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環境省大臣記者会見・談話等>事務次官会見要旨

大臣記者会見・談話等

事務次官会見要旨(平成20年10月30日(木))


1.次官会議案件等概略説明

 今日の次官会議等案件は、一般案件が2件ありまして、1つは環境省関係の自然再生基本方針の一部変更です。本件は、自然再生推進法に基づく自然再生基本方針の変更であり、今日次官会議にかかり、明日の閣議で決定されます。この基本方針は、多様な主体が連携して自然再生を進めるための方向性などを示しているものであり、今般、策定から5年が経過をしたことを受けて、1つには、地域の産業との連携、民間団体等の活動支援などにより地域特性を活かした取組を推進するということ、2つ目は、地球温暖化の影響や生態系ネットワークを踏まえた全国的、広域的な視点に立った取組を強化するということ、そうした観点からの変更を行うものでございます。変更後の方針に沿った施策推進につきまして、関係府省にもご協力をお願いしました。
 それから、政令が5件ありましたが、環境省関係の案件はございません。以上が事務次官等会議の案件でございます。
 いずれ午後に資料をお出しすると聞いておりますが、只今ラムサール条約第10回締約国会議の会期中であり、日本から新たに4カ所湿地の登録をお願いするということでしたが、本日登録をされました。もう一点に、これについても資料をお渡しすることになっておりますが、環境保全経費ということで各省の環境関係予算を取りまとめるという作業を行っておりますが、今般、環境保全経費に係る各省の要求を取りまとめました。平成21年度の各省の環境関係の予算概算要求総額は、2兆5664億円で、平成20年度当初予算対比15.9%増の要求となっています。こういう作業をしているポイントの一つは、全体像を明らかにするということであり、もう一つは、新規予算などを中心にしまして、こういう各省の環境保全予算があるので是非財政当局においてもよろしくということを環境省からも言っていくということであります。ソーラーですとか、し尿処理システムの国際普及ですとか、私も兼ねて熱意を持っています環境と経済の大分析というような重要な予算について是非よろしくということを財務省にもお願いをしていくという手順を踏みたいと思っております。 
 私からは以上です。

2.質疑応答

質問
排出量取引の試行の募集が開始いたしまして、約10日間経過いたしました。次官の下にも様々な反応が集まってきたかと思いますが、まず滑り出しての感触をお聞かせ下さい。

→地球環境局にも聞いておりますが、簡単に言えば順調ということかと思います。当然のことながら、色々問い合わせ、相談が大分来ていて、順調に滑り出したと思っております。ただ、各省のどこへ持っていくか、相談に来たが直ぐに参加申請を出すという人はいないので、当然持ち帰って社内で議論をするということでありますから、何件来ていて、何件になりそうという数量的なことは上手く言えません。ですから、定性的な感度ですが、各方面から問い合わせがあったり、相談があったりで、それなりに順調な滑り出しと認識しております。

(了)

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