環境省お知らせ記者会見大臣発言要旨


小池大臣記者会見録(平成17年2月10日)

1.発言要旨
 おはようございます。
 本日、繰り上げ閣議がありました。一般案件が1件、国会提出が2件、公布が2件、法律案3件、政令3件、報告1件、環境、沖縄・北方関連はございません。
 閣議での発言が外務大臣、総理からありました。外務大臣はパプアニューギニアの賓客のこと、総理は尾辻厚労大臣が海外出張ということで報告がありました。
 閣僚懇では、このところずっと続いている花粉症対策について、厚労大臣から厚労省のパンフレットの紹介がありました。今後、各関係省庁の審議官級でまた対策会議を開いていくという官房長官からの話もございました。
その後、私から、尖閣の話で、今回の政府の対応は毅然としていて大変結構であるという感想を一言述べさせていただきました。それから、閣議が始まる前の総理をお迎えする前後でありますけれども、サッカーよかったなというような話がありました。
 それから、環境省の関連で報告があります。来週、中央環境審議会に対しまして、環境基本計画の見直しについての諮問を行います。前回が平成12年の12月に策定されたもので、それが今の環境基本計画であり、これまで環境施策の推進に大きな役割を果たしてきたものと考えております。策定からもう5年が経ち、内外の社会経済の状況、環境問題の状況が大きく変化をしているということで、さらに実効ある計画にしていくための見直しであります。
 これまで中環審では、過去3回にわたって計画の進捗状況の点検などを通じて、さまざま御指摘もいただいてきているところでありますけれども、計画の見直しでこれまでの中環審での御指摘を踏まえて、反映させてより実効性のある計画を策定していきたいと考えております。
 それから、沖縄・北方関係でありますけれども、明日2月11日(金)から13日(日)まで、この連休を活用し沖縄を訪問します。
 まず、本島南部圏域の市町村長、それから八重山圏域の市町長とお会いをして、意見交換を行います。それから、石垣、西表、竹富、与那国、それぞれの島を訪問する予定であります。
 内閣府では、沖縄の島々の魅力を存分に生かして、そしてオンリーワンの輝きを放てるように、地元をバックアップするということで、離島の活性化の取組を進めているわけです。それぞれの島でも適宜現地の状況をしっかりと見て、また関係者のお話も伺って、これからの取り組みに生かしていきたいと思っております。
 それから、環境の面も沖縄は非常に活発でございます。環境大臣として、エコ・ツーリズムに積極的に取り組んできておりますけれども、例えば西表島、これは手つかずの自然が多く残っておりますし、また有名なイリオモテヤマネコなどの希少種が多く生息しています。近年はその豊かな自然を生かしたエコ・ツーリズムなどが注目を集めているということで、この環境の観点、エコ・ツーリズムの観点、自然保護の観点、こういった分野でも今回の訪問で現地を見てこようと思っております。
 日程などについては、また事務方の方にお尋ねいただければと思っております。
 私からは以上です。

2.質疑応答
(問)先ほどあった環境基本計画の見直しについてですが、大臣として特にどの辺を見直して欲しいというお考えでしょうか。

(答)これまで答申していただいている環境と経済の好循環ビジョンの実現のための方策、これまでのさまざまな施策の進捗状況を把握するための指標の導入による実効性の確保といったような観点がありますので、こういった点を中心としての見直しを進めていきたいと思っております。

(問)昨日、特定外来生物のオオクチバスの関連で、日釣振の方々が来て、初めて直接お話をされたわけですけれども、どういった御感想をお持ちでしょうか。

(答)ああいう接点があってよかったと思っています。意見交換は、短い時間でしたけれども。

(問)要望を受けて、バス指定の大臣のお考えは何か変わりましたか。

(答)全体会議で今回指定ということで、今パブリックコメントを集めている段階ですので、見守りたいと思っています。

(問)昨日、我々も聞いていたのですけれども、余り彼らがそういう要望をしているという認識もなかったんですけれども、その後の話を聞くと、半年間指定を延ばして欲しい、猶予して欲しいということを大臣に要望したつもりだというようなことを、日釣振の方は会見で言っておりましたが、半年指定を先延ばしするということはあり得るのでしょうか。

(答)今、パブリックコメントをちょうだいしています。昨日は、直接その趣旨のお話を伺ったように思っていないのですけれども、要望書なども出ておりますので、そういったことで既に伝えたというおつもりだったのかもしれません。

(問)河口湖ですとか現場の視察に行こうかしらというような御発言がありましたけれども、特に具体的に何かお考えですか。

(答)いえ、まだこれから打ち合わせしていきたいと思っています。

(問)閣僚懇で、尖閣諸島の灯台の話を発言されたということですが、それに対して他の閣僚から発言はございましたか。

(答)数人の方が、別に手を挙げてということではなくて、「そうだな」と言って、よかったというような感想は述べておられました。

(問)特に総理から何か発言はありましたか。

(答)総理からは発言はありませんでしたけれども、じっと聞いておられました。あと、ある大臣と私とで、何で外務省がわざわざ報告するのか、他の国に対しての報告もしなくちゃいけないのかという話をしました。2人での会話ですけれども。
 また、尖閣は沖縄県石垣市魚釣という位置づけですから、その意味では県知事も石垣市長も評価のコメントを出されているというのは、当然と言えば当然ですけれども、当然のことをこれからも日本として毅然とやっていけばよろしいと思っています。

(問)沖縄訪問ですが、辺野古の周辺は今回は行かれる予定はありますか。

(答)今回はございません。

(問)昨日のサッカーのご感想をお願いします。

(答)サッカーはいいゲームだったですね。サポーターたちもすごくよかった。ちょっと冷やっとする場面もありましたけれども、これからの試合の第一戦とすれば、かえって気が引き締まって、また自信を持てたということになり、これからの展開にすごくいいのかなと思います。

(問)リアルタイムで御覧になられましたか。

(答)移動中で最後の1点追加したところを、車の中で見ていました。よかったですね。

(問)特に好きな選手とかいらっしゃるのですか。ファンみたいな。

(答)いや、みんな好きです。オフサイドが余りよくわからないような私に聞かないでください。

(以    上)