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大臣記者会見・談話等

鴨下大臣記者会見録(平成20年3月11日(火))


1.発言要旨

 

 本日の閣議ですが、一般案件2件、国会提出案件12件、法律案1件、政令3件です。環境省請議はございません。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)いよいよ今週末にG20がありますが、G8に向けて日本で行われる最初の会合という形になりますが、改めて抱負をお願いいたします。また、バイ会談を調整しているところがあればお教えください。

(答)率直に言って、まだ全体的な方針は固まっておりません。今日、明日あたりにそれぞれ関係の担当局長等とも、より詳細に詰めるという段階です。ただ、全体的な話としては、グレンイーグルズからのプロセスの中で、一応ここで一つのピリオドになり、今度は洞爺湖サミットからどのような形で次に進んでいくかということの節目であるということは間違いありません。できれば日本として次につながるような打ち出しをしたいと思っていますが、内容についてはまだ明確に決まっておりません。金曜日ぐらいには少し話ができるかと思います。
 バイ会談については、どなたが来るかまだ十分に定まっておらず、環境大臣が来るところもありますが、次官あるいは事務レベルの方が来るなど、まだ全容がわかっておりませんので、これからだと思います。ただ、できれば中国や主要な国とは積極的にバイ会談も含めてやりたいと思っております。

(問)現時点では対話は何らかの形で継続していった方がいいとお考えなのでしょうか。

(答)そうですね。今回で節目を迎えますから、その後に何らかの形でつながることは私は重要だと思います。洞爺湖サミットは日本にとっても重要な議長国としての立場がありますので、これからCOP15に向けての流れを作っていく上でも、洞爺湖サミットにG20の成果をインプットした後の流れは、日本がイニシアティブをとってきちんと作りたいという意欲は持っています。

(問)対話プロセスの延長のようなイメージで考えればいいのでしょうか。

(答)一つ区切りをして、そしてまた更なる次の形になるのかもしれませんが、それはG20の中で、参加している方々がどのような発言をするかということも踏まえての話です。

(問)AWGにサブミッションを提出したということですが、どう評価されますか。

(答)最初のキックオフのようなものですから、このぐらいの感じでよろしいのではないでしょうか。最終的な目的は、全ての国が入る枠組みがきちんと作りあがるということですから、そのための項目を立てたということにおいては、ほぼ網羅していると思います。

(問)その中で市場メカニズムという言葉が全然入っていなかったのですが、これについてはいかがでしょうか。最近、政府内でも議論が始まっておりますし、基本的な方向性はあるかと思うのですが。

(答)市場メカニズムというのは、例えば排出権取引や経済的な手法ですね。

(問)そうです。

(答)それは多分これからの議論の中で、どういう形か日本の中の合意形成が進んだ中で、次に国際的にも日本としてきちんとアピールすべきときはするということなのだろうと思います。まず日本の足下の合意形成をどのように作っていくかということの方が、今のところは先行すべき話だと思います。

(問)千葉幕張でのG20と同時に、MEMの事務方の会議も行われると思いますが、洞爺湖サミットにMEMの首脳会合が合体するような情勢になりつつある中で、この事務方の会議は今どのような意味合いを持ってきているのでしょうか。

(答)よくわかりませんが、日本は何よりもG8サミットの議長国としての立場をいかに世界に主張できるかということだろうと思いますので、それに対してMEMをどのように位置付けるかということは、これから数ヶ月の戦略性だろうと思います。MEMとサミットのアウトリーチのようなところが重なってしまっている部分もありますので、そこをどのように整理するかは、環境省だけの話ではありませんので、私なりには、G20が終わったら少し整理させてもらいたいと思っています。

(問)先日、公害健康被害補償不服審査会委員の選任案件が改めて国会に提出されましたが、今回の見通しについてはどのようにお考えでしょうか。

(答)前回なぜリジェクトされたのかということについては、私はにわかには納得できない部分もありましたから、大変残念でありました。今回の人選についても、前回なぜ、というようなことは心の中に残りつつですが、少なくとも、例えば今まで役所に所属している、していないというようなことが足かせになったのだとすれば、そうしたことも踏まえて今回の人選ができたのだろうと思っていますので、是非お認めいただきたいという一心です。

(以上)

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