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環境省大臣記者会見・談話等>事務次官会見要旨

大臣記者会見・談話等

事務次官会見要旨(平成21年2月12日(木))


1.次官会議案件等概略説明

 今日の事務次官等会議の案件は、一般案件が1件、政令が1件の2件でした。一般案件の1件が環境省の関係でございまして、環境物品等の調達の推進に関する基本方針、いわゆるグリーン購入法の基本方針の変更であります。今日の次官会議、明日の閣議にお諮りして、基本方針を改定致します。
 その内容の主たるものは、1つはかねてから懸案でありましたコピー用紙の調達基準の総合評価指標方式を導入するという点であります。2点目は、太陽光発電システムについてのエネルギー変換効率等を考慮した基準の見直しということであります。それから第3点としては、他にいろいろな項目を検討しておりますけれど、主なものとして携帯・移動電話を購入する際に性能等、必要限度に絞るために基準を追加するということでございます。その点を含め、出し入れということで言えば、10品目の追加と1品目の削除、39品目の基準の見直し等を行いました。これで特定調達品目は、19分野246品目となります。それぞれの内容は個々の検討会でその都度、検討会報告などとしてお示しし、パブリックコメントにも掛けていたわけでありますけれど、今回基本方針の改定としてまとまりましたので、この資料は後で提供させていただきます。この基本方針の変更を受けて、次官会議において、改定方針に従って関係省庁で取り組んでいただきたい旨私からお願い致しました。
 私からは以上です。

2.質疑応答

質問
今日から外務省主催の気候変動に関する非公式会合が始まりましたが、その議論に対しての期待をお聞かせください。

→かなり大きな規模の会合で各国の担当者がいらっしゃるということですから、今年の気候変動に関する会議としては皮切りになる会議ですし、大いに各論点について議論を進めていただくことを期待しております。


質問
明日開かれる水俣病に関する与党のPT会合に対する期待をお聞かせください。

→水俣病の現状については、かねてより申し上げているように大事な点が3点あります。1つは認定患者に対して補償が確実に行なわれること。2点目は、現在救済を求めている方々にその救済を早期に実現して、最終解決に結びつけること。3番目には、補償と救済を確実にやっていただくためにも必要ですし、地域にとっても必要だということで、技術を持った化学工場が地元に安定的にあり続けるということの3つが大切だと思います。
それらの目標に向けて、現在解決しなければならない事態が目の前にある訳です。その解決に向けて私どもなりにも努力してきました。いまだに、関係者ごとにいろいろな思いがあって解決が困難となっていました。このため与党PT、特に座長の園田先生を中心に解決の方向性を見いだすべく努力をしていただいているところでございます。12月のPTで何とか方向性を見いだすべく努力すると園田座長がいわれていたわけですので、その後の進捗について、明日のPTでお話があると思います。その内容については与党PT、座長が決められることでありますが、私どもとしては先ほど申し上げましたように、大切な事の実現に向かって進むことができるような方向をお示しいただければありがたいと思います。そういうことができるのであれば、実現に向けて実務的な作業については私どもも最大限の努力をしていきたいと思います。ただ明日の時点で、どこまでどういう感触になるのか、どのような方向性になるのかということにつきましては、あくまでも与党PTのご判断でございますから、それを待った上で、できる限りの努力をしたいと思っております。

(了)

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