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環境省大臣記者会見・談話等>事務次官会見要旨

大臣記者会見・談話等

事務次官会見要旨(平成20年6月19日(木))


1.次官会議案件等概略説明

 本日の事務次官等会議ですが、一般案件が1件、配布が1件、これは月例経済報告です。環境省関係のものは特にありません。
 私からは以上です。

2.質疑応答

質問
 クールアースデーではどういうことをされるのか、わかっている範囲で教えていただけますか。

→ 7月7日、サミットの開催初日で、七夕でもあるわけですが、これを契機として、これから地球環境問題を皆で考え行動しようという日として、クールアースデーを設けることが決まりました。温暖化対策推進本部で決定され、また閣議でも大臣から発言がありました。
 中心はやはりライトダウンで、できるだけ幅広く各地で参加していただくということであります。それ以外にも、現在、環境省が事務局となって各省にも呼びかけておりまして、例えば文科省からは、環境教育を7日に各小学校・中学校において工夫して行ってもらえないかとか、いろいろ各省としてできることも大いに出しあっていただき、皆で地球環境を考え行動する日として世界に発信するため、今募っているところでございます。
 その他にも、北海道を中心として環境関係のイベント等を行いますが、少しまとまったところで発表いたしたいと思っております。

質問
 いつ頃の発表になりそうでしょうか。

→ できるだけ早くと思っておりますが、各省庁からの企画を取り入れて出したいものですから、もう少しと思っております。

質問
 出すときはまとめて、環境省から発表されるのでしょうか。

→ そういった形になると考えております。

質問
 3日に環境省が発表した、一般廃棄物の排出状況の関係で、もう一部報道で出ているのですが、多々誤りがあったということがありまして、環境省側なのか、自治体側のミスが原因だというのはあるのでしょうが、発表するに当たっての確認体制が不十分ではなかったかとか、様式がころころ変わって自治体が報告するのが分かりづらいのではないかという声も上がっているのですが、その点についてはどのように思われますか。

→ 申し訳ないと思います。一般廃棄物に限らず、環境関係のデータは地方公共団体からの数字を取りまとめて環境省から発表するケースも多いわけです。今回、どこの段階でどういうミスがあったのか、私自身は必ずしもよく承知しておりませんが、環境省として責任をもって出しているわけですから、そういうことが無いように十分チェックの上で出していきたいと思います。

質問
 再発防止策としてはチェックをしっかりするということでしょうか。

→ そうです。ダブルチェックをきちっとする、そういうことは当然のことですが、再発することのないようにしたいと思います。

質問
 今回についてはそのチェックが甘かったという御認識だということでしょうか。

→ どこの段階で、どういうところでミスが生じたかということを私は詳細に知りませんので、私自身ももう少し中味を見極めてみますけれども、やはりダブルチェックをした上で、今後とも環境関係の数値は市町村や県等の様々な段階の情報を集約するようなケースが多いですから、よく再発防止に努めたいと思います。

質問
 土曜日・日曜日にMEMが開かれますけれども、それに対してどういうことを話されて、どういう見通しなのか、現段階で環境省としてどのように考えているのかを教えていただけますか。

→ MEMについては、私どもの担当官も派遣いたしますが、基本的には、サミットに合わせて主要経済国会議が開かれる予定なので、その主要経済国会議でどのようなとりまとめが行われるか、首脳宣言、リーダーズ・デクラレイションと言っておりますが、それについての準備、議論をさらに詰めると承知しております。
 ただ詳細については、現地で各国からいろいろな意見も出されていくと思いますので、それを踏まえてどこまで取りまとめられるのか、よく見守ってまいりたいと思っております。今の時点で、何が中心テーマでこういうふうに出すというところまでは固まっていないと承知しております。

質問
 特に長期目標などについては、中印含めて、なかなか合意するのが難しいことも予想されていますが。

→ 主要経済国会議の作業部会等も含めて、長期目標をはじめこれまでもずっと議論をしてきておりますから、参加国も問題意識として当然そういうことはあると思って参加していると思いますので、よく見守ってまいりたいと思います。

質問
 今朝の懇談会について、具体的にはどういうお話があったのでしょうか。

→ 日本商工会議所と、今朝、意見の交換をいたしました。日本商工会議所からは、本日発表すると言っておられた「商工会議所環境行動計画」についての御説明がありました。それを受け、大臣をはじめ私どもから話したのは、商工会議所はこれまでも地域の先頭に立ちつつ環境関係の様々な取組をなさってこられ、また、例えばチーム・マイナス6%や「1人1日1kgのCO2削減」に御協力いただいたり、エコ検定といったことも進んでやっておられること等に対して、敬意を表したいということを申し上げました。
 議論の中心は、行動計画に書かれていることや、まちづくりの議論、低炭素経営によって新たなビジネスチャンスが生まれることは、環境から拓いていく経済という意味でもこれからも是非進めて欲しいという議論とか、あるいは国内CDM等でした。
 国内CDMというのも確かに大事なことだと思いますが、我々としてはやはり排出量取引という大きな仕組みに対する理解と協力をお願いしつつ、そういう中で位置づけていくことが大事です。中小企業が通常の削減以上の努力をした部分を大企業が買い取ってCDM化するというのも発想としてはよくわかりますから、それはそれで進めてもらいたいけれども、全体としての排出量取引というものの一環として位置付け、やはりそこはしっかり排出量取引自体について、環境税についても申し上げましたけれども、理解・協力をお願いしますということです。
 あるいは「見える化」といった議論もありました。今日は全国の商工会議所の方々が来られたので、「見える化」を製品などについて進められるのは大変ありがたいし、私どもも温暖化対策推進法を改正して、そのようなことも含めて進めてきておりますと話しました。
 ちょうど今日、商工会議所が環境行動計画を発表されるという日でしたから、ある意味で非常にタイミングが良かったし、お互い率直な意見交換ができて有意義な会合だったと思います。

質問
 排出量取引についてはどういう声があったのでしょうか。

→ 大体、今申し上げたことにつきます。向こうとしては、やはり国内CDM、商工会議所というのは中心が中小企業ですから、国内CDMを進めたいと説明があって、それに対して私どもからは、全体の排出量取引についてもしっかり理解・協力をお願いします、そのうちの一環としてこれはこれで必要だと思いますと、そんなやりとりだけだったと思います。

(了)

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