環境省大臣記者会見・談話等


小池大臣記者会見録(平成17年6月7日)

1.発言要旨
 おはようございます。
 今日の閣議は、国会提出案件が6件、公布が4件、政令が6件、そのうち環境省関係が3件ありました。大気汚染防止法関係と海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律関係です。今日はこの後、参議院決算委員会があるということで、閣僚懇談会は全く発言がありませんでした。
 閣議前の話で、寒過ぎてネクタイを外したら風邪引いてしまったし、この後にネクタイをする用件があるのでと、村上規制改革担当大臣がネクタイをしていると言っていました。村田防災担当大臣も風邪を引いてしまい、これではクールビズでなくてコールドビズだねという話をしておりました。
 私から北方関係で御報告です。北方4島のビザなし交流、本年度の事業として7月7日から11日までの間、元島民、運動関係者の訪問団が国後と択捉を訪問いたします。国会の日程次第ですが、私もこの訪問団に参加しまして、4島在住ロシア人の方々と交流、それから北方領土の現状を実地に視察する予定といたしております。ちなみに、この北方領土4島のうち、これまで3人の大臣が択捉とか国後を別々に訪れておられます。今回私は初めて国後と択捉の2島を訪問することになっております。
 もう一つ、クールビズ関連で御報告があります。クールビズは、愛知万博での財界人のコレクションが終わりましたけれども、それと前後して、いろいろなところから賛同があり、いろいろなところに波及して、思わぬところから援軍が出てまいりました。それは、駐日アラブ大使たちが定期的に会議を開いておられるのですけれども、そこでクールビズに賛同という決議をしたということです。クールビズの動きは非常にポジティブであるということで、a new dress code 《Cool-Biz》for comfort and efficiency at the work place, and energy-saving −アラブの大使がエナジーセービングと言ってくれるのはうれしいですね−and environment protectionについて、このイニシアチブをとった日本政府に対して祝意をあらわすということと、この方針を支持するということです。
 それから、これは個別の大使館の対応ですけれども、イラクといいますと、テロがどうだとかいろんな話ばかりですが、駐日イラク大使館自らクールビズを実践するというお手紙を大使から頂戴しましたし、前にお会いした時も、僕たちもやるからねと言ってくださっておりました。イラク大使館でもクールビズが始まるという情報を提供させていただきます。
 私からは以上です。

2.質疑応答
(問)ビザなし交流に伴う北方領土の訪問ですけれども、実際に行かれてどういうところを一番見ていきたいというか、成果を期待しているということがありますか。

(答)今回は択捉、国後と回りますけれども、地図の上では大きさがわかりません。感覚として択捉島は、結構大きいと思うのですけれども、その辺あたりを自分で行って、広さであるとか、そこの建物がどうなっているのかなどを見てきたいと思います。
 それから、択捉島に日本時代の郵便局が残っていて、今も郵便局として使われています。その保存運動をこれから国民運動として広げていくということで、郵便局の建物と、水産会の事務所の建物の2つは特によく見てきたいと思っています。保存運動を通じ、外交交渉より国内の世論の啓発が、私の最大の仕事でもありますので、この郵便局を通じて運動を広げるためにも私自身が見ておきたいということです。
 この間、北海道の高橋知事もいらしたばかりで、知床のお礼もあって電話でお話ししたのですけれども、道路などはひどい状況であったとか、大変なところですよと聞いたばかりです。今後の外交交渉、これからのプーチン大統領の訪日の問題等、これは町村大臣が御担当ではありますけれども、実際に住んでいる人たちはどう考えているのかというような、そういう接点ができればと思っております。大変楽しみにしています。ちょうどグレンイーグルサミットのときですが、あとは国会の日程次第ということになります。

(問)このご時世で郵便局を保存されるという何か深い意味はあるのですか。

(答)深い意味はないです。市役所が残っていれば市役所だし、とても郵便局がかわいいんですよね。青い壁の郵便局です。これは郵便局を北方領土のシンボルとして、大きなうねりをつくっていこうという、これは国民運動として民間がなさるのですが、しっかり私はその後押しをしていきたいです。
 北方領土といっても、島民の方々は別ですけれども、心情的にまだまだ遠いと感じておられる日本国民が残念ながら多い。こういう島を返還してもたいたいというのは、まさに国民の世論の大きなうねりがあってこそ外交交渉に力が入るものだと思っています。それをしっかりバックアップするのにいい役割をしてくれると思います。

(問)アラブ大使の方ですけれども、これはいつそういったようなことがあったのですか。

(答)決議そのものは5月の段階で、クールビズをやりますという話の直後です。5月27日付になっています。

(問)大臣から、そういうことをおやりになるという案内をされたということですか。

(答)私は、たまたまパーティーで会ったときに、ヨルダンの大使だったと思いますが、今こんなことを考えているんだというお話だったので、であるならば、クールビズとはこういうことですよと説明しました。彼らはみんな外交団ですから、儀礼上の部分があるのですけれども、クールビズの考え方、コンセプトをちょっと伝えたところ、それはいいねという話になって、そもそもお互い暑い国だよねということで、エールを交換しました。

(問)クールビズであと1点だけお願いします。とりあえず1週間たちましたので、万博でのコレクションなども踏まえて、手応えというかそういうところはいかがでしょうか。

(答)大変快調な滑り出しだと思います。私は、これから国会の委員会に行きますけれども、私も議運をやっていまして、国会のルールを変えるというのは、大変なことだったわけです。それがあっという間にみんな1枚ずつ脱いじゃったということは、これは革命的とも言えるのではないかなと思っています。
 ですから、国会の皆さんが議運委員長を始めとして、この地球温暖化に対して理解を進められたというのは、とても心強く思っています。何よりも京都議定書についても全会一致で国会の決議をしているということで、国会もその責というか大きな役割を担っていただいて、それをまさにアクション、行動で示していただいていると思いますので、とても力強く思っています。
 それから、クールビズコレクションを伝えるキャスター、アナウンサーの方々がネクタイをしているのがどうもまだ私は気にかかるのですけど、その後どうなるのでしょうか。いつどうなるのか、楽しみにしています。

(以上)