環境省大臣記者会見・談話等


小池大臣記者会見録(平成18年5月23日)

1.発言要旨
  本日の閣議ですが、一般案件が3件、国会提出案件が4件、条約の公布が1件、法律の公布が1件、政令が4件で、環境、沖縄・北方関係のものはございませんでした。
交通安全の報告、タウンミーティングの報告などがありましたが、非常に簡潔に終わりました。
私からは、まず環境関連の報告です。我が家の環境大臣事業をずっとやっております。110万以上が参加し、私も力を入れています。この度、エコファミリーレポートを募集して、受賞者が決まりました。家庭、団体でいろいろな取組をしているエコファミリーの方々を表彰します。環境大臣賞、優秀賞、特別賞を受賞したレポートは、我が家の環境大臣ホームページに記載します。また6月は環境月間で、エコライフフェアでも展示いたします。
  もう一つ環境と沖縄の絡みですが、沖縄こども環境大臣として、離島の子供たちの中から環境大臣を選ぶという制度を設けておりましたが、今年も2代目の沖縄こども環境大臣を先月任命しました。
  今月26日から、沖縄で第4回日本・太平洋諸島フォーラム首脳会議が開かれますが、それにあわせて太平洋の国々の子供たちも招聘し、沖縄こども環境大臣にも集まってもらって、太平洋・島こども環境サミットを開きます。漂着ごみや温暖化など、様々な共通の課題もありますので、太平洋の島の出身同士ということで、研究レポートの発表などをしてもらうことにしております。
  さらに、太平洋・島こども環境サミットには、小泉総理、それから太平洋の国々の島サミットに参加された首脳の方々に研究発表の場に来ていただいて、お互い環境問題についても話し合うという段取りをしていきたいと思っております。
  また、沖縄に参ります際には、沖縄科学技術大学院大学の開学準備が着々と進んでおり、キャンパス予定地にある白雲荘という前からの建物をリノベーションいたしました。そこが既にオープンという形になっていますので、私自身、一度見に行こうと思っています。前に、まだ荒れている白雲荘は見たのですが、今回、しっかりお化粧し直して、事務所などとしての機能を持たせて既にオープンしており、せっかくの沖縄行きなので、見てまいろうと考えております。
  私からは以上です。

2.質疑応答
(問)閣議後に額賀防衛庁長官とお会いになったようですが、どのような話を。

(答)今、沖縄の米軍再編に関係して、閣議決定の準備が進められているということで、よく地元の意見を聞きながら政府一体として取り組んでいこうということで意見交換などをしました。
  これから内閣官房も含めて、我が方、そして防衛庁が、それぞれ話を、閣議決定のための準備を進めていこうということでありまして、その辺のところを、細かな話ではないですけれども、確認したということです。

(問)ボンで開かれている気候変動に関する対話で、カナダ政府がかなり消極的な姿勢に転じているということが現地で話題になっていたようです。大臣はどのように考えておられますか。

(答)去年のモントリオールの議長国であったカナダですが、政権交代もし、今、環境政策についてもいろいろな考え方がカナダ政府内でもおありだろうと思います。カナダ国内でいろいろな報道がなされているようです。
  現地からの連絡では、今回の会議の冒頭で、カナダのアンブローズ環境大臣は、温暖化の問題の解決に向けて、真にグローバルな協力の構築が必要だと訴えるなど、カナダ政府として引き続き地球温暖化対策の進展に積極的な姿勢を示しています。カナダと日本は、密接な協力関係にあり、カナダ代表団とは、引き続き京都議定書の締約国として互いに協力し、前向きに取り組んでいくということで一致したと聞いています。
  ですから、カナダから、京都議定書から離脱とか、条約からの離脱とか、そういう話は聞いてはいないということです。

(以    上)