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大臣記者会見・談話等

若林大臣記者会見録(平成18年10月31日)


1.発言要旨

 本日の閣議ですが、一般案件4件、国会提出案件12件、法律案2件、政令2件、人事案件と配布がありました。
環境省関係のものはありませんでした。
 閣議で、官房長官から、スリランカ被災民に係る物資協力の実施について、及びテロ対策特別措置法に基づく対応措置に関する基本計画の変更についての発言がありました。 防衛庁長官からもテロ対策特別措置法に基づく対応措置に関する基本計画の変更についての発言があり、外務大臣からも同様の案件についての発言がありました。
総務大臣からは、労働力調査結果及び家計調査結果についての報告がありました。
厚生労働大臣からは、有効求人倍率の9月分についての報告と、平成18年度の児童虐待防止推進月間について発言がありました。
少子化・男女共同参画特命大臣からは、全国青少年健全育成強調月間についての報告がありました。
文部科学大臣からは、国立大学法人東北大学学長について任命の了解を求める発言があり、了解をいたしました。
 私からは以上です。


2.質疑応答

(問)来週からケニアで京都議定書の締約国会議が始まり、途上国支援や2013年以
降の国際枠組みが焦点になると言われていますが、政府としてはどのような姿勢でこの
会議に臨む予定かお聞かせください。

(答)一般的な状況がどのようになっているかについてレクを受け、私がその状況を理解したというところです。私自身、つまり日本がどのような役割を果たすべきか、またバイ会談あるいは全体の取り仕切りについての打合せはこれから行うことになっています。

(問)大臣の出席はどうなるのでしょうか。

(答)委員会で一般質疑を行う要求が出るという可能性もあります。私としては、ナイロビから帰ってきたときの報告という形で委員会質疑をやってもらってはどうかと思っていますが、まだ具体的に与野党理事への働きかけはしておりません。ただ、予防注射はいたしました。

(問)昨日、アジア3R推進会議に出席されたと思いますが、今後アジアで取組みが進んでいく上での感想についてお伺いしたいのですが。

(答)大変な会議を主催し、関係者は努力しているのだなということを改めて感じ入ったところです。特に、家電製品など中古機材は、捨てればごみ、廃棄物ですが、リユースするという立場からすれば立派な製品です。そうしたものが経済力の弱い国々に流れていき、最後に無秩序に廃棄されてしまうと大変な汚染の元になります。いろいろなものがアジア諸国で有効に利用されることは、大いに進められなければいけないことだと思いますが、その後、それをどのように秩序立てて回収をするかといった問題があるのだなということを感じました。キャパシティービルディングといいますか、その国々の行政能力にも関わるわけです。あるいは業界の、それを回収して処理をするシステムづくりにも関わってきますので、気の遠くなるような話ですが、非常に大事なことだなと思います。こうしたアジアの3Rに関する連絡会議は、大変意義のあることだと思いました。

(問)漂着ごみ一つとっても、中国政府とのやり取りがなかなかうまくいかないという
中で、アジアで一緒にやっていけるという雰囲気についてはいかがお考えでしょうか。

(答)漂着ごみについては、3Rの会議とは違った問題だと思いますが、やはりそれぞれの国の管理能力の問題になってくると思います。発展した経済大国である我が国においても、ご承知のようなごみの不法投棄があります。これだけ管理を強化していても出てくる話ですので、管理が十分行き届かないような国々においては、きちんと処理していただくことをお願いはしますが、完全に防止されるようになるには、まだまだ年月がかかるだろうと思います。我が国に漂着・漂流しているごみについては、我が国自身が被害者のような意識でいますが、一方で、我が国も加害者の立場という面も相当あるのかもしれません。医療ごみでなくても、プラスチックやビニールなどがよその国に相当な被害をもたらしているかもしれません。

(以 上)

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