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環境省大臣記者会見・談話等>大臣記者会見要旨

大臣記者会見・談話等

鴨下大臣記者会見録(平成19年10月23日)


1.発言要旨

 本日の閣議ですが、国会提出案件11件、政令3件です。環境省請議はありません。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)足立区の温泉付マンションの給湯設備から、国が定めた指針の最大8,900倍のレジオネラ菌が検出されたのですが、これについての大臣の受け止めをお願いいたします。

(答)レジオネラの問題だと思いますが、基本的にはこれは環境省の所管というより、厚生労働省が管理している話だと思いますが、自家の温泉について環境省が対応できることがあるかどうか早急に検討したいと思います。

(問)環境省として業者等に何らかの指導をされる予定はありますか。

(答)今のところは厚生労働省の問題だと思っております。それを見守った上で、環境省も何かやれることがあるかどうかということは、その後に検討したいと思います。

(問)本日、インドネシア・ボゴールに行かれると思いますが、向こうでどのようなことを提案される予定でしょうか。

(答)まだ議運では御了解いただいていませんので予定ではありますが、準備会合ということでそれぞれの国の閣僚もおいでのようです。バリでのロードマップについてこれから検討されるということですから、もし行けることになれば、精力的に各大臣とも会談し、日本の提案もしてまいりたいと思います。

(問)日本としてどのようなアピールをされる予定なのでしょうか。

(答)来年の洞爺湖に向けて、これからそれぞれ国際会議が開かれます。それに対して日本なりの提案等もありますが、今の段階でこれだということは申し上げられません。帰って来てから報告させてもらいたいと思います。

(問)アメリカやEU、それぞれのスタンスがありますが、数値目標などを含めて、日本はどちらのスタンスなのでしょうか。

(答)どちらのスタンスかというよりは日本独自で、リーダーシップを取りたいと思っているわけです。EUはEU、アメリカはアメリカの論理がありますが、洞爺湖サミットが我々にとって一番重要な一つの目標だとすれば、そこに向けて成功するために、今、我々がどのように役割を演じるか、それぞれの国の温度を見定めて行動したいと思っております。

(問)第2約束期間について最近いろいろ論議がありますが、第1約束期間は5年間で、第2約束期間はどの程度あるべきだと思われますか。

(答)何も決まっていません。バリで第2約束期間についての様々な骨格がどこまで議論されるかということすらもまだ決まっておりません。ボゴールから帰ってきたら、各国の全体的な感じについて御報告したいと思います。

(問)今回、「美しい星50」よりもさらに踏み込んだ提案をしてこようというお考えはあるのでしょうか。

(答)今回は準備会合ですから、積極的な提案というよりは、むしろ全体的な会議の進め方についてどうするかという議論です。少しハードルの高いことを言えば脱落してしまう国もあるかもしれませんので、そこは慎重にやらなければいけないと思っています。

(問)バイの会議はあるのでしょうか。

(答)バイの会議もいくつか予定されています。例えば中国やインドネシアです。あとはその時に応じて、調整ができれば精力的にやっていきたいと思います。

(問)水俣病についてですが、先週、与党PTが開かれ、週末には患者2団体と会談があり、一時金と手当支給について前向きに評価するということで大分進展しました。次の重点として、チッソが一時金の負担にまだ頑なな姿勢を示しているということですが、これに対してPTから、環境省もチッソ説得に何らかの役割を果たしてほしいというような話はあったかと思うのですが、これについてはいかがでしょうか。

(答)まだそういう話はいただいておりません。我々も、PTと各団体が合意した、しないというようなことについては報道で伺っているだけで、正式にはPTからの御依頼もいただいておりません。ただ全体的には、政治決着について、ある方向が見え始めましたから、政府としても環境省としても、それがまとまる方向で我々なりに努力したいと思っています。

(問)今、チッソが拒んでいる姿勢についてはどのように受け止めていらっしゃいますか。

(答)それぞれの立場ですから、チッソにとってみると、もう既に解決したという認識もあるのかもしれません。ただ、政治的な決着をもう一度しようというようなこともありますから、チッソの言い分は言い分として、全体的な中でもう一度いろいろと考えないといけないことは出てくるでしょう。

(以上)

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