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環境省大臣記者会見・談話等>大臣記者会見要旨

大臣記者会見・談話等

斉藤大臣記者会見録(平成20年12月18日(木)折衝後)


1.発言要旨

 中川財務大臣と来年度予算案の大臣折衝をしてまいりました。お手元に資料が配られているかと思いますが、この資料に添いまして、まず1頁目の5つの主要項目について予算措置を願いたい、その後、この5つの項目について一つ一つ色刷りの1頁から3頁となっておりますが、具体的に説明をいたしました。そして、最後に環境省は、環境行政の所掌とともに調整官庁でもございますので、環境に関わる他省庁の予算についても配慮願いたいとお願いしたところでございます。それに対して財務大臣から色々な質問もございましたが、大きくまとめますと、一つは総理も環境を重要課題として位置づけているというお話しがございました。二点目にシーリングの特別枠として低炭素社会づくりが設定されておりますが、検討のうえ総理の判断で配分されると思うという発言もございました。
 COP14について「COP14はご苦労様でした。いかがでしたか。」というお話がありましたので、ケリー上院議員との話し、今後のアメリカとの動向、中国の反応等を報告し、意見交換を行ったところでございます。それから、アジア地域の水環境問題も一つの大きな重要テーマであるとこの説明の中でしたわけですが、この水環境問題は、今後の非常に重要なテーマであり、環境省としてしっかり取り組んで欲しい旨のお話がありました。大体7分間ということでございましたので、大臣折衝はこのような状況でした。
 私の方からは以上です。

2.質疑応答

(問)低炭素社会の基礎づくりに関して、大臣から特別にご説明された部分はありますでしょうか。

(答)低炭素社会づくりにおきましては、総理からも指示があり重要な点であるということ、環境と経済が共に発展する仕組み、それから、環境配慮製品の信頼性の確保については、古紙の問題という例もひきながら説明をさせていただきました。また、この中でCOP14の感想を改めて申し上げたところでございまして、ケリーさんとの話しの中で、今後、日本とアメリカが協力して低炭素社会づくりをしていくことが非常に重要で、EUだけが先行するのではなく、日本とアメリカがしっかり手を結んで協力をしながら、また野心的な目標を掲げてやっていくことが大事であるという話し合いもこの中で行われたものでございます。 

(問)生物多様性のCOP10について特に何かお話はされましたでしょうか。

(答)私の方からCOP10は、1万人規模の大変重要な会合であること、生物多様性というのは、今後の日本の環境行政の大きな柱であることを強調してお話をしましたが、財務大臣からは質問はありませんでした。
 先ほどの最初の質問ですが、低炭素社会づくりの次の科学技術の話しですが、地球温暖化対策技術開発の中でCCSのことが話題になりました。積極的に取り組むべきという趣旨の発言がございました。

(問)中川大臣の方からお話があったのでしょうか。

(答)中川大臣の方からです。

(問)言い方としては、しっかりCCSの研究もやっていくような言い方をされたのでしょうか。

(答)世界の状況がどうなっているのかという質問がありまして、日本も積極的に取り組まなければいけないというような趣旨でした。日本もなかなか順調に行っていない状況であることについても話しをしました。

(問)原案の内示まで明後日ということですが、今回の申し入れた案件についての手応え、感触は如何でしたでしょうか。

(答)初めての体験ですから、これまでと比べてどうかは言えませんが、総理もこの低炭素社会づくりという特別枠を設けて、経済と環境の両立と好循環という形で発言をされておりますので、財務大臣もそこのところはよく認識をされておりました。そういう意味では、手応えを感じたというところです。

(以上)

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