環境省お知らせ記者会見大臣発言要旨


記者会見大臣発言要旨(平成15年11月14日)

(大臣)閣議の御報告をさせていただきます。一般案件3件、国会提出案件3件、人事1件です。それと、閣僚懇談会で農林水産大臣から、バイオマスでできた食器が、御披露されまして、総理の方から、「こういうものは、万博で出したらどうだ。」、皆さん「そうだ、そうだ。」という流れがございました。役所の方でも、この件で何か協力できるようなことはないか、先ほど事務方に投げかけたところであります。閣議と閣僚懇については、以上ですが、今日は、私の方から、何点か御報告させていただきたいことがございます。
 まず、来週、11月18日(火)に、御承知のように、日本経団連との懇談会をさせていただくことになっています。翌日、19日(水)に、商社との懇談会を開催することといたします。これは、環境と経済の統合に向けた取組の一環として、これまで環境省として、前大臣の時代に、金融界、家電業界と懇談会を重ねてまいりましたけども、今回は、商社が対象でございます。御承知のように商社は、国際的に幅広く事業を展開しているということに加えて、最近は、環境への取組も熱心に行っておられるところでありまして、環境省としても商社の皆様とのコミニュケーション、意見交換を図ってプラスの方向を目指していきたいという風に思っています。
 それから、12月3日(水)に大阪で「温暖化対策税を語る集い」を開催いたします。この問題については、以前から、私も申し上げてますように、税はまだ、決め打ちではありませんが、みんなで考えて、幅広く議論し、合意形成を図るということは、どうしても必要になってきますので、これまでも、環境省では、シンポジウム等を開催させていただいて、説明、そして、議論を進めてきたということは、御承知だと思います。今回、私自身も、こういう場で説明、議論の場に直接参加し、また、直接みなさまの意見をお聞きすると言う意味では、私自身、地元も大阪の方でございますし、このシンポジウムにしっかり取り組んでいきたいと思っております。パネリストの皆さん方は、関西の経済界、学者、商社といったそれぞれの代表の方を想定をいたしております。
 それから、別の御報告ですが、以前「みどりII」地球観測技術衛星に関して、検討会を設けたいということを御報告したと思いますけれども、それが、具体的に決まりまして、今月の21日の午後に第1回の検討会と開かせていただきます。これは、「みどり」と「みどりII」の運用停止を踏まえて、環境省における衛星を利用した地球観測・監視の適切な進め方について総合的に検討するということで、環境省内に専門家による検討チームを設置するということを指示をしていたところ、今般、メンバーと日時が決まりました。メンバーについては、後ほど、全員のお名前、プロフィールなどについて御報告させていただきますけども、これは、地球環境局長委嘱の検討会という位置づけで、衛星モニタリング技術、気候科学、環境科学等の分野の御専門の方を中心に、座長には、東京大学名誉教授で、現在、放送大学教授の鈴木基之さんにお願いをしているところでございます。今後、衛星の利用による地球観測・監視をどのように進めていくべきなのか、幅広い観点から総合的に検討していただくというのが、テーマ設定です。この第1回の検討会については、基本的に公開をベースにさせていただきますが、今後は、それぞれ関係の方々をお招きして、ヒアリングなどもさせていただくことを検討してますので、中には、公開だといろいろ話しにくいことがあるかも知れません。検討会の中身を深めていくという点で、一部公開にしないところもあるかも知れませんが、その辺りはご了解をいただきたいと思っております。
 以上、何点か御報告させていただきました。こちらからは、以上です。

(質問)今度、商社と意見交換会をするということですが、これまで、金融、家電とかいろんな業界とお話をされてきて、その意見交換した成果というのは、どのような形で政策に反映していくおつもりでしょうか。
(大臣)それは、やはりこちらが、いろんな環境の面で旗を振らせていただいても、やはり、現場の問題点なども出てくることでしょうから、そこは、これから、様々な環境施策を実施していく上で、実際の主体の方々の御意見を聞いて、なおかつ現実的な部分、それから、将来の設定をどういう風に進めていくかを共有するのは当然のことだと思います。特に、商社ということでいうと、最近は、商社の環境ビジネスが多岐に渡っているのは御承知の通りですが、温暖化対策の関連事業、例えば、排出権取引とか、世界炭素基金への出資、太陽光発電、燃料電池の開発、海外植林事業、実際にCO2の面ではプラスとなるLNGの輸入など実際にやっているのは、商社ですから、その辺りの現場の話、それから、リサイクル関連事業では、国内外共に市場としてやってらっしゃる、それから、環境マネジメント関連とか、このように商社は、ラーメンから何々までというくらい幅が広いので、その意味では、環境ビジネスというのもその中に加わって、経済と環境の統合という意味では、商社もその先兵となっていただけると、私は期待しています。


(質問)先ほどの「みどり」の検討会についてですが、そもそも、この検討会を大臣が必要だとお考えになったのは、多額の税金を導入しているということがあって、その先には国民の理解を得ることが、必要であるというご認識があったと思うのですが、その議論の過程は、場合によっては、非公開かも知れないということについて、国民の理解を得る為の検討会の過程を必ずしも公開出来ないかも知れないというのは、どのようにバランスをとるつもりですか。
(大臣)それは、程度問題でありまして、議論を深めるということによって、出てくるものの中身が良くなるということであるならば、そういう過程は当然あって然るべきなんでしょうか。だから、議論のProcedureとしてのDisclosureがない部分と、その後の出てくるものがきっちりとしていれば、その過程の議論というのは、過程の公開、非公開というのは、私は、あまり問題がないと思いますが。Resultを見るべきではないですか。
(地球環境局)原則公開となりますので、非公開というのは、例外的に、どうしてもこのデータは出せないという時があれば、非公開になるかも知れませんが、原則的には、公開ということになります。
(大臣)日本は、あまりにも公開し過ぎてる部分があると思いますが。部分的には、足りないところもあると思いますが。

