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環境省大臣記者会見・談話等>事務次官会見要旨

大臣記者会見・談話等

事務次官会見要旨(平成21年2月5日(木))


1.次官会議案件等概略説明

 今日の事務次官等会議の案件は、一般案件が4件でした。環境省の関係では、明日の閣議でグリーン契約法の基本方針の変更を行うため、今日の次官会議にかかりました。今回の改正事項は、いわゆるグリーン契約法、国等における温室効果ガス等の排出の削減に配慮した契約の推進に関する法律第五条の規定に基づいて基本方針が決められていますが、その基本方針を変更するということであります。今回の変更点はまず自動車について、かねて自動車は、環境性能による総合評価で購入するということになっていましたが、購入だけではなくリース契約をする際も対象として追加をすることにしたのが一点であります。それから、ある種予告的な改正になりますが、コピー機やプリンターについては個々の機材の性能の向上だけではなく、全体の配置や台数、あるいはコピーとプリンターを一緒にするといったことで負荷を下げることができるのではないか、と考えられますが、それをするためには、関係省庁、関係機関での使用実態、機械の配置を調査して、準備をしてからでないとグリーン契約の方針を立てるのは難しいわけです。そのため環境大臣から情報提供することとし、各省でそれに基づいて準備をしてもらうということにしました。具体的には今後、各省にも説明会を開いて、今年中にコピーやプリンターのしかるべき適正配置について調査、検討をして、来年の改正時にはぜひ入れ込みたいということでございます。そういうことで今日の次官会議にかけさていただきました。
 それからもう一件は、後でペーパーでお知らせをいたしますが、来年、生物多様性条約第10回締約結国会議があり、生物多様性について国民の理解を広めるため、今年から盛り上げていかなければなりません。そのために昨年11月に著名人による広報組織として「地球いきもの応援団」を発足いたしましたけれど、今年からその応援団にも本格的に活動をしていただきたいということでございます。今月の24日に応援団の主要メンバー、大桃美代子さん、さかなくん、滝川クリステルさん、養老孟司さんに出席していただいて、いきもの応援の宣言をしてもらうイベントをやりたいと思っています。具体的なことはペーパーでこの後お知らせをさせていただきたいと思いますのでよろしくお願いします。
 アホウドリについては、去年移送した10羽は順調に巣立ったということで、今年の15羽は今運んでいるところだと思いますが、去年に引き続き、今年もすくすくと育ってぜひ巣立ってほしいと思っております。
 私からは以上です。

2.質疑応答

質問
日本版グリーンニューディールの件ですが、一般の方からの意見募集も始まっているとのことですが、今の段階での集まり具合と大臣の次のヒアリング等の予定がありましたら教えていただけますか。

→次のヒアリング日程は案を考え、大臣に相談しようとしているところですので、もう少しお待ち下さい。

集まり具合ですが、整理しましたら提供いたします。
質問
中期目標ですが、選択肢を絞り込む作業を進められていると思いますが、改めて大変大きな幅がある中での環境省としてのスタンス、考え方をお聞かせいただけますか。

→中期目標については、科学的な要請を基礎にしながら、その中で、経済的にも実現可能であること、どのように実現し、どのような技術を使うなどを含めて目標を言うことが世界全体での対策の推進に貢献することが大切です。麻生総理が言われましたように、日本としての目標は6月までにそのような考えで決めるということです。その前に官邸の検討会で中期目標についてのオープンな議論をするということで、様々なシミュレーションやモデル計算の結果に基づいた議論をしている状況です。斉藤大臣の言われているとおり、官邸の検討会でいくつかの選択肢に従って十分な分析を行い、選択肢の中で目標の考え方について十分な分析を行って方向を出していただく、それを踏まえて最終的には総理のおっしゃるように6月までに我が国の目標を決めるということでございます。今、申し上げました十分な分析をするとか、そこにいろいろな技術や対策をきちんと盛り込むことで世界にも貢献できるというようなものになるように期待もしております。私どもも周辺のお手伝いをしていきたいと思います。

(了)

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