環境省お知らせ記者会見大臣発言要旨


記者会見大臣発言要旨(平成15年11月28日)

(大臣)閣議の御報告をさせていただきます。政令案件が17件、人事6件、これは、私のCOP9の政府代表ということも含めてです。報告1件、配布資料5件でした。
 そして、私から、昭和48年の「毒ガス弾等の全国調査」のフォローアップ調査が取りまとまり、閣議の場で、御報告させていただきました。戦後約60年が経過していますが、そういった過去の調査というのは、大変困難が予想されましたが、都道府県及び政令市、関係省庁に積極的な御協力をいただいた結果、多くの有意義な情報を収集することができたと考えております。この場をお借りして、情報の提供に御協力いただいた皆様に感謝したいと思います。調査の結果は、お手元の資料にあるとおりですけど、合計138事案のうち、健康被害が現に発生している等の切迫した事案として新たに判明したものはございませんでしたが、今後、事案ごとの対応の必要性に応じて、政府一体となって、毒ガス弾等による被害の未然防止のための適切な対応を取っていく必要があると考えております。閣議で私の発言に続いて、福田官房長官から、今回の調査を踏まえ、早急に今後の対策の方針を取りまとめたいので、関係大臣が協力するようにと御指示がありました。環境省としても、国民の安全と安心の確保のために、関係省庁との連携を図り、環境調査をはじめ必要な対応をしっかり行ってまいりたいと考えております。
 もう1点ですが、先ほど人事案件のところで触れましたけれども、イタリアのミラノで開催されます気候変動枠組条約第9回締約国会議、COP9ですが、私が政府代表として出席することが、本日、閣議決定されました。改めて言うまでもないと思いますが、150カ国以上の国が、気候変動問題について議論するために、年1回集まる重要な会議と位置付けております。私は、この機会に我が国として京都議定書の早期発効の重要性や気候変動問題に地球規模で取り組むことの必要性を会議の場でしっかりと主張したいと思います。私自身が出席をいたしますのは、12月10日・11日に開催されます閣僚級円卓会合となるわけで、政治レベルでの有意義な意見交換をしたいと思っております。この閣僚級円卓会合は、今回3つのセクションに分かれておりまして、各セッションで2人の共同議長によって進行されるわけですが、私は、このうち一番目の「気候変動、適応、緩和及び持続可能な開発」のセッションでして、この第一セッションに関して、昨日、気候変動枠組条約事務局から私宛に共同議長を引き受けて欲しいとの依頼が届いたところでございまして、私としても、この重要な会議において、日本のリーダーシップを発揮するよい機会だという風に考えておりますので、喜んでその大役を引き受けてまいりたいと思っております。ちなみに、共同議長2人ということで、片方の方は、まだ決まっていないようであります。
 また、閣議後に都市再生本部の会議が開かれまして、そちらの方でも、琵琶湖と淀川流域圏の再生に係るプロジェクトについて、発言もさせていただきました。閣僚懇では、イラク問題に対しての日本の貢献、自衛隊をいつ出すかという話ではなく、これは、あまり知られてないことですが、日本が、子供たちへの学用品を出したり、ゴミの収集等こういったことを地道に、やるべきところをやっているということで、バグダット市の評議会の方から感謝状が届いてますというような話を大臣の方から、御披露があったところで、もっとそれを的確かつ、スピーディにできないものかということで、各閣僚がそれぞれのアイディアを出し合ったといったところであります。
 私の方からは、以上です。

(質問)毒ガスの全国調査の結果を受けられまして、今後の対策として、具体的にどのようなものが必要と大臣がお考えになっているのかということと、先ほど、政府一体で対応していきたいという話がありましたが、中心となるのは、やはり環境省が中心となってやっていくべきだとお考えでしょうか。それとも別のところが中心となるべきだとお考えでしょうか。
(大臣)私どもは、環境省として、水質等の分析、調査を行わせていただいていましたが、それこそ、これからの舵取り役をどうするのかといったことも含めて、政府一体として、どこが適切なのかということも、それぞれが協力し合いつつ、中心がどこになるのか、これもこれからの話し合いになろうかと思います。対応方針の取りまとめは、できるだけ早くやっていただけるものと思っております。


(質問)毒ガスの件の率直なご感想は。
(大臣)やはり、負の遺産という気がします。また、全部が全部、目を通したわけではありませんが、こういった調査は、それぞれ、人から聞いたというようなこともありますけど、自分自身が関わってやっていたということからすれば、ある意味では、年齢、世代的なものを考えると、これほどの大きな調査というのは、これからは、難しいのではないかと思います。


