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大臣記者会見・談話等

事務次官会見要旨(平成20年11月20日(木))


1.次官会議案件等概略説明

 今日の事務次官等会議案件ですが、一般案件が5件、政令が2件、人事が2件です。環境省と直接関係のある案件はございません。
 私から一言申し上げますと、18日、19日にサンゴ礁保護区ネットワーク構築に関する地域戦略を決めるためのICRIの東アジア地域会合がありました。戦略の策定などいろいろな重要なことが盛り込まれております。中でも、2009年中にデータベースの整理をして、東アジアのサンゴ礁分布図を作成する作業を、2010年のCBDのCOP10に目掛けて行うこととなり、大変結構なことと思っております。日本、マレーシア、インドネシア、オーストラリア近辺の島嶼国で形成されるコーラルトライアングルという太平洋のサンゴの大トライアングルの分布をしっかり分析し、保護していくということになると注目しております。資料は昨日配付させていただきました。
 私からは以上です。

2.質疑応答

質問
今回の元厚生事務次官の事件に関して、詳しい詳細は分かっておりませんが、霞ヶ関にもいろいろと衝撃があるかと思いますが、次官としてどのように受け止めていらっしゃるかお聞かせいただけますでしょうか。

→今回の事件は大変ショッキングな事件ではありますが、ただ、背景等その他のことについて分かっておりませんので、直接コメントすることは控えさせていただきたいと思います。吉原次官は、環境庁に課長としていらっしゃったことがありまして、立派な方でございます。奥様が大変な災難に遭われたということで、本当に残念なことと思っております。

質問
環境省としては、職員の安全を確保する方策などは考えていますでしょうか。

→一般的な注意をすることや、それぞれ自分の立場として気になることがあれば、秘書課長のところに言っていただきたいと申し上げました。庁舎については、自前の庁舎ではないので、厚生労働省の方がご連絡なさって、警備をお願いされているということですので、その方面とよく連絡をとらせていただいて、必要な事があればいたしたいと思っております。

質問
亡くなられた山口元厚生事務次官と西尾次官は一緒に仕事をされたりなどつながりはありましたでしょうか。

→仕事は直接ございません。私が秘書課長をしていた時に、厚生省の次官をしておられましたから、その程度の面識はございますが、直接仕事で関わったことはございません。

質問
過去に環境省で、仕事を巡って、政策立案に対する誹謗中傷や身の危険を感じるといったことはこれまでにありましたでしょうか。

→仕事を巡ってということですが、昔は、公害反対や被害者による要求行動や交渉の際に、厳しく責められたことは何度もございますが、それは仕事をしている上で生じる一般的な範囲にとどまっております。ご質問のような特異な形で誹謗中傷を受けたり、脅威になるようなことは、記憶にございません。

質問
個人が狙われるようなことはなかったのでしょうか。

→記憶にございません。

質問
国際サンゴ礁保護区ネットワーク会議についてですが、戦略の内容をもう少しご説明いただけますでしょうか。

→戦略をICRIの2009年・2010年の作業計画の中で、東アジア地域の地域戦略を作ろうということになっており、2012年までに、代表的な海洋保護区のネットワークを構築する国際的な目標(2012年目標)の実現に向けた取組を支援するための行動計画を作るということです。更に、ギャップ分析ということで、実態とやれていることにどのようなギャップがあるかをきちんと分析すること、それから、データベースの作成、海洋保護区を管理するための人的ネットワークの構築といったことが行動計画にまとめられるということです。その作業の中で2010年のCBDのCOP10が入ってくるわけですから、出来るだけのことをやって、COP10にも話をあげようということだと思います。
 また、サンゴの大三角形のネットワークということで、全体を眺めて、それぞれのサンゴ礁の関連性について、研究が進めば大変面白いと思います。まずは、分布図を作り、データベースを作ることからスタートとのことですが、環境省としても、しっかりやっていく必要があると思います。

質問
COP14について、大臣の出席等を含めてどのような方針かお聞かせいただけますでしょうか。

→COP14は、バリロードマップに従って、COP15のコペンハーゲンに向けて次期枠組みの交渉をしていく会議になります。COP15がゴールポストだとすると、COP14というのはゴールポストを目がけて走り出す一つの大きな節目だと思っております。個々の論点についてはサブミッションを提出しており、これはお知らせしているところでありますが、今後COP14に臨み、どこまで、どうやってゲインするか、これから各方面の状況を見ながら詰めて行かなければならないと思います。国会日程等が分かりませんので、確定的なことを言うのは留保させていただきますが、私どもとしては、是非大臣に出席いただいて、今年最後に一番力を入れなければならない仕事というつもりで、取り組まなければならないと思っております。

質問
排出量取引の試行について、ちょうど、今日で募集開始から約1ヶ月が経過しておりますが、今の応募状況を教えていただけますでしょうか。

→12月12日が締め切りだと思っておりましたので、この時点では地球局にフォローアップしておりませんので、直接聞いていただくか、次の機会に何か分かることがあるか聞いてお話します。

質問
日中韓環境大臣会合について、現時点での見通しがあれば教えていただけないでしょうか。

→日中韓環境大臣会合についても、大臣は是非行きたいという構えだと思っております。力説すべき点については、事務方でも議論を進めていると思いますので、よく聞いておきます。

(了)

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