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環境省大臣記者会見・談話等>事務次官会見要旨

大臣記者会見・談話等

事務次官会見要旨(平成20年6月30日(月))


1.次官会議案件等概略説明

 本日の事務次官等会議ですが、一般案件5件、政令3件、報告1件、配布3件です。特に環境省関係のものはございません。
 私からは以上です。

2.質疑応答

質問
 いよいよサミットが近づいてまいりましたが、7月7日のクールアース・デーのライトダウンに参加する施設が全国で7万2千箇所あるということですが、次官はこれをどのように考えていらっしゃいますか。

→ 7月7日のクールアース・デーは、先般の地球温暖化対策推進本部において決まり、環境省が事務局となって各省庁に呼びかけました。ライトダウンを中心として、地球環境を考え、みんなで行動する日として7月7日をクールアース・デーとし、今年だけではなくこれからも毎年進めていこうということです。今年が第1回となります。
 サミットが七夕の日に開催されることを契機に、地球環境を考え行動する日と位置付け、ライトダウンに限らず、そうした趣旨を全国の小中学校に周知するといったことを始めとして、これからも様々なイベントを盛り込んでいきたいと考えております。この中心となるライトダウンについては、これまでも夏至の日に行ってきましたが、それを上回る数の施設でライトダウンの協力が得られる見込みです。暗い闇の中で地球環境を考え、みんなで行動する良い一つの契機だと思いますので、しっかりと進めてまいりたいと思っております。

質問
 7万2千箇所は十分な数だと思われますか。

→ 昨年までも6万数千箇所という数字までは出ておりました。飛躍的に協力実施施設が増えてきております。今年だけではなく、これからずっと続けていきますので、今後も協力施設を増やしてまいりたいと考えます。

質問
 7万2千箇所の施設がライトダウンに参加することによって、CO2排出量の削減はどのくらいになると試算されているのでしょうか。

→ 消灯時間にもよりますので、今回の分はまだ出しておりません。試算値は出そうと思ってはおりますが、まだ協力施設数も最終的には固まっておりませんし、手元にはございません。これから試算いたします。

質問
 直前になるということでしょうか。

→ 直前かあるいは直後ということになるかと思いますが、必ず皆さん方にお示ししたいと思います。
 夏至のときなど、これまでで試算したものはございますので、以前にもお出ししているかとは思いますが、必要であれば一応の目安をつけて、今回もできるだけ早く皆さんに提示いたします。

質問
 文部科学省が学校を通じて家庭でのライトダウンを呼びかけるということですが、例えば家庭で20時から22時の2時間、電気を消した場合はどのくらいになるかということは、環境省の方から文部科学省を通じてPRしたりするのでしょうか。

→ 家庭や学校、職場等を通じて皆でという趣旨ですので、文科省にもPRをお願いしておりますし、また、各家庭の協力もお願いしたいと考えています。

質問
 サミットもありますので、大ざっぱなものかもしれませんが、できれば事前にこのぐらい見込まれるというものがあった方がよりいいのではないかと思うのですが。

→ わかりました。試算してみます。

質問
 日本の全世帯がもし取り組めばということで結構ですが、家庭で2時間消した場合、どれぐらいの削減効果があるかの試算も是非お願いいたします。

→ 一応の前提を置いた試算はできますので、それも入れておきましょう。少し工夫いたします。

質問
 コンビニの深夜営業に対する自治体の規制が広がってきておりますが、これに対する環境省としての見解があればお聞かせください。

→ コンビニに限りませんが、24時間、深夜にわたってのライフ・ワークスタイルを見直すべきではないかということは、3月末にまとめた京都議定書目標達成計画の見直しにおいても、4つの検討課題の一つとして、排出量取引や環境税などと並んで挙げられておりました。そのときも賛否両論があったことは御承知のとおりです。
 私どもとしては是非進めたいと思っておりますが、コンビニ業界から反対意見等が出ていることは承知しております。今、いくつかの地方自治体から規制の検討を進めていこうという動きが出ておりますので、私どもとしては、これがもっと全国に広がっていくことを望んでおりますし、期待をしております。
 先般JCAPについて大臣が発表されました。日本版のカーボンアクション・プラットフォームということで、環境省と各地方自治体、特に様々な環境に配慮する行動を行っていく地方自治体との間で、排出量取引が中心ではありますが、それに限らず環境問題に配慮するプラットフォームとして、お互いに情報共有して更に進めていくというものです。こうしたこともこれから活用していきながら、地方公共団体と様々な環境施策について連携してまいりたいと思っております。

質問
 何時から何時ぐらいまでは閉めるべきだというようなお考えはございますか。

→ これはいろいろな考え方があるのではないでしょうか。確か審議会における審議のときも、地域の輪番制といったことが提案されました。一つの地域でコンビニ全部が24時間営業している必要はなく、かと言って今のライフスタイルを急には直せない以上は全部閉めるというわけにもすぐにはいきません。そうすると、例えば輪番制にして地域の3つに1つのコンビニは終夜営業しているといったことでまず入っていくというようなやり方もあるでしょうし、御質問の時間帯で調整する仕組みも含めていろいろと考えられると思います。

(了)

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