本文へジャンプ
ここから本文
環境省大臣記者会見・談話等>大臣記者会見要旨

大臣記者会見・談話等

小沢大臣記者会見録(平成21年11月13日(金))

1.発言要旨

 私からはですね、まず、今日のオバマ大統領との会談の中で、一部報道にも出ておりましたので、申し上げますが、まだ、正式な話になっていないかもしれないので扱いは注意していただきたいんですけども、日米、いわゆる長期目標50年までにCO2を80%削減する、こういう話を内閣として確認をしてもらいたいと、こういう形で私から確認をさせていただいたとこういうことであります。それを御報告をしておきたいと思います。
 それから、あとCOP15に行きます。これは、16、17日に開催されるCOP15非公式閣僚級準備会合。非公式と言っているのは、全ての国だと190カ国を超えてしまいますが、今回は40数カ国とこういうように聞いておりますので、そういったところにデンマーク政府の方で案内を出していると、そういうことで非公式とこういう話になってあるようでありますが、前々からずっと話があります通り、スケジュール通りの会議でございます。
 それから、あと11日、12日にアジア3R推進フォーラム設立会合にアジア15カ国の政府代表者が参加して、大谷政務官の全体議長の下で、アジア3Rフォーラムの設立についての東京3R宣言が合意されました。これはもう全て発表済みだと思います。それから第二回会合につきましては、昨日12日にマレーシアの住宅・地方自治大臣がお越しいただいて、来年マレーシアで開催されると決定いたしました。3Rの具体的な取組が進展していくことを期待しております。私からは以上です。

2.質疑応答

(問)高速道路料金無料化についてですが、大臣、就任直後の頃にCO2増減の影響を調べるということをおっしゃったと思うんですが、その進捗状況についてお願いします。

(答)二回ほど御尋ねをしているのですけれども、国交省の方にデータがあるものですから、国交省の方にお願いをしてありまして、私から前原大臣にお願いして、具体的な実務は田島副大臣と馬淵副大臣でやっていただいておりますが、2回ほど、先々週くらいの副大臣会合でも確認をしたのですけれども、ちょっと時間がかかっておりますが、ただ鋭意頑張っております。こういう御報告なんですね。また確認をしてみたいと思います。

(問)今の80%削減の件なんですが、改めて正確に90年比80%以上ということなんでしょうか。

(答)文言は入ってないですね、90年比は。曖昧になっています。

(問)文言で言うと、80%削減を目指す。

(答)はい。

(問)80%以上ではない。

(答)まだ、最終の話になってないかもしれませんが、両国は、50年までに自らの排出量を80%削減することを目指す。とこういう書き方ですね。

(問)中期目標については言及は無いんですか。

(答)無いですね。具体的な数字はね。でも、言及はありますよ。そこはまだ今詰めている段階としか。数字はありません。

(問)CO2とおっしゃいましたが、温室効果ガス・・・。

(答)書いてありません。まだ途中段階かもしれません。

(問)それは単独の文書ということになるんですか。それとも何か大きな固まりになるんですか。

(答)分かりません。私のところに来ているのは、いわゆる気候変動の部分だけなので。ですから、そこに関しては、もう一回こういう扱いにしてください。報道等も出てますので、私からは閣議で内閣としても確認をしていただきたいとこう申し上げて、内閣としての確認をしましたと。公式な文書に関しては、今作成中なのでもうしばらくお待ちくださいと。そういうことに正式にさせてください。

(問)それに関連して、予算委員会で鳩山首相がですね、川口さんの質問に対して80%削減を政府としても目指す方向で取り組んでいきたいという趣旨の発言をされていますが、現在、前の政権で閣議決定された60~80%削減というのがあるかと思うんですが、これ修正するというお考えはどうなんでしょうか。

