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大臣記者会見・談話等

斉藤大臣記者会見録(平成20年11月25日(火))


1.発言要旨

 今日の閣議では、環境省関連はございませんでした。
 私の方から最初に1つご報告いたします。12月は、大気汚染防止推進月間及び地球温暖化防止月間でございます。大気汚染防止推進月間につきましては、暖房で大気環境が悪くなるこの冬、そのスタートの12月に国民の皆さんの大気環境に対する意識の向上を図るということで、今年で21回目を迎えます。12月1日に月間のポスター図案やエコドライブコンテストの環境大臣賞の表彰式を行うことになっております。
 それから、地球温暖化防止月間でございますが、1997年のCOP3京都会合を契機にスタートしております。国民、事業者、行政が一体となって国民運動の展開を図るものでございます。環境省では、地球温暖化防止活動環境大臣賞の授賞式などを行います。また、地方公共団体や地球温暖化防止活動推進センターが各地でキャンペーン活動を展開いたします。大気汚染、地球温暖化防止に向けて、環境省が先頭に立って、積極的に国民の皆さんと一緒に頑張っていくイベントにしたいと思っております。
 私の方からは以上です。

2.質疑応答

(問) 今日、中期目標検討委員会が内閣府で開かれておりますが、来年のしかるべき時期への公表に向けてどういう議論を期待されるか大臣のお考えをお聞かせいただけますか。

(答) 最終的には政治が決断いたしますが、検討委員会の目的は、その決断の材料を提供していただくことだと思っております。今後の排出量によって、地球がどうなるのか、そのことを克服するためにはどれだけコストがかかるのか、そのコストを地球温暖化防止に今から使ったとしたらどのような地球になるのか、国民に解りやすい議論、そして結論を提示していただいて、日本が取るべき道の選択肢を提供していただきたいと期待しています。 

(問)週末にAPECが開かれまして、その中に地球温暖化について入っておりましたが、COP14あるいは来年に向けてどのような意味を持つかについて教えていただけますか。

(答)今回のAPECは着実な一歩を進めたと理解しております。首脳宣言に「2009年12月にコペンハーゲンで開催される国連気候変動枠組み条約締約国会議において、2013年以降の平等かつ効果的な国際気候変動取り決めに合意するために、国連の下の協調行動及び補完的プロセスにコミットする」というような表現がございます。APEC地域は、大体世界の中の6割の二酸化炭素排出量をカバーいたします。首脳宣言には、洞爺湖サミットの2050年世界半減、このG8の合意に留意するとありまして、その後に2013年以降の国際的枠組み構築に向けて国連の下の協調行動及び補完的プロセスにコミットするということを合意したのは、もちろん最終的な合意そのものではありませんが、来年に向けて大きな一歩であったと評価しております。これを受けて、この12月のポーランドでのCOP14の会合は、ここからまた一歩進めなければならないので、重要な意味を持っていると認識しており、覚悟はしております。

(問)この週末に元厚生次官を襲撃した男が警視庁に逮捕されましたが、これについてお願いします。

(答)いかなる理由があれ、暴力は絶対にいけないと思います。我々政治家は、暴力だけは絶対に許さないという決意を表明しなければならないと思っております。今、捜査が進んでいる段階で私がそれ以上申し上げることはできませんが、動物愛護法との関連についても取りざたされました。念のため、環境省の関連する部署に安全に対する注意喚起を促したところです。私たち環境省としては、動物愛護法の精神に則って引き続き頑張って行きたいと思っております。今回の事件で何らかの躊躇なり変更はありません。
 少し調べてみましたが、殺処分の数はここ20年減っておりまして、野良犬が狂犬病予防法の対象で、その他は野良猫を含めまして動物愛護法の対象になっており、環境省の仕事です。できるだけペットは飼い主が愛情を持って飼育されるようにと努力をしてきております。調べてもらいました犬猫の殺処分の推移については、昭和49年から平成18年まで現在は犬・猫合わせまして年間34万匹の殺処分ということで、非常に減ってきております。昔は犬が中心でしたが、今は猫が中心になってきております。この努力は引き続き行っていきたいと思っております。

(以上)

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