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環境省大臣記者会見・談話等>事務次官会見要旨

大臣記者会見・談話等

事務次官会見要旨(平成21年5月21日(木))


1.発言要旨

 今日の事務次官等会議の案件は、一般案件が1件、政令が1件でした。環境省の関係するものはありません。
 私の方からも特にありません。

2.質疑応答

質問
ポスト京都議定書の話ですが、先日、気候変動枠組条約のグループ作業部会の議長が交渉の叩き台の文書を出しましたが、これについてのご所見をお願いします。

 今般、19日付けでAWG−LCAの議長作成の文書が出たということです。先の14日のAWG−KPと合わせて、次期枠組交渉のAWGのそれぞれの叩き台が出されたということですので、ここからさらに交渉が深まるということであると認識しています。LCAの方のテキストでありますけれども、これから内容を精査していくという作業が必要だと思いますけれども、いずれにしても長期目標に対する共有のビジョンでありますとか、あるいは先進国の緩和行動についてのコミットメントの規定でありますとか、あるいは途上国の緩和行動、ここはNAMA、国家緩和行動と言いましょうか、そういうものを途上国が実施していただくということを骨組にして、これまでのいろいろな各国の意見というものをオプションにして、議論が出来るという形で取りまとめていただいたものであります。主要な論点がカバーをされている訳ですから、これからの交渉の柱になるということで、結構なことだと思っています。いずれにしても、6月1日からAWGがありますので、私どもとして内容を精査して、交渉に臨むということです。

質問
今のLCAのドラフトテキストで、ここは評価できる、ここは不満が残るといったことはございますでしょうか。

 これはいろいろな立場の意見がオプションなりで入っていますので、一概には言えません。スタートに当たって、いろいろな意見が入っているのは当然だと思っていますけれども、先進国の緩和のコミットメント、途上国の緩和行動といった骨組が示されていますから、議論をしていく上での必要な大きな一つの骨組が示されていると思っております。個々には、私どもが言っておりました長期の目標をシェアする部分でありますとか、オプションの形ではありますけれども、主要途上国について、積極的な取組をしていただくことなどにつきましても、我が国の提案だけではなくて、米国の提案しているものなど、いくつかのオプションが盛り込まれておりますので、ここからがいよいよ本当の議論ではないかと思っています。

質問
今日また、新聞各紙に中期目標についての意見広告が出ていまして、やはり負担を強調するような内容、選択肢はずばり@を押しているように見えるのですが、そのご感想をお願いします。

 意見広告は拝見致しました。これまで専門家による6つの選択肢を提示して、各地の意見交換会やパブリックコメントの形で国民の意見をいただいて、これはまだ整理中ということですけど、意見をいただくという手続きが行われてきたわけで、これは官邸の懇談会でそういう手続きをしていましたので、多分、官邸で選択肢を示して広く意見を聞くというステージの締めということが間近に行われるでしょう。そして、後は政府部内で煮詰めるという段階にきております。従ってこのタイミングで、それぞれの個別の意見にコメントするというのもいかがなものかと思いますので、コメントは控えたいと思います。ただ、前にも申し上げましたが、その内容がどうこうというよりは、産業界にはぜひ積極的に取り組んでいただくことで、環境の技術も進展して世界をリードしていけるような、さらなる積極的な努力もしていただきたいとは思っています。それから負担の問題ですが、官邸検討会のシナリオの中でもいろいろ分析した事柄が引かれる訳ですので、それはそれで結構であると思いますが、なかなかあのようなマクロモデルに入りにくい要素として、グリーン・ニューディールのような、これから環境対策で経済も切り開いていくということは今のモデルには入りませんので、そういう要素もあるんだということ。また逆に、十分な努力をしなかった場合には、いろいろな被害や損害、あるいは対策にもっと大きなお金がかかるかもしれないこと。そういった要素はモデルの中ではきちんと解けませんけど、今後そういう要素も頭に置きながら、国際的にも野心的な目標を求められているということを踏まえて、今後の政府内の煮詰めが行われていけば良いなというように思っております。

質問
中期目標について、先週の16日まで1ヶ月ぐらい、国民的な議論をして欲しいということで、パブリックコメントなども受付られていたと思いますが、次官がご覧になって、国民的な幅広い議論が行われたとお感じになっているのか、それともごく限られたところにしか浸透しなかったとお感じになっているのか、どちらでしょうか。

 この温暖化の問題というのは大変理解するのに難しいと思います。6つの選択肢が示されても、その事柄について理解をしていくというのは大変難しい問題だと思います。それに対して意見が、内容の分析については内閣官房でまだ行っていると聞いていますが、6回に渡り意見交換会を行い、その来場者も1000人に渡ると聞いていますし、パブリックコメントについては、速報で10671通集まったと聞いております。ある面では納得し、議論をするには難しい事柄について、これほど多くの方々が意見やコメントを寄せられたのは、大変関心が高いものであることを示していると認識しております。中身につきましては、これから分析をするということでありましょうし、6つの選択肢に対して、どういう意見の出方をしていれば、幅広い議論ということになるのかを、なかなか予断を持って申し上げることはできません。いずれにしても、分析していただいた内容を見て、ひとつの参考としていくということではないかと思います。

(了)

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