環境省大臣記者会見・談話等


小池大臣記者会見録(平成18年7月18日)

1.発言要旨
  今日の閣議は、一般案件1、政令4、人事3、配布1、環境省関連で特定外来生物の関係が1件ありました。沖縄・北方関連はありませんでした。
  本日は、総理がサミット、中川昭一農林水産大臣、二階俊博経済産業大臣が急遽、ジュネーブに行かれて、他の閣僚も海外出張に出かけており、合わせて12名の閣議でした。閣僚懇では特に発言はありませんでした。
  閣議、閣僚懇は大変少ない人数でしたが、ある意味で非常にスムーズに終わりました。
  私からは以上です。


 
2.質疑応答
(問)サミットで省エネの取組について合意がなされましたが、環境省として今後どのような取組をしていくのでしょうか。

(答)今回、「世界のエネルギー安全保障」が議題の一つに取り上げられました。その中で3Rイニシアティブや気候変動、持続可能な開発への取り組みなどが議論されたと聞いています。総理からは、グレンイーグルズ・サミット以来、日本が提唱している3Rを含んだ省エネ努力の重要性を訴えました。また、10月にメキシコで閣僚会議が開かれる「気候変動対話」に関する確認を行いました。サミットは次がドイツ、その次2008年は日本という順番ですが、日本のサミットでこの対話に関する成果を出したいこと、また、今後すべての国が参加する実効的な枠組みが重要であるということを小泉総理から指摘していただきました。
  我が国として、エネルギー効率の向上に加えて、3Rによる生産性を考慮した目標の設定や、対話の重要性などを盛り込んだサンクトペテルブルク行動計画が合意されています。エネルギーを含めて環境という点などについて評価できると思っています。
  また、これからのさまざまな目標設定がありますが、今後各国がどういう形で目標を出していくかを見ながら対応していくことになると思っています。

(問)本日の閣議にかけられました特定外来生物の指定の関係で、特にセイヨウオオマルハナバチが農業生産で使われている生物ということで、時間をかけて議論が行われてきましたが、改めて大臣の所感をお願いします。

(答)今回、特定外来生物にセイヨウオオマルハナバチが指定されましたが、これについては関係者の間で何度も議論が行われ、大変丁寧に審議をしてきたものです。その結果を踏まえ、今回指定されました。農家はハチが外に出ていかないようにネットを張ること等を条件として、環境省の許可を得ることで引き続き使用することが可能です。よって、農業現場に直ちに支障があるものではないと思います。今後は何をしなくてはならないかを丁寧に周知徹底していく段階に入ります。政令が施行されるのが9月1日ですので、今後全国8カ所で農業関係者に対する説明会を地方環境事務所と連携しながら進めたいと思っています。しっかりと周知徹底させたいと思っています。



(以    上)