1.発言要旨
今日の閣議ですが、一般案件が2件、国会提出案件が2件、公布が2件、政令が8件、配布が1件、環境、沖縄・北方関連のものはございません。
閣議では、防衛庁長官、外務大臣から、それぞれG7、米軍再編問題、海外出張の報告がありました。
閣僚懇では、少子化担当大臣から、ブロック会議をひとまず終えたという報告がありました。
以上です。
2.質疑応答
(問)明日、26日で小泉政権発足5年になります。小泉政権5年の総合的な評価と、9月には退任を表明されているわけですが、残された政策課題について。
(答)私はかねがね思っているのですが、例えば大統領制のアメリカは1期4年で、大体2期8年、フランスは1期5年で、もう1期やって10年とかで、基本的に5年というのは、世界の流れからいって、決して長過ぎることもないし、5年だからといって日本の中で比べてみてもあまり意味がないのではないかとも思います。経済政策にしても仕込みをした人と、その結実を見る人とは違う場合がある。アメリカはレーガノミックスから一度、二度やって、その果実を取ったのは、クリントン政権だったわけです。
そのようなことを考えれば、今よく言われている格差社会も、ずっと前から仕込みがあっての話であったり、世界的に見れば、格差は日本は少ないではないかという話があったりするわけですから、5年で一くくりというのは、日本では長いかもしれないけれども、決して世界的には長くはない。なおかつ政策を実行していくに当たって、仕込んだ人と、それをしっかり見ながら調整する人とが同じであるということは、責任も明確になりやすいと思っております。
また、5年間ずっと改革志向で続けてきて、千葉7区の補選で負けたわけですが、昨日、株価を大幅に下げたのは、これで改革が途絶えるのではないか、原油価格の上昇とともにそのことを懸念しての株価の下落ではないかと、私は分析しました。
(問)健康状態については。
(答)健康は「日にち薬」であります。「日にち薬」と言うと、間違えて、毎日薬を飲んで治していると考えられることもあると思いますが、「日にち薬」というのは、毎日こうやって「日にちが過ぎることが薬である」という表現なので、お間違えのないようによろしくお願いしたいと思います。目下、「日にち薬」で養生しながら、ぼつぼつというところです。
(以 上)
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