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環境省大臣記者会見・談話等>事務次官会見要旨

大臣記者会見・談話等

事務次官会見要旨(平成19年11月8日(木))


1.次官会議案件等概略説明

 本日の事務次官等会議ですが、案件はございませんでした。 
 私から申し上げることも特にありません。


2.質疑応答

質問
 今週、農水省と共に環境省が設置している、ペットフードの安全確保に関する研究会が開かれまして、取りまとめに向けた大枠の中で、犬用と猫用のペットフードについては規制が必要ではないかという方向が打ち出されましたが、これを受けての今後の対応方針についてお聞かせください。

→ペットフードの安全確保に関しては、今年の8月から、農水省と環境省と共同で、有識者によるペットフードの安全確保に関する研究会が開催されておりました。今、御質問にあったように法規制の必要性も含めて幅広い検討が行われておりまして、6日に開催された4回目の研究会で、取りまとめに向けた骨子が議論されております。その中に、これまでの議論を踏まえて、「必要な範囲で安全確保のための法規制を導入すべき」という記述が入っております。次は30日に第5回目の研究会があり、そこで中間報告として取りまとめを出すと承知しておりまして、その報告を受けて、農水省と環境省で具体的な検討に入ります。  これまで、ペットフードの安全性に関する法律というのは特にないのが事実で、この取りまとめの骨子においても、犬用および猫用のペットフードを対象に有害な製品が市場に出回ることの防止や、出回ってしまった場合にどうやって対応を取るべきかということについて指摘されておりますが、具体的な規制の内容・方法等については、30日の中間報告を受けて検討する予定です。  まず法律による規制が必要かどうかという点があり、必要ならば新法を出すのか、あるいは既存法の改正ということで対応するのかといったことを含め、30日の取りまとめを踏まえて、具体的な対応を検討してまいりたいと思っております。

質問
 明日、E3の給油式がありますが、環境省以外で使う省庁はありますでしょうか。

→明日はまず給油式ということでスタートいたします。環境省のみならず、政府の公用車全体についても呼びかけていく方針ですから、これから出てくるのではないかと思っております。

質問
 明日の時点では、特に他の省庁で給油するところはないのでしょうか。

→明日も給油する省はあると思います。ただ、いずれにせよこれからということだと思います。

質問
 場所が新宿ということで、給油所に行くまでに二酸化炭素を出してしまうということもあり、やはり霞ヶ関に置くべきではないかと思うのですが。

→当面は新宿御苑ですが、これから関東圏域でも広げていくことについて検討を進めていきたいと思います。

質問
 日中韓の化学物質の会合が汐留で開かれていますが、今のところどのように推移しているのでしょうか。

→現在開催され議論している最中ですので、まだ聞いておりません。模様等がわかった時点で、何らかの形で御報告したいと思います。

 私から一つ、最近のアメリカの温暖化対策をめぐる動きについて印象を述べたいと思います。11月1日ですが、一部既に報道されているので御承知のことと思いますが、上院の環境公共事業委員会の小委員会で、リーバーマン・ウォーナー法案が可決されました。アメリカにおける連邦レベルでの義務的な温室効果ガスの規制導入に向けた一里塚として、重要な動きであったと認識しております。もちろんこの法案が成立に至るまでにはまだ本委員会もあるし、上院本会議、下院、両院協議会、さらには大統領の署名と続くわけで、まだまだ多くの段階を踏む必要がありますので、いつ成立するかも不透明ではありますが、こうした米国議会の動向は、次期枠組みの国際的な交渉、あるいはグローバルな炭素市場に向けた動きに与える影響も大きいでしょうから、引き続き注視してまいりたいと思います。
 また11月5日に、これも一部報道されておりますが、民主党の上院議員のヒラリー・クリントンから、エネルギーと気候変動問題についてのプランが発表されております。大きな目標として、例えば温室効果ガスの排出を2020年までに1990年水準にするとか、あるいは2050年までに90年比で80%削減するといった積極的な目標が掲げられるとともに、キャップアンドトレード制度の創設や、2020年までに電力消費量の2割削減、再生可能エネルギーへの投資のための戦略的エネルギー基金の創設、そうしたさまざまな意欲的な計画・取組についても言及されております。
 ブッシュ政権の気候変動に関する政策の動きを注視していかなければならないのは当然ですが、こうした議会内外のさまざまな動き等も、私どもとして引き続きよく注視してまいりたいと思います。

(了)

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