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大臣記者会見・談話等

若林大臣記者会見録(平成18年10月24日)


1.発言要旨

 おはようございます。
 本日の閣議ですが、一般案件が1件、国会提出案件が10件、法律案が1件、政令が10件、人事案件と資料配付が2件、環境省関係のものはありませんでした。
また、麻生外務大臣から韓国訪問についての発言がありました。日米韓がお互い理解を深めて、六者会合に北朝鮮が直ちに無条件復帰する必要があるということで確認をしたとのことでした。官房長官からも発言があり、11月3日の閣議については、当日が祝日なので2日に繰り上げて開催するという連絡がありました。さらに総理大臣自身から発言がありまして、新潟県の中越地震関連施策について関係閣僚は一致協力して復活再生に全力を挙げることとしてもらいたいという要望がありました。
  なお閣議が開かれる前、総理がおられるところで、昨日イギリスのプレスコット副首相の訪日を受け、私との間で対談をいたしましたということを報告しました。プレスコット氏は地球温暖化対策について大変熱心な取組をしておられ、京都議定書を定めたときもイギリスの代表として参加をされ、以後ずっと地球温暖化問題に取り組んでこられた人だという説明をした上で、気候変動枠組条約について積極的な姿勢を示しておられる人だという説明をしました。予定では本日、プレスコット氏が総理を表敬訪問されるということになっておりました。
  以上です。


2.質疑応答

(問)神栖ヒ素汚染問題で、昨日の公害等調整委員会で国としての主張をされて、今後焦点は不法投棄の問題に移っていくかと思われるのですが、環境省としてはこの問題に今後どのように取り組んでいくかお聞かせいただきたいのですが。

(答)国に損害賠償を求めるというような主張に対しては、関係省庁とよく協議をして、賠償しなければならないような因果関係があるのかどうかということについては法律的にしっかり詰めなければいけないことだと思います。
  損害賠償とは別に、医療やその他の健康被害に対する緊急の措置だとか、ヒ素化合物に対する基礎研究の調査活動などはやってきておりますので、引き続き住民の皆さんの健康不安を解消する意味で一般的な努力はしていかなければならない、という姿勢でおります。

(問)警察の方からは何か聞いておられますか。

(答)調査中だそうです。

(問)本日の午後に東京大気汚染訴訟の関係で国が裁判所に呼ばれていると思うのですが、どのようなことを話されるのでしょうか。

(答)中身についてはお話ししないでいこうと、法務省など関係省と申し合わせていますので、どのような対応をするのかということは今の段階では申し上げられません。

(問)昨日のプレスコット副首相との会談で、先方からはどのようなお話があったのでしょうか。

(答)なかなかよく勉強しておられまして、聞くところによると、日本が京都議定書の目標を達成するためには、8%も増えて合計14%も削減しなければならないので大変ですね、どういう道筋でやっていかれるのですか、などというようなことをおっしゃっていました。こちらとしては、大変だけれども一致結束してやらなければならない、という決意を申し述べました。
  さらに、本人も苦労されて事情もよくわかってらっしゃっているので、産業界の受け止めはどうですか、というような話もしました。イギリスの場合は、初めは産業界が税制や規制を強化するということに非常に抵抗があったが、話し合っていく中で事の重大さと、公平に皆が負担しなければならないという認識が深まって、最終的には産業界の理解も得られた、というような話をしておられました。

(以 上)

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