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環境省大臣記者会見・談話等>大臣記者会見要旨

大臣記者会見・談話等

鴨下大臣記者会見録(平成19年10月16日)


1.発言要旨

 本日の閣議ですが、一般案件3件、国会提出案件31件、法律案1件、政令3件です。環境省請議については、主請議、共同請議ともにありません。
 私から、株式会社コジマによる廃家電の不適正処理に対する勧告について申し上げます。中部地方環境事務所による立入検査等により、大手家電量販店の株式会社コジマにおいて、中部地区にある11店舗において消費者から引き取った廃家電3,066台が製造業者等に引き渡されていないことが判明しました。環境省としては、家電リサイクル法違反について厳正に対処してまいる所存であり、経済産業省と連携して、本日午後、法に基づく勧告及び報告徴収を行うとともに、小売業者の各団体に対し、文書による注意喚起を行います。あわせて環境省では同社に対し、各地方環境事務所が一斉に立入検査を行います。
私からは以上です。

2.質疑応答

(問) コジマへの立入検査ですが、新たに横流しなどが判明した場合はどのような対応をされるのでしょうか。

(答)それをこれから検査するわけですが、状況を見て厳正に対処していきたいと思っております。

(問)家電リサイクル法違反については、勧告や厳重注意処分が相次いでおりますが、このような実態をどのように受け止めていらっしゃいますか。

(答)これからの家電のリサイクルに対して、極めて支障が起こる可能性がありますので、今有している行政ツールで対応できるのか、あるいは法等の見直しをする必要があるかどうかについては、状況の推移を見ながら考えていきたいと思っております。  

(問)IPCCとアル・ゴア氏がノーベル平和賞を受賞した御感想をお願いいたします。

(答)アル・ゴア氏は副大統領後、極めて活発に活動されていて、私も「不都合な真実」等も見させてもらいましたが、環境問題に対しての今までのゴア氏の活動が評価されたものだと思っております。また、平和賞ということで、ゴア氏が平和賞を獲る時代になったのだなと感慨深いものも感じます。日本の環境省も評価されるようにがんばりたいと幹部の皆さんには申し上げたところです。

(問)昨日、経団連が新たなポスト京都の枠組みを提言されましたが、これについての評価をお願いいたします。

(答)まだ詳細は見ておりませんが、経団連が自主的に新たな取組を考えてくださることはいいことだろうと思います。ただ、その内容については、本当にマイナス6%を実現できる実効あるものなのかどうかということも踏まえ、お互いに協力し合っていかないといけない分野ですので、是非詳細を見ながら、更に深掘りについてもいろいろと協議をさせていただきたいと思っております。

(以上)

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