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大臣記者会見・談話等

事務次官会見要旨(平成20年5月22日(木))


1.次官会議案件等概略説明

 本日の事務次官等会議ですが、法律案が1件、政令が3件、配布が1件ででした。環境省の主請議はありません。
 私から二つほどお話ししたいと思います。
 一つは、本日5月22日は、1992年に生物多様性条約が採択された日を記念して、国連により「国際生物多様性の日」とされています。毎年、テーマが設けられ、それに沿って各国でいろいろな行事が行われています。ちなみに昨年は「生物多様性と気候変動」というテーマでした。
 今年のテーマは「生物多様性と農業」です。農業や食べ物は、私たちの暮らしが生物多様性から受ける恵みの中でも最も身近でわかりやすいものではないかと思います。
 本日午後2時から、環境省では、東京・青山の国連大学で、国連大学、農水省などとの共催により「国際生物多様性の日シンポジウム2008−農業・里山・食を通じて考える生物多様性−」と題したシンポジウムを開催いたします。また、兵庫県豊岡市と愛知県名古屋市でも記念シンポジウムが開催されると聞いています。
 折しも、まさに今ですが、本日の衆議院本会議では、議員立法による生物多様性基本法を、おそらく可決しているところだと思います。また、現在ドイツで開催されている生物多様性条約第9回締約国会議(COP9)の最終日には、2010年のCOP10が、名古屋市開催ということで決まる見込みです。こうした動きや、本日のシンポジウム等を通じて、少しでも生物多様性に対する関心が高まることを期待しています。
 もう一つは、今週末に神戸で開催されるG8環境大臣会合について、会合そのものを可能な限り環境に配慮したものとするための様々な取組を進めることとしています。
 具体的には、燃料電池自動車等の低公害車の利用と、E3等のバイオ燃料の利用、自然エネルギーの活用及び省エネルギー対策、廃棄物の削減や環境配慮型製品の利用、といった取組により、会議開催に伴う環境への不可をできる限り低減します。さらに、それでもなお排出される温室効果ガスについて、グリーン電力証書の購入など、他の場所での削減対策で埋め合わせるカーボン・オフセットを実施します。
 今申し上げたことの詳細については追って資料を配付させていただきます。
 私からは以上です。

2.質疑応答

質問
 2010年のCOP10が決まることになって、国際的に生物多様性に関する関心が高まる中で、一部、日本の取組といいますか、国内にも、あと国際的なアジア地域等の多様性の取組にも、あまりリーダーシップを発揮できていないのではないかという批判も研究者等から聞いたりするのですが、環境省としては、実際に多様性について国内で大きな会議が開かれますが、今後どういう形で機運を盛り上げていくのでしょうか。

→ 生物多様性につきましては、昨年11月、第3次生物多様性戦略を策定したところでございますし、環境立国戦略においても、低炭素社会と循環型社会と並んで自然共生社会を3本柱の一つとして各種施策をこの20年度、そして21年度もにらみつつ総合的に推進しています。
 今度のG8環境大臣会合におきましても、気候変動が主ではございますが、生物多様性についてもセッションを一つ設けて進めてまいります。またその中で、例えば里山プロジェクトのように自然と人間が共生するような社会を日本発でもっと進めていこうというプロジェクトも発信していきたいと考えておりますし、環境大臣会合の後でドイツのボンで開かれるCOP9においても発信していきたいと思っております。
 このように日本の国内のみならず、アジア地域そして世界に向けての発信もしていきたいと考えております。どういうことからそういう批判をされているのか私はよくわかりませんが、今後とも、環境政策の一つの大きな柱として、生物多様性を取り上げてまいりたいし、発信を進めてまいりたいと思っております。

質問
 改めて、G8環境大臣会合の省としての意気込みをお願いできますか。

→ 大きく言えば二つあります。一つは、やはり7月に行われるG8洞爺湖サミットにインプットしていくということが大きな目的でございます。もう一つは、昨年末のバリ・ロードマップをさらに加速していこうと、そして2013年以降の新しい枠組みを2009年末に決めようということになっているわけですから、その合意に向けて貢献するため、環境大臣会合の成果を上げていこうということです。
 もちろん生物多様性や3Rにおいても成果を上げていきたいと考えております。参加国も、G8と欧州委員会と、その他の国ということで10カ国、合計18カ国の環境政策の責任者が来るわけです。このうち13カ国から大臣御自身がいらっしゃいます。国際機関も、UNEP、世銀、地球環境ファシリティ、OECD、UNFCCC等、様々な機関から、それぞれ事務局長クラスが来るわけです。そういう方々を中心に活発な意見交換が行われると思いますので、私どもも、例えばアメリカや中国やインドの代表がそれぞれどういう発信をするのか注意深く見守っておりますし、またバイ会談等も含めて、しっかりした成果を上げていきたいと考えております。
 気候変動については、長期目標の問題、あるいは低炭素社会づくりに向けてどういうことができるかというような議論を、G8、そしてアウトリーチの国も含めて議論するほか、次期枠組みの問題、セクター別アプローチ等についても、5月8日にパリで行ったワークショップなども、環境大臣会合に向けて報告するということを大きなねらいとしておりましたから、なされると思っております。このほか途上国協力など、全般にわたって率直な議論が交わされることとなると思います。
 生物多様性は今申し上げたようなことで力を入れていきたいし、2010年目標というものがございますので、そのフォローアップを含めて、議論をしていかなければならないと思います。
 また、3Rの問題も、資源生産性というようなことがOECD等でも盛んに議論されておりますから、こういうところにも十分焦点を当てて、議論が展開されることとなろうと考えております。

質問
 バイ会談について、以前の事務方の話では明日の午前くらいが時間が取れると聞いておりましたが、具体的にどこの大臣といつやるのかということを、わかっている範囲で構わないので教えていただけますか。

→ 中国等といったところとは時間等を含めて調整中なのでわかりませんが、アメリカとイギリスは既に決まっております。バイの日時については直ちに何らかの形で、最新時点のものが皆さまに伝えられるようにいたします。

質問
 生物多様性については、与野党で基本法案が提出されて、委員会は通っていますよね。あれについてはどんなふうに見ていますか。

→ 衆議院の環境委員会を通り、今、本会議が、おそらく可決されるものと見込んでおりますが、開催されているところです。次に参議院に移っていくということでございますが、委員長提案ということにもなりましたし、その中で、例えば法的根拠を持っていなかった生物多様性戦略についてきちっと法的根拠を持たせ、国の義務として規定されましたし、地方においてもそういうものを作っていくという努力義務も入っておりますし、あるいは環境影響評価のような話とか、生物多様性というものの前文、趣旨規定から始まって、様々な施策等が盛り込まれている法案が審議されていることは大変望ましいことだと思っておりますし、早期に成立することを期待するとともに私どもとしてもできる限りのことを進めていきたいと思っております。

(了)

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