(質問)この問題については、大臣も省内でいろいろ御発言なさってきたということなんですが、検討会は、局長の下にということですが、特に、何か個人的に議論の過程を御出席して御覧になるとか、そういったことは、考えられてますか。
(大臣)それこそ自由な議論をしていただく時に、私がいることのプラス、マイナスもあるでしょうから、そこは、全体を適宜考えていきたいと思います。やはり、結果主義だと思っております、なんでも。ただ、興味はあります。やはり、地球環境を監視するということは、環境省だからこそやるべきところですから、その意味では、必然性というのは大いにありますけども、どうやってというHowの部分のところを検討するのは、やはり、技術的ないろんな分析が必要で、そこになると私自身は、技術者ではありませんから、また、いろんな宇宙開発に携わっている技術者の方々も、いろんな思いを抱いてやっていらっしゃると思うんです。もう少し、こうしてくれればいいのにとか、ああしてくれればいいのにとかいろんな思いもあるでしょうし、また、納税者の方からすれば、また、失敗かと言ってこのままでいいのかというような思いがある。その辺の接点が、心のひだも含めてわかればいいなと思います。


(質問)エコツーリズム推進会議が開催されましたが、今回は、皆さんいろんな御意見を言う形でしたが、御感想はどうですか。
(大臣)会合としても、御意見が多岐にわたっていて、あれそのものをシンポジウムにそのまましても良かったかなと思うぐらい、中身は充実していたと思います。それぞれの御立場で、送る方、受ける方、それぞれいろんな悩みもあるということも直に伺いましたし、まず、第1回目として、最初にみんなの意見を開陳していただくことで、まずは、議論が噴出をして、その後、これからの流れの中で、どのように取りまとめていこうかということでは、ガラガラとボックスを開けたという感じだと思います。非常に、皆さん熱心に環境のことと、そしてまた、それぞれの地域が受けるという点では、地域の問題なども含めておっしゃってましたので、バランスのとれた結論が見出せる可能性が高いなと思いました。


(質問)野口健さんが、先進事例として、ガラパゴスの話を随分熱心にされてましたが、確か、石原都知事もガラパゴスの方に、見学にいかれたりされてますが、大臣はその辺いかがでしょうか。
(大臣)まずは、知床で頑張りましょう。


(質問)今回の出張で、大臣として、どのようなものを見て、どんな風に知床と釧路を見てきたいとお考えですか。
(大臣)私自身、初めてのところなので、まずは、真っ白な状態で、多分、雪がかぶってることでしょうから、現場も真っ白だと思いますけれども、真っ白な状態でまず行って、やはり、全然知床を御存知ない海外の方々をどのようにして、説得していくかということがこれから私の役割になるという意味では、今、私自身があそこで、真っ白な状態から、どう自分自身が納得するかということだと思います。また、現実には、いろんな問題もあると思います。業者の方との話し合いとか、どうやって維持していくかということなども、いろいろ問題点はあると思います。むしろ、私は、真っ白な状態で行って、先方が抱くであろう問題点、課題点、素晴らしいところ、それを、私自身のベースにさせていただいて、そこから、これからの施策というのを考え出すその一歩にしたいと考えております。


(質問)昨日、八都市県首脳会議が開催されましたが、そこで、首都圏の自治体が、環境保全に効率的に取り組んでいくという方向性を確認しましたが、これについて、国の役割についてどういう風にお考えでしょうか。
(大臣)まだ、あまり詳しいところを承知してませんが、今後も国とすれば、特に首都圏は、CO2の排出も多いところですし、また、ディ−ゼル車の排出ガスの問題などもありますので、連携をとりつつ、そしてまた、国としてこれまで定めてきた施策というのをそれはそれでより進めていくということについては、変わりはございません。また、詳しく見させていただこうと思います。


(質問)エコ食器の件ですが、霞ヶ関の中で、前にいろいろと経緯があって、検討されたと思うんですが、大臣御自身、前向きに検討するという意味でおっしゃられたんですか。
(大臣)後ろ向きな検討はないでしょう。私自身、環境省として何ができるのかということを、先ほど、事務方の方に投げたところです。こういうのは、いろいろあるけれども、やはりまずは、スケールメリットをだすということが、一番重要なポイントになってくると思います。そうすると、その意思をできるだけ多くの人が持つということの後押しをするというところでは、やはり、環境省としては、もう一度、再認識というか、それをするのは我々の役目だと思います。


(質問)昨日、社民党の土井たか子党首が、党首辞任を表明されましたが、そのことについて、何か御感想はお持ちでしょうか。
(大臣)私は、基本的に、大変、大きなお仕事をこれまでされてきたんだなと、それからまた、いろんな時代の流れの中で今回の決断があったんだなという風に思います。


(記者)今日、グリーンサンタが来られますが、小池大臣は、今、茶色とベージュの御召し物ですが、何か意味がありますか。
(大臣)これは、知床対応です。閣議の隣に座っている石破長官に、うちはグリーンサンタで、そちらはラムズフェルトで、大変だねと言っておきました。

(了)