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環境省大臣記者会見・談話等>大臣記者会見要旨

大臣記者会見・談話等

小沢大臣記者会見録(平成22年3月23日(火))


1.発言要旨

 閣議についての御報告は特にございません。私からお願いも含めて一言申し上げておきたいのですが、トキの問題であります。既に報道されておりますようにトキの営巣を二組確認をしております。この後、順調に行けば産卵、ふ化、ヒナの生育となりますが、まずは無事に産卵できるように願っているところでございます。繁殖期はトキが最も敏感な時期なので、営巣地に近づかないように協力をお願いを是非したいと思います。この時期に一部マスコミが至近距離から写真撮影をし、それを掲載したことは誠に遺憾だと思っておりまして、何とぞ皆さんには御協力をいただきたいと思います。現在は地権者の協力を得てマスコミ関係者や市民が営巣地に近づかないようにしておりますので、現地での要請に御協力を御願いしたいと私からも改めて申し上げておきたいと思います。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)先週の金曜日に環境省の検討会の方で、25%削減のロードマップが示されましたけれども、これをどうやって今後政府内で統一していくというか、意見集約を図っていくのか、どういうお考えでいらっしゃいますでしょうか?
(答)先週は全く100%オープンでやらせていただきました。皆さん方も中身はよく御承知だと思います。今週もう一回行って、環境省としての研究会の結論は得させていただきたいと思っておりまして、今御質問の政府との関係ですが、今、基本法が一応閣議決定しましたので、その後の取組を仙谷担当大臣と相談をしているところでございます。閣僚委員会の下に何らかの実務のチームが必要だという共通認識ではあるのですが、それを新成長戦略のチームとどう関係付けていくのか、仙谷大臣の方は少なくともロードマップのようなものは、新成長戦略と一体でやってみたいというようなお気持ちもあるようであります。私としては排出量取引制度の話は、またちょっと別途何らかのチームが必要なのかなと感じているのと、それから国際交渉のことも実は私どもはなかなか国会日程で行けないのですが、実務の皆さん達の会合は引き続き行われておりまして、そういった会合の時も本当に基本的に戦略をしっかり立てて言っていくということが必要だと思っております。いわゆる国際交渉の関係の対応もどういうふうにしたらよいのかとも思っておりまして、そんな課題を仙谷大臣と相談をしているところであります。もうしばらくちょっと時間をいただきたいと思います。

(問)もう一点、北教組の資金問題に絡んで民主党の小林議員が辞職を否定されましたけれども、これについて今のところどのように受け止めていらっしゃるか、どう捉えていらっしゃるかお願いします。
(答)こういった議員の身分の問題は、前からも申し上げておりますとおり、御本人の判断だと思っております。いずれにしても法令違反はあってはならないことですし、小林議員はいわゆる政治活動を真面目に行っていた人だとは思っておりますけれども、そういったことに関しても関与の度合いであるとかをしっかりと見極めながら、御自身が判断されていくことだと思います。

(問)先ほどのロードマップの話ですけれども、経産省の方が既にエネルギー基本計画の原案を作っているようですけれども、こちらとの整合性はどのように取られていくでしょうか。
(答)当然、両方合わせた形で議論ができるような仕組みを作らなければいけないと思っています。そのエネルギーの基本計画の委員会には、直嶋大臣から環境省からも是非出てくださいというお話もあって、人も出しますし、逆に言うと今回のこちらのロードマップの方は、環境省だけでとりあえず進めてきてしまっておりますが、とにかくそこは、本当にいい連携を取りながらやっていかなければいけないと思います。とりあえず、今の時点では、経産省のエネルギー基本計画、環境省のロードマップ、それを政府として一体化させる作業がどこかで不可欠だと思っています。
(問)それは4月以降にやって行かれるということでしょうか。
(答)そうですね。

(問)先ほどの北教組の事件なのですけれども、7月に参院選挙があって、労組も単組も  組織内議員含め、多くの方が労組の支援を受けて出馬されると思うのですが、その労組からの支援の受け方というのでしょうか、今後どういった点を考えていかなければいけないとお考えでしょうか。 
(答)もう、これは当たり前のことですが、法令違反があってはならないわけですから、それに尽きると思います。あとは労組であれ、様々な他の諸団体であれ、応援していただけることは大変ありがたいですし、国民の皆さんと力を合わせて選挙活動をやっていくということは必要なことだと思っています。とにかく、法令に反するようなことは避けていかなければいけないということに尽きるのではないでしょうか。

(問)水俣の件ですけれども、熊本地裁の所見に従った救済策で受け入れるということを 芦北の会が表明されてますけれども、受け止めをお願いいたします。
(答)芦北の会ともう一団体、獅子島の会が受け入れを表明していただきましたので、ある意味で順調に推移していると思っていまして、それぞれの会、会合を持ったり、あるいはそれぞれの連絡を取り合ったり、時間も必要なのでしょう。現在、全部ではありませんけれども、極めて順調に推移していると思っています。

(問)それと併せて新潟水俣病の方なのですが、第四次訴訟の方とは和解協議が進んでいるかと思うのですが、新潟水俣病の原告、それから原告以外の方含めてどういう形で今後対応されていくのでしょうか。
(答)ずっと話し合いは続けてきておりますので、私どもとしては、熊本のケースに沿って新潟も対応できるのではないかと思っておりますが、そのように期待をしながら、誠意をもって対応していきたいと思います。

(問)開始時期については、やはり新潟についても5月上旬という目標で進んでいるのでしょうか。
(答)そのスケジュール感は、ちょっとまだわかりません。

(問)5月から6月にかけて国連気候変動枠組条約の補助機関会合がドイツのボンで行われるのですけけれども、この際に合わせて行われるかもしれないと言われている閣僚会合の見通しについてお願いします。
(答)そういった話がありまして、私としても日程が許せばですね、是非、ボンの閣僚会合は出たいという方向で、今調整をさせていただいています。

(以上)

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