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環境省大臣記者会見・談話等>政務三役会議後記者ブリーフ要旨

大臣記者会見・談話等

政務三役記者ブリーフ会見録(平成21年10月7日(水))


1.発言要旨

 それでは政務三役会議の後の記者会見を行います。水曜日の11時半から定例で政務三役で話し合いの機会を設けることにしております。その後の会見も受けるという形で、まあこういった形でこの場でやらせていただきたいと思います。じゃあそういうことで中身の御報告を申し上げます。まず一つは、スケジュールの確認、これは三人でやってお互いに分担等は決めたのですが、これは細かくなりますので、ここではあえて、いよいよ22年度予算要求の時期でございますので、それの基本方針を決めました。
 まず一には、従来の予算案件に関しては、平成21年度当初予算程度以下に、程度以下ですから以下ですね、にできるだけ減額するように努力をする。そしてそれを削減して、その中で新たな政策課題に対応していくと。政策課題として特に重視すべき話が、これは鳩山総理の国連演説等を踏まえて、地球温暖化対策、それから来年度日本で行われるCOP10の開催関係予算、この二点は特枠という形で対応させていただきたい、こういうように考えております。特に地球温暖化対策に関しては、私がかねてから申し上げているように、省庁横断という形を含めてですね、私としては考えたいと思っております。その他の課題でも大事な課題というものはいくつかあったと思いますけれども、それは追々皆さんにも御報告をしていきたいと、細かくなりますので、したいと思います。それからあと予算関係で言いますと、補正予算の話、これは冒頭に言えば良かったのですけれども、補正予算の更なる精査という話が出ております。これは本日、古川内閣府副大臣から話がありまして、各省副大臣が呼ばれたようですが、田島副大臣が出席をして、いわゆるまだ執行できていないものに関しては削る余地があるのではないかという言い方であります。形の上ではまだ執行できていないものというものをいくつか拾い出したりもして、これは逆に地方自治体から戻すことも考えて、それも含めてできるのではないかという話でありましたので、我が省としてはそれをもう一回精査するということで、指示を出しました。ただ昨日申し上げましたエコポイントとそれから地域グリーンニューディール基金に関してはこの話はございません。以上が予算関連でございます。
 それからあと順番がいろいろになりますが、与党の環境政策会議の開催ということを我が省でもやらなければいけないということで、10月14日水曜日、10時から11時、場所は環境省第一会議室。これは副大臣主催で行います。案件に関しましては、地球温暖化問題に関しまして、私の方からこの間の報告を申し上げて、皆さん方に質疑、意見等を聞かせていただきたいとこう思っています。第1回目の会合ですので、やり方も含めてですね、やってみていろいろ工夫をしていきたいというように思ってます。これに関しては、そのまま引き続きこの政務三役会議が行われますので、水曜日なので、その政務三役会議を経てですね、その後にここで合同で私から記者会見、ブリーフをさせていただくということにさせていただきたいなと思います。
 それから三番目ですけれども、本日、閣僚委員会が予定されておりまして、そこで地球温暖化対策等の検討体制についての総理からの指示が出る予定だということでありまして、まだ決定になっておりませんので、内々の話ですので発表はそのままにさせてもらいたいと思いますが、これが決まりましたらということで、私と副大臣、政務官の役割分担をさせてもらったということであります。
 あとそれから広報の関連で、皆さん方から御要望があります会見の件でありますが、政務三役会議後の定例会見についてはこの形でやらせていただきたい。それから副大臣及び政務官、二名の定例会見に関しては、できれば二人揃ってと。これは皆さんの話を聞いて二人揃ってという趣旨なのかどうかも分からなかったのですが、でもそれも無理な場合はまあどちらか一名は必ず分担して、週一回木曜日に。時間は決めましたか。

 (副大臣)いや、時間は委員会などの成り行きもありますので、日にちは木曜日にということで、時間は追ってまた相談をさせていただきたいと思っています。

 それから今日、経団連の皆さんと意見交換というよりも面会でありましたが、引き続き今後同友会、日商、それからNPO、連合等々と精力的に懇談、議論の場を作ってまいりたいと思っています。
 とりあえずそんなところを確認をいたしたということであります。

2.質疑応答

(問)本日の閣僚委員会で検討体制について指示があるというお話でしたが、以前からおっしゃっている国民負担などの再精査を担っていくということでよろしいのでしょうか。

(大臣)はい、それも一つの柱です。

(問)他にはどんなことがありますか。

(大臣)鳩山イニシアチブのあり方がもう一つ別枠であるのかなと思っておりますが、ここは是非さっきも申し上げた通り、まだ決まった話ではないので、報道はちょっと控えておいていただければと思います。

