環境省お知らせ記者会見大臣発言要旨


記者会見大臣発言要旨(平成15年10月31日)

(大臣)まず、閣議のご報告をさせていただきます。一般案件6件、国会提出案件5件、政令1件、人事6件以上です。特に、閣議についてご報告はありませんが、閣議中に地震で揺れたということぐらいです。


(質問)選挙が、11月9日まで期間中ですけど、応援演説等のスケジュールを粗々でいいので、教えて下さい。
(大臣)これまで、私自身、ASEMから帰って以降ですけれども、連日、公務を除いては、各都道府県回ってまして、昨日までで走行距離が12,000km超えました。私はヘリコプターのような上等なものは使わせてもらえないので、地上戦で歩兵として、あちこち回っています。今後、同じくらい行くでしょうから、地球1周ぐらいはするのではないかなと思っています。逆に各地に行って、環境に関係した所を見たり、陳情を受けたりしておりますので、選挙期間中にも全国を視察している効果はあるのではないかと思います。

(質問)環境に関係している所でご覧になった場所は、どこですか。
(大臣)例えば、中海の方に行きましたし、印旛沼の方にも行かせていただきました。後は、各地通り過ぎるような形の場所もありましたが、それぞれ、行く前に各都道府県の環境問題についても、私自身、頭の中に入れて、そういうマインドで地域を見るようにしています。

(質問)アメリカのずっと不在でした環境保護局長官の就任が、新しく決まりましたが、それについての大臣のご感想と、その就任を受けて何か対談をされるご予定とかございますか。
(大臣)接点については、今後のそれぞれのスケジュールの問題もありますでしょうし、やはり、アメリカが、今後、どういう環境政策をとっていくのかということは、重要なポイントになってくると思いますので、出来れば接点を見つけたいと思います。
 どれくらい承認まで、掛かりましたか。
(地球環境局)半年近かったと思います。

(質問)その新しい長官は、京都議定書の反対派で、環境保護団体からいろいろ批判されているような方らしいのですが、ますますアメリカが、京都議定書に難しくなるというような感じもあると思いますけども、その辺いかがでしょうか。
(大臣)京都議定書に関しては、アメリカは、議会もそうですし、ホワイトハウスの方もそうですし、だから、その方が環境のご担当になられても、全体とすれば変わらないと思います。いずれにしても極めてポリティカルな部分もあろうかと思いますので、その辺は、日本としての立場、そして、地球環境の保全ということの国際的な協調ということについては、今後も地道な努力は続けていきたいという点では、何も変わりません。

(質問)衛星の「みどりU」号が、おそらく運用断念ということになるようなんですが、そのことについての大臣のご感想とV号機以降の計画に対しての何らかのお考え、検討したい点などあれば、教えて下さい。
(大臣)今朝、JAXAの方から、環境省の担当者に対して現時点での運用復旧は困難だという状況について報告がありましたけれども、昼過ぎにJAXAの方から、文部科学大臣の方に報告して、了承を求めた上で、決定ということになろうかと思います。基本的に衛星本体の問題であって、我が方の機械の不都合によるものではないので、我々は、子亀ですから、親亀の方が具合が悪いということです。私の基本的な考えとすれば、これは、G8等のいろいろな場でも、地球観測ということについては、既に、重要性の認識を共有していますので、その辺のところでは、十分、日本としては貢献していきたいと思うんですが、このニュースを聞きまして、私、早速、旅先からではありましたが、省内に検討チームを作るようにと指示をしたところです。我々は、これまでもオゾンホールの調査など実績をあげてきているだけに、今後も調査については続けていきたいと思いますけれど、度重なってますので、やはり、多額の資金も投入しているだけに、1回上げたら、それが長期間使われることによって、コストパフォーマンスがよくなるわけですから、我々の目的である調査をどのように有効に運用していくかという観点から、そういった調査の方向のみならず、親亀をどうするのか、我々の立場から言うべきことは言っていきたいと思いますし、また、そうでなければ多額の税金を投入しての話になるわけですから、我々環境省としてもその意味では、いろんなシビアな観点から物事を決めていけなければならないと思っています。検討チームの方で、いろんな総合的な角度でまず検討してもらって、そしてまた、今回の「みどりU」というのが、何が原因でそうなったのか、まず、専門的に検討してもらい、その上で、総合的に判断する必要性があるのではないかと私は思います。

(質問)今の検討の範囲ですが、親亀をどうするか、今までは、JAXAを親亀とするというのが当然の前提として決めていたと思いますが、そこも言わば、必ずしも前提としないということで、検討するということで、よろしいですか。
(大臣)それも含めて検討してもらいますけども、私は環境省の役割というのは、地球環境の調査としての衛星使用ということですから、我々の目的をより効果的に実現するためにはどうすればいいかということで、選択枝は幅広くもっていいと思います。

(質問)場合によっては、「みどりV」号に地球観測のセンサーも載せないこともあり得るということですか。
(大臣)全体の最も効率がいい形は、どうなるのかというのを含めて考えたいと思っています。

(質問)検討会というのは、環境省内部のみで構成されるものでしょうか。それとも、もう少し外部をいれるのでしょうか。
(大臣)まずは、地球環境局をベースにして、地球環境局長の諮問機関の位置付けにしようと思ってまして、地球環境観測、監視に係る大気科学、観測技術、環境政策等こういった専門的な知見をもった方々をベースにしようと思っています。ただ、子亀の問題でありまして、では、親亀はどうするのかというと、最も信頼すべきに足る所を選ぶというのは、選択枝の1つに入れていいと思っています。私は、日本のロケット技術開発については、いろいろとこれまでも、党の中とか、そこで積極的に発言してる方で、日本のロケット、こういう衛星についての長所と弱点と、本当はもう少し総合的に考える時期がきていたのではないかと思います。これは、ナショナルプロジェクトとすれば、大きな話だと思います。

(質問)各党の環境に関するマニフェストですが、前回精査されるとおっしゃってましたが、その結果をお願いします。
(大臣)今日、手元に資料がありません。ただ、環境については、基本的に党派ということを超えてるのではないかと思います。民主党の方も環境税ということで、盛り込んでおられて、その辺りは、積極的に取り組まれる。まだ、環境省とすれば、環境税そのものを今後の大網見直しなども含めて、形そのものはまだ、決定するところまでは至っていないのですが、民主党の方は、いち早く環境税ということで、「スパン」と言い抜いておれらますが、その辺の環境税をどういう形でされるのですかというところがまだ、不明だという風に思います。

(質問)自民党の方は、環境税について触れてないと思いますが、その辺についてどう思いますか。
(大臣)ここは私もマニフェストを作る際にも、最終的には、こちらとしての考え方も、私としての考え方も、入ってるというように考えますけれども、やはり、ただ税を入れますと言って、宣言しても基本的に最も効果があって、なおかつマイナスがないためには、これからの精査が必要です。ただ、方向性とすれば変わりはないのではないかと思っています。

(質問)太陽の爆発については、環境省として何か、対応されますか。
(大臣)太陽にまで届くのは、少し難しいかとは思いますが。その辺りもよくWATCHさせていただいてるところであります。


(了)