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大臣記者会見・談話等

鴨下大臣記者会見録(平成20年4月15日(火))


1.発言要旨

 本日の閣議案件ですが、一般案件2件、国会提出案件9件、法律公布4件、政令5件です。環境省請議はございません。
 私から中国出張の結果について申し上げます。私は12日から中国を訪問し、昨日帰国しました。まず、福田総理の御指示によりアジア・ボアオ・フォーラムに参加するとともに、胡錦濤国家主席にお会いし、総理のメッセージをお伝えしました。日曜日のアジア・ボアオ・フォーラムでは、気候変動セッションに出席し、月曜日には北京で環境保護部の周部長とお会いし、今後の協力・連携について意見交換を行いました。出張結果の概要については、後ほど事務方からお配りします。
 もう一点ですが、各業界のトップランナー企業の行動を更に促進していくため、CO2の大幅削減に向けて、工場の生産ラインで省エネを進めることや、全社でハイブリッド車を採用したり、レジ袋の大幅な削減に取り組むなど、環境の保全を優先して取り組もうとする企業が自らの取組内容について環境大臣に約束する「エコ・ファースト制度」を今般創設いたします。この度、株式会社ビックカメラから第1号の約束の申し出がありましたので、明日11:00に約束式を開催いたします。今後は北海道洞爺湖サミットに向け、できる限り多くのトップランナー企業に約束をしていただきたいと考えております。詳細については事務方から御説明いたします。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)エコ・ファースト制度のねらいについて、改めてお伺いします。

(答)エコ・ファースト制度は、企業がそれぞれ取り組んでいる環境配慮について、我々と約束をしていただくということです。各業態、業種が競い合い、環境配慮型の企業がどんどん増え、それぞれがんばっていただきたいと思っています。

(問)中国では胡錦濤国家主席ともお会いになったということですが、周部長との対談も含め、気候変動に関して具体的なお話があればお聞かせください。

(答)胡錦濤主席とは気候変動の話はございません。周生賢部長とは全体的な話をいたしました。例えばレジ袋を減らすために日中が連携すること、コベネフィットの協力関係を充実させることなど、むしろ公害対策、あるいは国内対策といった問題について話をいたしました。

(問)道路特定財源に関して政府与党で合意され、暫定税率が年末の税制改正の議論となりますが、今の税率水準や環境目的税化など、環境省としては今後どのような要望をしていくお考えなのかお伺いします。

(答)これは国会の中での議論ですから、この問題について環境大臣があまり踏み込んだ発言をすべきではないと思います。国会の中の議論を我々はしっかりと見守っていきたいと思っております。
 ただ、従来から申し上げておりますが、特に化石燃料に関しては、価格が下がることは地球温暖化対策に対して逆行することは間違いないですから、それについては是非御配慮いただきたいと思います。また、炭素に価格をつけるという趣旨においては、環境税ということを私たちはかねてから申し上げておりますので、それに沿った形で議論が収れんしていくことを私としては希望しています。

(以上)

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