環境省大臣記者会見・談話等


小池大臣記者会見録(平成18年5月26日)

1.発言要旨
  おはようございます。
  今日の閣議は、一般案件1、国会提出案件12、公布2、報告1、配布1、環境、沖・北関係はありませんでした。
  閣議では、海外出張などの御報告、閣僚懇では外務大臣から東ティモール情勢の御説明がありました。
  以上です。

2.質疑応答
(問)沖縄で「太平洋・島サミット」と並んで、「太平洋・島こども環境サミット」が開かれますけれども、その意義について、大臣はどのようにお考えでしょうか。

(答)沖縄の有人の島の子供たちを、「沖縄こども環境大臣」に任命し、この大臣たちがはりきって仕事をしてくれていますが、同じ島という特殊性を持った国々で生まれ育った太平洋の子供たちもそこに参加するということで、大変意義深いものがあると思います。漂着ごみ、気候変動など、幾つかの共通の課題について、国籍を超えて、同じ地球の課題として話し合ってくれるいい機会になると思います。それをそれぞれのお国の大統領や首相などが見に来るということで、子供たちもやりがいがあるでしょうし、世界に対しても、日本と太平洋の島々の子供たちとが一緒に環境問題を語り合うということは、日本からの大きな発信材料になろうかと思います。

(問)太平洋・島サミットの中で議題になるのかどうかわかりませんが、森林伐採を問題として取り上げてくれというような感じで、この間パプアニューギニアの方が来られましたけれども、なかなか難しいのかもしれませんが、大臣は日本の外で起きていることとはいえ、大きな環境問題として、森林伐採の問題はどういうふうに対応できるとお考えでしょうか。

(答)森林伐採といっても違法か否かということで大きく違ってくると思います。違法伐採については、これは文字通り違法です。グリーン購入法では違法伐採ではないことをきちんとトレースすることを案件としています。我が国とすれば、木材消費は厳然としてありますが、それをきちんとした形で行うことについて、真剣に取り上げなくてはならないと思っています。
  今コピーペーパーは通販で結構売れていて、その通販業者の人たちが、違法伐採からのものではありませんということをちゃんとうたい、それを会社のCSRにしたいということなども伝えてきておられます。ですから、消費者の方からもこれが違法伐採ではないことを確認できるような、センスを持っていただけるようなPRもしていきたいと思っています。
  知らないで買う人がいるから、そういうことが行われてしまう。BSEだってあれだけ激しく厳しく言っているのですから、これはどこから来たのか、木の由来だって聞いてもいいじゃないかと私は思います。

(問)アスベストの国賠訴訟が提訴されるということですけれども、国の責任、去年は総括しましたけれども、お考えは。

(答)まだ内容について承知しておりませんので、現時点でコメントすることはございません。それを受けとってからということになろうかと思いますが、昨年環境省としても検証しましたし、政府としてもそれを取りまとめました。当時の科学的知見に応じて関係省庁の対応がなされ、行政の不作為があったというふうには考えておりません。

(問)特に、今回対象疾病の話も少し、要するに新しい救済法に引っかからない周辺住民のことですけれども、その辺の見直しとかは。

(答)訴状の中身を見ないとわかりません。

(以    上)