斉藤大臣記者会見録（平成21年1月9日（金））

１．質疑応答

（問）定額給付金についてお伺いしますが、昨日麻生総理は受け取る、受け取らないについて明言を避けましたが、大臣改めて定額給付金受け取るかどうかお聞かせください。

（答）私は定額給付金を受け取ります。元々定額減税という性格です。一旦払った税金を還付してもらう、またその減税の効果が及ばない非課税所帯に対しては給付という形で同じ効果を及ぼします。そしてその目的は消費刺激であるという基本的な考え方があります。その考え方にも基づいて私は頂いて、省エネ製品を買ったり、エコポイント制度を利用して電球型の蛍光灯を買ったり、私のお金もプラスして地元で消費したいと思っております。

（問）先般グリーンニューディール構想の検討に着手されましたが、たとえば２兆円をそういった対策に当てるべきではないかという意見もあるようですが、お考えをお聞かせください。

（答）この２兆円を他の対策に当てるべきではないかという意見があることもよく承知しております。しかし今回の経済対策を見ていただければ７５兆円の事業規模の対策で、あらゆる面についての対策も打つ、その一つとして今回の定額減税があると思います。今、百年に一度の経済状況の中で経済を回復させるためにありとあらゆる方策を用いるその一つが今回のこの定額減税であると認識をしておりますので、そういう意味では他の分野にもきちんと手が打たれていると思います。グリーンニューディールについても手が打たれておりますし、今後その方向についても積み増ししていきたいと思っております。

（問）総理が定額給付金を受け取る、受け取らないについて明言しておりませんがそれについてどうお考えでしょうか。

（答）これは総理のご判断だと思います。今回の制度の中に受け取る、受け取らないについては自分で決めるという趣旨がビルトインされております。そういう意味で個人の判断だろうと思いますので、総理がある時点で判断されるという答弁については特に問題ないのではないでしょうか。

（問）高額所得者の扱いについて、もしくは実施時期について総理の答弁に若干ぶれが出ているのではないかという指摘もありますが。

（答）ぶれが出ているとは思いません。一貫して先程申し上げたような基本的な考え方で答弁されていると思います。

（以上）