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環境省大臣記者会見・談話等>大臣記者会見要旨

大臣記者会見・談話等

斉藤大臣記者会見録(平成21年5月29日(金))

1.発言要旨

 閣議が先ほど終了しました。特に私の方から今日申し上げることはございません。

2.質疑応答

(問)中期目標の件ですが、大臣前回、15~25%という幅を持たせた中期目標の引き出し方を主張されまして、それを受けて、関東知事会、地方知事会や一部の有識者等が90年比15%以上を求める意見書というものを緊急に出す動きがあるのですが、そのような動きについてどのようなご感想を持たれているでしょうか。あともう1点、6月中旬の最終決断に向けて、直接麻生総理にお会いするなど、どのように説得していく手法をお考えでしょうか。その辺りをご一括してお願い致します。

(答)関東知事会のご決議につきましては、大変敬意を表したいと思います。すべての議論の出発は、いかに地球を救うか、科学者の警告として、温度上昇を2℃ないし2.4℃に抑えなければ、ポイントオブノーリターン、人間のコントロールの効かない温暖化の暴走が始まるということから、我々はすべてここを基礎にして考えなければならないと思います。そういう意味で、今回の関東知事会のご提言は、大変意味のあるものと敬意を表したいと思います。  それから、来週にも中期目標に関しての4大臣会合が予定されておりまして、これからは政府内部での意見調整だと思います。その4大臣会合等を通じて、私は私の考えを政府部内、また総理に申し上げ、ご理解を賜るように最大限の努力をしていきたいと思っています。

(問)来週にも行われる4大臣会合で、大臣はこの前からおっしゃっている15~25%ということを主張されていくのでしょうか。

(答)私の考えを主張させていただきたいと思っております。これからは正に政府部内での交渉になりますので、今、ここで改めて、私はこのようなことを言うというのは差し控えさせていただきますが、基本的な考え方はこの場でも、これまででも申し上げてきた通りでございます。

(問)小名浜火力発電所について、昨日、経済産業大臣の勧告が出ましたが、やはり最大限努力するようにという形になっていましたが、それを受けて大臣はどうご覧になっていますでしょうか。

(答)私の意見、環境大臣の意見を最大限取り入れていただいて、経済産業大臣の勧告になったと認識しています。そういう意味で敬意を表したいと思います。私の意見は事業についての意見と仕組みについての経済産業大臣への要望という形を取らせていただきました。事業については、我々の意見がそのまま通ったと、また仕組みについては、今後、経済産業省でいろいろご議論いただくということで、敬意を表したいと思います。

(問)来月1日からドイツのボンで、国連の作業部会が始まりますけど、それに向けての意気込みというところをお聞かせいただけますでしょうか。

(答)6月1日から始まります。12月のCOP15、コペンハーゲンでの合意に向けて、いよいよ正念場に入ってきたと思います。日本の主張、つまり中国、アメリカといった主要排出国が入った枠組を作ること。そのことが地球全体の二酸化炭素排出抑制に繋がるということ。そしてその中で、途上国についても何らかの排出削減努力についての明示が必要であること。この点を主張していきたいと思っております。今は日本の基本的な考え方を各国に理解してもらうという段階だと思いますので、粘り強く主張を続けていきたいと思います。

(以上)

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