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環境省大臣記者会見・談話等>事務次官会見要旨

大臣記者会見・談話等

事務次官会見要旨(平成21年5月18日(月))


1.発言要旨

 今日の事務次官等会議の案件は、一般案件が2件、政令が1件でした。案件は以上で、いずれも環境省の関係するものはありません。
 私からお知らせをしておくことは、一つは新型インフルエンザの関係ですが、先週の土曜日に新型インフルエンザ対策本部幹事会がありましたし、また今日は対策本部会合が開かれまして、共通事項は皆さんもご存じの通りだと思います。環境省としての対応でございますが、前も申し上げていますように、特別に野生生物の関係等々についてはありませんので、そういうことで行うことはありませんが、国内で発生ということでございますので、関連事業について留意をするということがございます。そういう意味では当省の所管として、廃棄物処理の事業があります。廃棄物処理を適正にやっていくということは、防疫に際しては、基幹的な事柄でございますので、廃棄物処理を行う自治体、事業者が安全かつ安定的に事業を継続していただくということは、極めて大事な事柄であります。これは先ほど資料配付をさせていただいたと承知しておりますけれども、廃棄物の処理を行っている自治体、事業者団体、それから医師会に対して、ガイドラインに沿って、感染の防止を図りつつ、安全かつ安定的な事業の継続に取り組んでいただくようにとお願いを致しました。その他、共通的な事項はそれぞれ留意してやっていきたいと思います。
 第2点目は、5月22日(金)が、国連が定めた国際生物多様性の日ということでございます。この日にはグリーンウェイブということで、植樹などを行う行事を世界中でやりましょうということです。本年は22日に全国の青少年に対して、植樹等の呼びかけるということでございます。9都府県51校が参加表明をしておられますし、環境省自体ではジョグラフ生物多様性条約事務局長に来て頂いて、新宿御苑で吉野副大臣とジョグラフ事務局長と一緒に、10時にカウントダウンをして、植樹と水やりを行うということです。それは「緑の波」が地球を一周するというイメージになっていて、20時10分にそれぞれのWEBサイトが更新され、今はバルーンが出ているのが、みんな木になって地球を一周していくという行事が呼びかけられているということですので、協力致します。
 もう一つ、これもお知らせしていますが、今日14時50分から15分間、環境行政と郵政・通信行政の連携ということで、斉藤大臣が鳩山総務大臣を訪ねます。携帯電話のリサイクルですとか、年賀状を活用したカーボンオフセットということで、これまでもオフセットをしていただいていますけど、従来の海外CDMの購入に加え、国内でのオフセット、緑の吸収源など、国内でのオフセットのルールも出来つつありますので、これからそういったものも考えていただきたいというようなことなど、関わり合いのある行政について一緒に進めていきたいということで、鳩山大臣にお願いに行きます。終わった後、総務省の大臣室の前でぶら下がり会見をやりますのでよろしくお願い致します。
 私の方からは以上です。

2.質疑応答

質問
 グリーンウェイブですが、新型インフルエンザが国内で患者が増えている中で、取り止められるということはないのでしょうか。

 現段階は基本的に発生地域という概念が、厚生労働省を中心にして整備されていますので、当然、発生地域における行事の中止や自粛ということはございます。そういうことで、発生地域に関わる地域が出てくれば、当然要請されているような対応を取りたいと思っています。そういう面では残念ながら環境省で言えば、5月16日、17日に神戸のメリケンパークで、エコカーフェアをセットしていたのですが、これは神戸市と一緒にやる予定でしたが、中止にさせていただきました。地域が当たるということになれば、中止等の必要な対応を優先しなければいけないと思っています。

質問
 鳩山総務大臣との会合の件ですが、あえてこの時期にやられる経緯、狙いをお願いします。

 かねてからの私の問題意識としては、携帯電話のリサイクルをきちんとしていくことはレアメタルの問題もあり、非常に大切なことであります。製造メーカー、廃棄物事業に加え、通信事業者のビジネスの物の流れや情報提供等の関係を含めて、いいリサイクルの仕組みを作っていかなければならないと云うことがあります。今、携帯電話も含めた廃小型家電のリサイクルのためのモデル事業もやっておりますが、これから大きくなっていきますし、きちんとやっていく必要があると思います。それに当たっては、環境月間の時に、また詳細が決まったらお知らせすることになると思いますけど、携帯電話のリサイクルを盛り上げるイベントを一緒にやろうということも考えております。
 次に考えたのが、年賀状を活用したオフセットでした。去年は再生紙の議論もありましたけど、せっかくオフセット年賀状をやっていただいているのに、適当な、はっきりした国内の緑のクレジットがないので、海外のCDMを買うということになっています。オフセットのルール作りをして大体出来上がって参りましたので、せっかく年賀状のように地域でやっていただけるものは、国内のバイオマスや吸収源みたいなものを、大いに振り向けていただいたら、育てていただいたらどうでしょうと考えました。
 今まであまり直に関係していた分野がございませんでしたが、郵政、通信事業といろいろ連携していく意義があるのではないかと思い、まず最初に携帯などの連携を考え、事務的にもお話を進め、よく連携しましょうと言っておりましたところ、エコポイントなども一緒の部分が出てまいりまして、いろいろと接点があるなという気持ちが深まってきました。鳩山大臣も環境にご熱心であられますし、一度トップで大いに協力できる接点は協力していこうという話をしようということを考えていたのですが、なかなか両大臣のタイミングを合わせるのが難しいので、今日になったということです。エコポイントも順調に滑り出しているようでございますので、よろしくお願いします。

(了)

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