本文へジャンプ
ここから本文
環境省大臣記者会見・談話等>事務次官会見要旨

大臣記者会見・談話等

事務次官会見要旨(平成20年12月25日(木))


1.次官会議案件等概略説明

 今日の事務次官等会議の案件は一般案件が7件、政令が2件、人事が1件、報告が2件、配布が1件です。一般案件の規制改革会議の「規制改革推進のための第3次答申」に関する対処方針については、環境省に関係するものもございますが、特に申し上げるものはありません。それ以外に環境省と直接関係するものはございません。
 今年最後の次官会見になりますが、私は7月22日に就任し、大臣、副大臣、政務官は8月に就任されました。今年は、洞爺湖サミットが開催され、地球温暖化問題、環境問題が政治、経済、社会の主要課題となりましたので、その上にしっかりとものをたてていくことが今年下期の課題だったと思います。経済は、世界的に景気が後退し、不況の中でありますが、だからといって環境問題への対策を遅らせてはならず、大臣にも先頭に立ってやっていただきました。洞爺湖のモメンタムを保っていくことについて、この状況の中ではかなりやることができたと思います。来年はいよいよCOP15があります。再来年はCBD/COP10が開催されますので、来年から十分準備をしないといけません。来年はしっかりとスタートダッシュしなければならない年だと思っております。
 ここまでCOP14の取材も含めて環境問題の理解を深めるという点、皆様に報道いただいたことにつきましては、大変ありがたいと思っております。来年も叱咤激励をいただくよう、よろしくお願いいたします。
 私からは以上です。

2.質疑応答

質問
来年ですが、COP15など様々な課題がありますが、次官としてここまでは成し遂げたいという目標について、もう少し詳しくお聞かせいただけますでしょうか。

→環境省としてやらなければならない事柄として、3つの柱をたてております。一つ目は地球温暖化対策で、COP15があります。COP14は、第1クオーターが始まって、フォーメーションを組み、これからどのようにして戦略を組み立てていくかという段階だったと思います。さらに、外側のウェイティングサークルでは、オバマという著名なクオーターバックが練習を始めたところで、世界もそこを見ております。こういう状況の中で、COP15に向けた来年の組み立ては非常に重要であります。また、我が国の国内対策もしっかりとやっていかなければなりません。グリーンニューディールということは言われていますが、環境と経済の好循環ということで、温暖化対策を行うときも、長期にわたって対策の効果を上げるためには、経済が回り、活性化するようないろいろなツールを出していく必要があると思います。二つ目の柱は生物多様性で、来年は、COP10に向けて十分な準備をしていかなければなりません。三つ目は、廃棄物対策で、レアメタルの政策や来年度の予算で補助率のアップが認められた浄化槽の推進など、だんだんと組み立てを進めておりますが、長期的に見れば、温暖化がエネルギーと人という点に対し、廃棄物は資源と人、資源と国際社会ということで裏表の非常に大きな問題となっていくわけですので、しっかりと礎を築くことが大事であると思っております。また、水、大気等の汚染の問題と水俣の救済の問題など被害救済の問題もあります。化学物質と健康という点では、今子どもの健康問題についてパブコメを行い、広く大きな視野で検討していくこととしております。2050年といった長期の議論をするのであれば、化学物質の問題は、次世代、さらに次の世代の人たちの健康もしっかりと考えておかなければいけない課題でありますから、いろいろな形で基礎を築きたいと考えております。以上のそれぞれのことについて、大臣を先頭に一丸となって努力をしてまいりたいと考えております。

(了)

▲Page Top