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環境省大臣記者会見・談話等>大臣記者会見要旨

大臣記者会見・談話等

鴨下大臣記者会見録(平成20年3月14日(金))


1.発言要旨

 

 本日の閣議案件ですが、一般案件2件、国会提出案件20件、政令10件です。環境省請議につきましては、共同請議が1件で、ヒートポンプ導入を含む環境対策に関する答弁書についてです。
 私からの発言は、G20対話における環境配慮の取組について、それぞれ閣僚級もおいでになるわけですが、この会議に係るものについてはカーボン・オフセットをしようということになっております。具体的な数値等につきましては後ほど事務方から説明をいたします。
私からは以上です。

2.質疑応答

(問)G20が今日から開催されますが、議長として日本はどのようなことを提案されていくおつもりでしょうか。

(答)一番の基本は、今年の7月のG8サミットに向けて、どういう形で日本に求心力を持っていくかということだと思います。私は次期枠組みについてのところでキーノート・スピーチをしますが、その中でも、これからのすべての国が参加する公平な枠組みとはどういうものかということについて発言もしようと思っております。ただ、これは今日・明日の流れを見て、全体的な相場観を作っていくということなので、ここで何かまとめるということではないのだろうと思います。

(問)排出量取引についてお伺いしたいのですが、企業個別に排出量の制限を設けることについては、経済成長の悪影響が大きすぎるとして依然反発の声もありますが、排出量取引についてはどのような方向に進まれるべきか、大臣のお考えをお聞かせください。

(答)各セクター、企業、全体的な国の総量目標などのバランスの中で、日本の国益を損なわないように、なおかつ経済に悪影響が及ばないように、しかし日本が国際的なプレゼンスを持てるようなことで、特に中国・インドを含めた新興国にも共感を持ってもらえるような制度を日本としても作っていかなければいけないと思っております。議論がやっと始まったところですから、この議論をこれからきちんと実りあるものにしていきたいと思います。

(問)今回のG20は洞爺湖に向けての第1弾になりますが、議長総括で何を訴えたいと考えていらっしゃいますか。

(答)最終的には、すべての国に参加していただけるような枠組みについての、全体的な相場観をどういうふうに作っていくのかということなのだろうと思います。ことによるとEUなどと意見の相違は出てくるかもわかりませんけれども、そういう中で、全体的な合意に向けて、G20ですべてが決着するわけではありませんから、これから環境大臣会合もあるし、最終的にはG8サミットとMEMが同時期に行われると、こういうところに向けて全体的な方向をつけていくという趣旨で、私としては取り組みたいと思っております。

(問)今度のG20については閣僚級の参加がやや少ないのではないかという見通しになっていますが、そういう中でバイ会談をやりながら、日本の主張をどういうふうに訴えていくのでしょうか。

(答)まだ確定的にどこがどういうふうにおいでになるのかはわかりません。今、決まっているのが中国で、あとはまだはっきりしていないのではないでしょうか。閣僚級の方がおいでになれば積極的にバイも組んでいきたいと思っていますが、状況はまだこれから、明日になってみないとわからないこともあります。

(以上)

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