(質問)前回の結果は、生かされなかったわけですが、今回の結果として得たものをどう生かしていくかというのが、非常に問われると思いますが、立法化とかそういったものも含めて、もう少し具体的にどういうことを考えておられるか教えていただけますか。
(大臣)これは、環境省としてなすべきことと、政府一体としてなすべきことと、この辺のところをできるだけ早急にまとめていきたいというのが、政府全体の考え方で、できるだけ早急にというのも、来月半ばぐらいまでには、その対応策というのが、まとめられると思いますので、またそこで、具体的にお話しすることができると思います。大変資料も膨大ですし、また、地域的にも、グレードの別はあっても、大変多岐に渡っておりますので、その辺りの対応策をしっかりまとめていく上でも、若干時間をいただいて、そして、その中で具体的な対応をまとめていくことになると思います。


(質問)来月半ばぐらいの対応策というのは、環境省としてのですか。
(大臣)いえ、政府としてのです。私どもの環境省としての調査の作業は、この報告をした段階で、終わったということです。


(質問)それは要するに、この前のような事故が起こらないようにということですか。
(大臣)勿論、そういうことです。今回、神栖町の場合は、Aに位置付けをされてるわけですが、まだ、毒ガスとの直接的な因果関係というのは、なかなか見出せないというような状況です。


(質問)神栖町のことに関してですが、いつ頃までをメドに調査をするのですか。
(保健部)今、全体で広がりがありますので、絞り込みの作業をしてまして、なるべく早く結論を出せるように、計画的にやっております。


(質問)来年も続けられるということですか。
(保健部)なるべく早くやりたいのですが、一定の広がりが判明されていますので、大きく網をかけて、順次絞っていくという感じで進めていきます。なるべく早くメドが立つようにやりたいと思っております。第1次の調査結果を踏まえて、第2次の絞り込みをし、第3次の絞り込みをするというような形で、2,3段階に分けて、絞り込んでいきます。


(質問)イラク問題で、閣僚懇等では、自衛隊を派遣する時期とかそういった話はありましたか。
(大臣)それは、一切出ませんでした。むしろ、これまで日本政府がいろんな形で、NGOなどの草の根等を活用してやっていることについて、いろいろな報告があったということです。


(質問)自衛隊派遣について、どう思われますか。
(大臣)私は、最初から賛成です。むしろ、時期が遅いと思っているぐらいです。


(質問)毒ガスの件ですが、今回発表したことにより、また、新たに何らかの情報とかが出てくるかも知れませんが、その更新の作業というのは、環境省として継続していかれるのですか。
(大臣)今回、取りまとめはいたしましたが、また順次、そういった貴重な情報が入れば、
十分参考にさせていただきたいと思います。これで、受付終わりというのではなく、ずっと、オープンにします。調査報告がまとまらないと仕方ありませんので、まずは、これで、まとめさせていただいたということで、また、貴重な情報があれば、お伝えいただきたいと思います。

(質問)三位一体の補助金の削減について、今日がその回答の期限ですが、今の段階で、どういったメニューになるのか決まっていれば、教えていただきたいのですが。
(大臣)環境省の割り当てといいますか、90〜100億円のオーダーでということで、前回も申し上げましたように、私自身がいくつかの方針を出させていただいて、各局それぞれ知恵を絞って精査してもらっているところです。これは、いろいろな調整も必要になるので、これから詰めの作業を行っていきたいと思っており、今、作業中です。


(質問)先ほどのCOP9の件ですが、共同議長というのは、6人いるうちの一人という理解でよろしいでしょうか。
(大臣)6人というのは、3セクションあるので、各セクションで2人で、6人です。全体議長国は、ハンガリーです。


(質問)自衛隊の派遣について、賛成という理由をお聞かせ下さい。
(大臣)イラクの国民からすれば、より早い復興や治安回復を願っていると思います。日本は、直接、治安回復に関係するのは、難しいとは思いますが。私は、イラク国民から直接そういった声を聞いています。


(質問)自衛隊の安全性とか、生命の危機についてはどうお考えですか。
(大臣)それは、当然できるだけ危険を回避して、なおかつ仕事ができるというようなことをどうやって確保するかということのために、再三再四、調査団を出してるわけですから、それをベースにやるべきだと思います。


(質問)そういう御発言を今日されましたか。
(大臣)それは、していません。そこまで、ベーシックな話はしていません。


(質問)補助金の削減については、何らかのことが決まった時に、公表されるような御用意はあるのでしょうか。
(大臣)結果としても公表すべきだと思いますし、私自身がこういう形でするかどうかは別ですが、事務的作業として、官邸にこの後、報告という形になろうかと思います。


(質問)共同議長を引き受けるという返事はされましたか。
(大臣)もう、今日しました。連絡は、ベルリンの日本大使館を通じて来ました。


(了)