(答)されたということだと思います。今日ので。

(問)これでされたと捉えていると。

(答)はい。

(問)プレCOPではどういう議論を期待されて、大臣としてはどういうことをおっしゃる予定でいらっしゃいますか。

(答)今日ですね、副大臣級の検討チームがありますので、その議論を受けて対応したいとこう思っていますが、私としたらですね、現実的ないわゆる一歩を踏み出したいと思っておりまして、それは前々から皆さんからも御質問がある、いわゆる議定書の議論と、それはなかなか詰まりそうもないので政治的な合意の案件と、両立てでこう来ているという話の中で、その政治的合意の動きをある意味では表にしっかり出して、それを進めていくという話で、私もそれを支持する発言をしていきたいと思います。

(問)支持するというのは、二本立てでやっていくことをという意味ですか。

(答)いや、その政治的合意の話を加速することに関して支持するということです。

(問)それは鳩山内閣として支持を打ち出すのは初めてということになりますか。政治合意に関していままで議定書をあきらめていないというように公式にはおっしゃっていたと思いますが、政治合意を支持するというように言うのは初めてということになりますか。

(答)今日、そのチームで確認を取れればそれで初めてということだと思います。今、私の大臣としてはと、こういう御質問でしたから、私としてはというお答えにしておきたいと思います。

(問)今の段階での大臣としての思いでということですね。

(答)はい。

(問)政治合意でも中身がいろいろと想定されると思いますが、大臣がお考えになる政治合意としての必須条件とか、こういうものであるべきだというイメージをお聞かせください。

(答)その辺をはっきりしておかないとまずいんだね。私の大臣としての意見は、まず先進国はしっかりとした数値目標を出すこと。それから途上国は自国の計画をなんらかの形で公の機関に公表し、それのMRVを受けていただく。あるいはそれに近い形でのレジスターが行われること。それからそれを行うためには途上国支援とこういう話が出てくるでしょうから、途上国支援をしっかりと内容を固めること。この三つが私にとって必須だと思います。

(問)それは日本側から何か提案するような形になるのでしょうか。

(答)すでにいろいろな交渉が行われておりまして、まあ私としてももちろん機会があったら発言をしたいと思っておりますけれども、おそらく議長国の方からですね、その三つを全部踏まえた話になるかどうかはわかりませんが、議長国の方からなんらかの提案があるのではないかと期待をしています。それへの対応になると思います。

(問)それは政治合意と言われているような基本になるような文章みたいなものが示されるのではないかということでしょうか。

(答)文章で出てくるか何かは分かりませんが、今回のプレCOPは、もう12月の最終合意に向けてのある意味では閣僚級最後の機会でありますので、タイミングとしてもここを逃してはもうなかなかそういう機会はないと思っておりますので、議長国並びに条約事務局含めてですね、なんらかの対応があるのではないかと期待をして行きたいと思います。みんな来たほうがいいですね。

(問)これまでの実務者レベルの交渉では、なかなか途上国と先進国の溝が埋まらなくて、言わば膠着状況になっているわけですが、そういう中でいわゆる閣僚クラスの決断というものに期待が高まっていると思うのですが、その辺りのCOPに向けてですね、今回のプレCOPの位置付けと言うか、その辺りどのようにお考えでしょうか。

(答)いわゆる首脳級の会合についての作業に一ヶ月しか時間がありませんから、その作業をキックオフする会合にしなければいけない、こう思っています。もっと言うと政治的合意に向けての作業を正式に開始するキックオフの会合にしなければいけない、そういうように思っています。首脳級会合についての招待が正式に入ったようですので、ですから前々から鳩山総理の出席に関しては、総理は強い意欲を持っていますと、もちろんいろいろな政治状況がありますから確約はできないわけですが、強い意欲持っていますとこういうように申し上げておりますけれども、ですからそれへの基本的なこれは何と言いますか、招待と言いますか、招聘というんですか、正式に来たようであります。

(問)日付は前の日に。

(事務方)12日付けです。

(答)12日付けで着いたということですね。

(事務方)通知されたということです。

(答)でその向こう、いわゆる具体的な首脳級の会合の日付はいつといつですか。

(事務方)18日です。

(答)18日だそうです。はい。

(問)12月の18日。1日だけですか。

(答)1日だけですね。

(事務方)17日の夜が晩餐会で、18日が首脳級会合です。

(答)だそうです。

(以上)

▲Page Top