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環境省大臣記者会見・談話等>大臣記者会見要旨

大臣記者会見・談話等

鴨下大臣記者会見録(平成20年7月4日(金))


1.発言要旨

 本日の閣議案件ですが、一般案件が8件、公布が1件、政令が3件です。環境省請議については、主請議はありません。共同請議は1件です。
 私からの発言は、一つは、お手元に資料をお配りしていますが、7月7日の夜8時からの七夕ライトダウンに、今朝までに約7万4千施設の参加登録がありました。政府では同日を「クールアース・デー」としましたが、これを契機に地球環境の大切さが再確認され、特にご家庭や職場で、温暖化防止の取組についての関心が高まっていくことを期待しています。また、環境省では同日に札幌にて、あかりをテーマとしたシンポジウム及び大倉山ジャンプ競技場での七夕ライトダウンを行います。
 もう一点は、4月から、行政と密接な関係にある公益法人について、支出のムダを是正するよう集中点検を実施してきましたが、本日、官房長官から、政府全体の点検結果について発表されます。環境省における点検結果については、この後、事務方から説明させますが、私からも一言報告いたします。
 政府全体では、点検すべき法人として350法人について点検作業が行われました。環境省では20法人を対象として、事業の必要性自体の再点検、随意契約の見直し、役員報酬等の組織面の点検を行いました。この点検に当たり、環境省は国民の信頼が大事な行政ですので、しっかりやるようにと、私からも強く指示をしたところです。その結果、例えば随意契約については、法律上指定されている業務や国際協定で指定されている業務などに限定し、その他はすべて競争的な契約に移行させることとしました。
 この点検結果はまだ完成したものではなく、総理からも、引き続きしっかり取り組むようにとの指示がありました。環境省としても、引き続き無駄の排除を徹底していきたいと考えております。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)サミットをとうとう月曜からむかえるにあたりまして、大臣が期待することをお願いできますでしょうか。

(答)環境大臣会合でまとめさせていただいた、長期・中期目標、生物多様性等の様々な取組について、首脳間で議論がされ、前進することを望んでいます。特に気候変動問題については、主要国がアウトリーチ国も含めて集まるわけですから、首脳同士の率直な話し合いが行われて、地球環境の将来のために、是非、前進していただきたいと強く望んでおります。

(問)公益法人の見直しについて、後から事務方から説明があるということですが、環境省は特に問題点というのは無かったのでしょうか。

(答)環境省は際立った問題点はありませんけれども、政府が行っている見直し・点検については、それに関連するようなことについて是正すべきところもありますので、申し上げたように、随意契約、あるいは役員報酬といったものも含めて、是正すべきところはするようにということです。際立ったところは特別ございません。

(問)水俣病なのですが、新潟県が独自の条例を創って、独自の救済を考えて近々公表するような動きもあるのですが、これについてはどのように受けとめてらっしゃいますか。

(答)まだ詳細は聞いていませんので、今ここで所感を述べるような段階ではありません。
 水俣病全体のことで申し上げると、できるだけ早い時期に、県、国、企業、すべての関係者はしっかりと取り組むべきだということについては変わっていませんから、前に進むことについては結構なことだろうと思います。ただ、具体的な詳細については存じておりませんので、しっかりと聞いてから、改めて所感を述べたいと思います。

(以上)

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