2つが1番大きいと思います。

(問)生物多様性条約の関係で、遺伝資源の名古屋議定書案なるものが、事務局から提示されているということなのですけれども。議長国として、議定書として今のところ、大臣として、これをうまくまとめられるのかどうか、採択出来るのかという見通しは、今の段階でどういうふうに見ていらっしゃいますでしょうか。
(答)コロンビアでの会議が終わりましたが、その会議をいったん休止して再度開くという話になっていますので、そこに向けて精力的に色々な働きかけをしたいというふうに思っています。まだ現時点では見通しを語れるほどの状況ではないと思っていますが、いずれにしてもこの問題かなり難しい問題であることは間違いありませんので、本当にしっかりと力を入れて、良い結論を得るべく努力したいという思いです。

(問)普天間の問題なのですけれども、5月末までに決着がつかなかった場合に、総理が責任を取る必要があるかどうかということについて、御所見をお願いします。
(答)それは総理御自身の御判断だというふうに思っておりまして、我々が周りからとやかく言うべきことではないと思います。

(以上)

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