若林大臣記者会見録(平成18年10月13日)
1.発言要旨
おはようございます。
本日は一般案件6件、法律案2件、政令1件、配付資料1件、いずれも環境省は関係がありません。
その他大臣発言がありまして、官房長官から人事案件について、外務大臣・経済産業大臣・財務大臣の方から北朝鮮の今回の核実験に関する当面の措置及び外国為替貿易関連による輸出入の規制措置などについて発言がありました。直接、環境省とは関係がありません。
私からは以上です。
2.質疑応答
(問)15日で水俣病の最高裁判決から2年になり、審査会は止まったままで何の進展も見られないという方が多いのですが、環境省としては2年ということを踏まえてどうお考えでしょうか。
(答)この2年間、関係者間における検討を続けてきてはおりますが、2年を経過したということは重く受け止めなければならないと思っています。
ご承知のように推進室を設けて、熊本県の幹部職員・水俣市の職員もその室に入ってもらいました。地域の問題も非常に重要な問題ですので、そうした人たちの知見も加えて今後の対応について詰めてまいりたいと思っています。
(問)熊が全国で出没し人身事故が増えていますが、長野県の場合は捕殺数が増えて猟友会に今年の猟を自粛するように要請したとのことです。環境省としての見解はどうでしょうか。
(答)軽井沢や白馬の小谷村などでも村の近辺まで熊が出てきて人身被害が出ているそうです。資源としての熊の殺処分というものが全体の生息数に影響するかどうかというのは難しい問題ではありますが、人身に関わることなので、具体的な話を関係者に聞いて慎重に詰めていきたいと思います。
(問)安倍総理が昨日、生物多様性条約の締約国会議の日本での開催について話していましたが、日本として立候補を決めたということでよろしいのでしょうか。
(答)決めるには関係省庁との間で詰めなければなりませんので、まだ決めたということではありません。ただ事務方としては、日本で開催の用意がある、開催したいという気持ちを持っているということは事務局レベルでの非公式意思表示はしているようです。
4千名からの人たちが第10回会議に参加されるようですし、アナウンスメント効果も大きいですから、私としても、関係者の理解が得られれば是非日本で主催できればと思っております。
(以 上)