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大臣記者会見・談話等

事務次官会見要旨(平成20年9月4日(木))


1.次官会議案件等概略説明

 本日の事務次官等会議案件は、政令が1件です。環境省関係はございません。
 既に御案内しておりますが、明日の午後、斉藤大臣に、奈良県葛城市のシャープ葛城工場を訪問していただきます。私自身も、ソーラー世界一の奪還ということをずっと言っていまして、総政局長時代も、シャープには機会があったら行きますと言っていて日延べになっていたのですが、大臣に行っていただくのが一番ということで、太陽光設備等を見ていただきまして、世界一めがけて頑張っていくということでございます。
 それから、ニュースということではありませんが、環境省の仕事を御紹介させていただいて、関心を持っていただければと思います。先日の豪雨は8月29日の2時頃ピークになりました。豪雨の後は廃棄物対策が心配なので、全国の地方環境事務所にすぐに点検するよう指示しましたが、一番被害の激しかったのは岡崎で、中部地方環境事務所の管轄であります。中部地方環境事務所は、県を通じて被害状況を把握するとともに、災害廃棄物として補助制度もありますので、それを活用して対応していきますということを申し上げて、現地調査を行いました。対応は岡崎市だけで、周りに応援を求めなくても大丈夫そうだということでしたが、運搬能力などが足りない場合は、周辺の市町村も手伝ってくださいということを申し上げました。
 その後の経過でありますが、9月3日現在では、岡崎市の廃棄物処理として、838トンの災害廃棄物を受け入れて処理するということになりました。こういう臨時収集は9月7日までに終了するだろうということです。それなりに対応できたと存じますが、今後ともこういう災害があったときには、私どもの地方環境事務所が先頭に立って、迅速にできる対応をしていきたいと考えておりますので、御紹介させていただきました。
 私からは以上です。

2.質疑応答

質問
福田総理が突然の退陣表明ということになりましたが、今後の環境政策への影響をどのように考えていらっしゃいますか。

→事務方としては、当然、行政に遅滞を生ずることなく、やるべきことはきちんとやっていく必要があると思っております。今はちょうどCOP14に向けた道程の上にあり、低炭素社会づくりにとても大事なときでありますので、斉藤大臣の下でしっかりと取り組んでいきたいということに尽きます。

質問
京都市でコンビニの24時間営業を制限することによって、地球温暖化防止に繋げようという趣旨の会議が始まりました。その問題について、次官はどのようにお考えでしょうか。

→ライフスタイルをどうするかということで、コンビニの24時間営業の問題などは非常にシンボリックに議論がされているわけでありますし、これから低炭素社会を創っていく、その中のライフスタイルや経済社会の姿について、大いに議論していただければいいですし、地域でそれぞれの取組をしていただいたらいいと思っております。

質問
来週末に名古屋でエコアジアがありますが、エコアジアに向けての次官のお考えをお願いします。

→今回のエコアジアは、生物多様性などを中心として、新しいアジアでの取組を進めていく大事な会合でございますので、大臣を先頭にしてしっかり取り組んでいくということであります。また近づいてきたらいろいろと御説明させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

質問
昨日からグリーン税制の専門委員会が始まりましたが、その中でも、現下の政治状況では厳しいのではという意見もあったと思いますが、次官の見通しはいかがでしょうか。

→低炭素社会に向けてということも一つですし、京都議定書の目標を達成するということでもそうですが、どうしてもやらなければいけない、地球温暖化対策の中での有力な手段ですから、すぐ目の前の状況だけでなく、しっかり取り組んでいく事柄だと思っています。
 大きな流れとしては、福田ビジョンに書かれているだけではなく、骨太の方針や、政府としてアグリーした行動計画にも掲げられているように、税制全体の見直しの中で、環境税という名の税の扱いも含め、税制全体のグリーン化ということで見直していくということですから、こういうこと自体は変わらないと思います。ですから、そこにめがけてどういうふうにアピールしていくことができるかということになるのだと思います。そのためには諸般の情勢について論点を整理し、専門家でもきちんと議論をしていただいて、提示していかなければいけない。そういう意味で専門委員会がスタートしましたが、委員長も「機はだんだん熟してきた」ということでした。委員の皆さまも、非常に前向きな意欲をお持ちですので、私どももそういう面では非常に強い気持ちで取り組んでいけると思います。

(了)

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