環境省大臣記者会見・談話等


小池大臣記者会見録(平成18年2月21日)

1.発言要旨
  今日の閣議は、一般案件が1件、国会提出案件が8件、政令が5件、沖縄・北方関連では、他省庁主請議の質問主意書に対する答弁書が3件、うち北方関連が1件あります。
  閣議では、皇太子殿下のメキシコ御訪問関連、また、ロケットの打ち上げ成功などについての報告がありました。
閣僚懇では、総理から、公聴会が決まったけれども、予算委員会もしっかり対応していこうという言葉がございました。
  私から、沖縄関連でお伝えいたします。去年の4月から三度にわたって美ら島ブランド委員会を開いてきました。まずそこで、美ら島の各島々、宝石のように散らばっている島々をブランド化していこうということで、提言をいただきました。今度はその提言を具現化していくため、明日2月22日の水曜日、第1回美ら島ブランド検討会議を開催することになりました。このメンバーについては、先の委員会のメンバーに新たに3名の有識者に加わっていただきます。横浜岡田屋の岡田さん、それから、いろいろブランド関係は知財絡みになってくることもありますので弁理士の菊地さん、また、沖縄の食生活などもブランド化をもっとできるということから、食生活ジャーナリストの岸さんにお加わりいただき、検討会議を開くことになっております。
  私からは以上です。

2.質疑応答
(問)今日から、環境省内で暖房を止めることになっていますが、他の省庁、あるいは国会に対して、同じような取り組みを呼びかけるお考えはございますか。

(答)隗より始めよということで、環境省たるものが、逆にCO2の排出が増えていることではまずいのではないかということで始めることになりました。それぞれウォームビズを進めて、まず自己防衛をきっちりすることで始まっているかと思いますが、とりあえず環境省でやってみることにしました。
  環境省は厚生労働省のテナントのようなところで、特に暖房は一括で動いており、環境省のフロアだけですとなかなかわかりにくいのですが、ちょっと止めてみることによって、逆算するということです。できれば、厚生労働省とも一緒にできるような体制になればいいと思っております。
  でも、皆が風邪引いて休まれては、何をやっているかわからなくなります。多分、問題ないと思いますが。みんな土日も仕事をしているけれども、土日は全然入っていないんですよね。特に環境担当記者の皆さんも、1枚どうぞ自己防衛してきてください。

(問)逆に言うと、何で排出量は増えてきているのですか。

(答)排出量は、基本的に人口が増えているということ、つまりその分活動につながってくるということが一つあります。それから、環境省全体で10.4%増えていますが、これは地方環境事務所をスタートさせたことで床面積が広がり、その分増えてしまうということなんです。これも各省庁を見ると、例えばそうやって新しい事務所を設けたといったところで、どっと増えてしまうんですね。CO2の排出削減を効率的にやっていくことと、それぞれの役所のやるべき仕事をやっていくという、この2つをどうやって両立させていくかが、一番大きなテーマになってくると思います。
  環境省は、本省だけでも7.2%増となっていますので、ここのところは、効率をどうやって上げていくかということで対処していきたいと思っています。

(問)大臣室も切るということですか。

(答)そうです。

(問)自己防衛されるのでしょうか。

(答)厚目のもので対応したいと思います。
  皆さんもよろしくお願いします。

(以    上)