(問)来年度予算の話で、特枠で対応したいものが二つ、地球温暖化とCOP10という話で、これはCOP10も省庁横断で求めていきたいという話でしょうか。

(大臣)COP10に関しては、我が省だけです。

(問)それでは特枠というのは。

(大臣)それは言葉が悪かったですけれども、まあいわゆる去年の当初予算以内云々という話とは別な考え方として、本当に必要なもの必要な額要求していきたいという意味で使ったのですけれども、特枠という言葉が適切であったかどうかは分からないですけれども。

(問)それを含めて、全体としては去年の予算から少なくとも削り込みたいということでしょうか。

(大臣)いやそこの部分は別に出したいと思っておりますから、あくまでもこれまでの、その二つを除いた全体の金額に関してはということです。

(問)補正の見直しで、田島副大臣に指示があったかと思いますが、具体的に項目を挙げられて、これとこれはもう少し削り込んでほじいという話だったのでしょうか。

(副大臣)いえ、部分的に申し上げますと、まあ金額を御覧になられての、この辺はどうなっているんですかねというような疑問の話はあったと思いますけれども、私達の省内でさらに精査をして削れないかという話でありました。ですからもう一度、昨日皆さんにも会見を設けて、もうこれがやるだけ頑張ったと報告を申し上げたところでありますけれども、もう一歩できないかということで指示を出したところであります。

(問)どちらかと言えば、そちらに任せるからもう少し何か出してくれということでしょうか。

(副大臣)任せる部分もそうですけど、未執行の部分、それから計上はしているけれどもまだその行方が判明していない部分などを、そういったものをできる限りもう一度精査してくれということ。さらには地方公共団体の方にもうすでに渡っている部分、もしくはそれで計上していないもの、例えば各地方議会で9月の定例議会等でまだ提案もされていないもの等々が本当にないのかどうかというところも含めて、地方枠として確保されてあったのだけど、地方の受け入れ体制が整っていない等々の理由等で執行されていないものなどがないかどうかまでもう一度チェックをしてほしいという指示を出しました。

(問)それは副大臣が省内に出されたのでしょうか。

(副大臣)はい。

(問)それはグリーンニューディール基金の部分もでしょうか。

(副大臣)はい、基金の部分もチェックをしてくれと。

(問)失礼ですが、古川副大臣からはエコポイントや地域グリーンニューディール基金に関しては特に言及がなかったのでしょうか。

(副大臣)ちょっとニュアンスが違うんですけど、さらにそういう部分は削れないかどうかということで、私からお願いをしました。

(問)省内にはそれを含めて、削減しようということで指示を出されたということで。

(副大臣)はい。

(問)来年度予算で、エコカーについてはどうなんでしょうか。削減されるのでしょうか。

(大臣)まだそこは具体的には決められておりません。

(問)確認ですが、来年度予算のところで、前政権で決めたシーリングに基づく概算要求額よりも下げるではなくて、本年度の当初予算より下げることの理由は。

(大臣)シーリングは一切白紙とこういう話がまず一つです。それでできるだけ無駄は省いていくという考え方の中で、当初予算の数字よりもさらに切り込んでいく、そういうことですね。

(問)例えば公共事業費などは概算要求段階で相当削っていると思いますが、それより上にいくという可能性があるのでしょうか。

(大臣)僕はちょっと、概算要求の額が頭の中に入ってないので、なんともわかりません。

(問)先ほど経団連の委員長とお会いになった思いますが、改めてお話を伺ってみてどのような印象を持たれましたか。

(大臣)本当に有意義な話ができたと思っておりますし、11月の冒頭に、向こうは会長を含めた関係の皆さん達と私どもの議論の場を設定することを決めました。今日何を決めたかと言えば、それ以外は決めていないのですが、経済界の皆さん達もいろいろな思いを持っていただいておりますが、少なくとも鳩山国連演説等の基本方針にまったく反対だという話だとか、そんなことはまったくできないという話はなくて、いや業界によってはそれを実行していくには厳しいところもある、そういうところを認識、理解してほしいとそういうお話だったように思っておりますので、我々としても精一杯、それは国際比較の中で効率化をしている業界、企業等々に関しては、それなりの評価を当然したほうがいいんじゃないですかと、知恵を出していきましょうという建設的な話し合いができたと思っています。

(問)COP10の参加に対して頑張って欲しい旨をお話にされたと伺いましたが。

(大臣)それはそうおっしゃっていました。それはもう我々も当然そうだと思っているので、大いに頑張っていくという話も申しあげました。

(以上)

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