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大臣記者会見・談話等

若林大臣記者会見録(平成19年2月9日)


1.発言要旨

 おはようございます。
 今日の閣議の案件は、一般案件3件、国会提出案件15件、公布法律1件、法律案11件、政令1件、人事案件です。環境省の主請議、共同請議ともにありません。
 今日の閣僚懇談会では、農林水産大臣から、「美しい森林づくり」のための関係閣僚による会合を設けたいという発言がありました。これは「美しい国づくり」を進める上で、我が国の3分の2を占め、国土保全や地球温暖化防止などの多様な機能を持つ森林を適切に整備・保全する「美しい森林づくり」を進めていくことが必要であると考えており、我が国の森林資源が量的に充実しつつある中で、国際的にも木材需要が増大している今こそ、適切な間伐等の推進による美しい森林整備と国産材の利用拡大を通じた森林・林業の再生を図っていくチャンスだと考えている。そこで、この「美しい森林づくり」を推進すべく、本年を「森林・林業新生元年」と位置付け、幅広く国民の皆様の理解と協力を得て、一大運動を展開するとともに、政府一体となって「美しい森林づくり」に向けた各般の施策の推進していくことで、協力をお願いしたいということでした。
 この発言に関連して、総理大臣から、非常に重要なことであり、日本には古来から木の文化があるので、森林が「美しい国、日本」の礎となるように取り組んでもらいたいという発言がありました。
 私からは以上です。


2.質疑応答

(問) 東京大気汚染訴訟の関係ですが、昨日、原告の弁護団が会見して、まずは国と公害対策についてまとめていきたいという趣旨の発言をしておりますが、大臣はいつ頃までにまとめたいとお考えですか。

(答) 私がいつ頃までにまとめるというようなことを考えているわけではありません。誠意を持って話し合いをしていくということです。弁護団側からのお話で、原告側からの希望らしいのですが、原告の方からも話し合いに参加したいという話があると聞いておりまして、事務方には、結構なことなので、よく話を聞いて、そこからスタートと、そのように伝えておきました。

(問) 原告側は依然として、医療費の助成の負担金を国に求めていくということに変わりはないようですが、改めて伺いますが、その点は国としてはどうなのでしょうか。

(答) 直接的に医療費を負担するということについて、環境省として責任を持つ立場にあると思っておりませんから、そういうご要望があるということについてはよく承って、直接ではなく、健康管理など、何らかの形でお役に立つようなことがあれば、その点について検討をしていくことはあると思いますが、医療費そのものについて国側が負担するというようなことは、前からお話ししてありますように、基本方針としては変わっておりません。

(問) 健康管理に役立つというのは、具体的にはどういうことでしょうか。

(答) そらプロジェクトなど、いろいろな調査をやっていく中で、環境と健康との関係で健康の不調を訴えている人達もいるわけです。そういうことについて、医療費等という形ではなく、例えば健康相談のようなものを実施することはあるかもしれません。これはまだ、話してみなければわかりません。

(問) それは何か、資金の拠出を。

(答) そこまでは考えていません。お話をよく伺った上で、お役に立つものを、原告側のご要望として、原告側にもそれなりに評価してもらわなければ仕方がないので、原告側の気持ちをよく聞いた上で対応するということです。

(以上)

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