本文へジャンプ
ここから本文
環境省大臣記者会見・談話等>大臣記者会見要旨

大臣記者会見・談話等

斉藤大臣記者会見録(平成20年11月21日(金))


1.発言要旨

 今日、私の方から1点。生物多様性を表す分かりやい言葉についてお話しさせていただきます。2010年に生物多様性条約締約国会議、いわゆるCOP10が名古屋で開催されます。生物多様性というのは本当に重要なことでございますが、なかなか言葉が難しくて、国民の皆様に浸透しないということも指摘されておりました。そこで分かりやすい言葉として「地球のいのち、つないでいこう」という言葉を使っていくことといたしました。これまでに生物多様性がかつてないスピードで失われ、地球上で5回そういう危機がこれまでにあって今回が6度目だそうですけれど、今回の6度目は今までの危機よりもはるかに速いスピードで絶滅が進んでいるということで、これを何とかしなくてはいけないと、こういう事を国民の皆さん全体で考えていき国民運動として捉えていくということで環境省として頑張っていきたいと思っております。 
 私の方からは以上です。

2.質疑応答

(問) 環境省と直接は関係ありませんけれども、今週、元厚生次官の方が相次いで襲われるという事件がありましたが、これをどう受け止めていらっしゃるか。今、建物が厳戒態勢と言うことになっておりますが、大臣のほうで今後対策等職員の事も含めて考えていることがあれば教えてください。

(答) あの事件につきましては、決してあってはならない事で、強い怒りを持っております。また環境省は厚生労働省と同じ合同庁舎の中にございます。職員に対しては身辺をより注意するように、また、家族の方も含めて安全についてより注意するようにということを指示しましたし、個人情報の保護についても管理の徹底について指示したところでございます。我々自身でできることをしっかりやって安全に努めていきたいと思っております。

(問) 国会の会期が延長される動きがありますが、そうなった場合のCOPへの参加について改めてお聞きかせ願います。

(答) COP14には国益がかかっておりますし、また地球の未来がかかっておりますので是非出席をしたいと思っております。国会のお許しを得なければなりませんので、国会のお許しを得るよう全力をあげる決意です。

(問) 麻生総理が昨日来、医師の関係であったり、道路特定財源の使い道等について発言を撤回したり、あるいは修正したりと言うことを繰り返しておりますが、総理の発言が少し軽すぎるのではないかという批判もありますがそのあたりいかがでしょうか。

(答) 医師の発言につきましては、私も地方出身であり必死で地域医療を支えてくださっている方のご努力を知っておりますので、あの発言は不適切だったのではないかと思うところでございますし、総理も撤回をされたと承知しております。我々国政の責任ある者にとって言葉は非常に大事ですので、しっかりと我々の本意が伝わるような表現をして行かなくてはいけないと自ら律しているところでございます。

(問) COPに関してですが、適応という部分でポスト京都の大きな柱だと思いますが、あまり日本のスタンスが今まで見えなかった気がするのですが大臣はどう捉えていらっしゃいますか。

(答) 2つの大きな柱、緩和と適応ということでございますが、適応も非常に重要な問題だと思っております。国内的にも湾岸、海岸整備の問題、また洪水の問題、どう適応していくか。またそれよりもっと深刻なのは発展途上国における洪水、氷河の融解による洪水、海面の上昇による国土の消失等非常に深刻な課題がございますので、地球温暖化を防ぐという事と同時に、それにどう対処していくかという適応の問題ももう一つの大きな柱としてCOP14でも議論されることになっておりますし、私としても技術協力等提案をしていきたいと思っております。

(以上)

▲Page Top