環境省お知らせ記者会見大臣発言要旨


記者会見大臣発言要旨(平成15年8月5日)

(大臣)本日の閣議では、一般案件が3件、国会提出案件が9件、政令が14件、人事案件が5件でした。環境省関連はございません。
各閣僚がそれぞれ国際会議等で出張されます。私も明日から9日まで、日米ハイレベル協議に出席してまいりますが、この間の環境大臣の臨時代理は、川口外務大臣にお務めいただきます。22日から27日まで厚生労働大臣が出張されますが、その間の臨時代理は私が務めることが、今日この席で決まりました。以上です。


(質問)温暖化対策税ですが、政府税調の石会長が、政府税調として、この秋議論を始めたい、一部では中環審とやりとりをしながら、という報道がありましたが、それに関して、具体的なやりとりをされているとか、何かございますか。
(大臣)具体的なやりとりは、まだ聞いておりません。新聞報道は拝見しました。税調会長として、温暖化対策税に触れられて、そしてこの秋にも中環審の方々と議論をし、その結果、導入ということに向けて動き出すのであれば、その後小委員会で検討するということになるだろうという見通しを話されたわけであります。環境省としても、具体案を作って、広く国民の皆さんに供したいということですので、政府税調において、中環審のそうした成果を一つの参考として議論していただけるということは、大変歓迎すべきことであると思っております。

(質問)日米ハイレベルの件ですが、それについての議論の成果というものは、どういったものなのでしょうか。
(大臣)前回の記者会見の時にも申し上げましたが、日米ハイレベル協議は、総理大臣と大統領の間の合意で設置され、今年で3回目ということであります。そういうことでありますので、気候変動問題について、定期的に意見交換をするということ自体が、大きな意味を持つことであると思います。この間、事務レベルでも、京都メカニズムの問題や途上国の問題、あるいは科学技術の問題等について、いろいろ協議の積み重ねがございますので、そういうものをお互いに確認をして、そういう分野での日米の協力を更に促進していくという意味においても大変意味のある協議と思っております。

(質問)アメリカではNGOの方々とお会いになる予定ですが、今回お会いになるのは、全員初めての方々ですか。
(大臣)そうです。

(質問)靖国参拝について前回の会見でも出ましたが、もう一度お聞きしたいのですが、新しい国立の慰霊施設建設の話が出ておりますが、その是非については、どのようにお考えですか。
(大臣)その経緯としては、官房長官の私的懇談会で一つの報告書がまとめられ、官房長官に提出されたということは承知しております。その中にも、国民的議論を充分重ねて、国民的合意の中で、最終的には政府の責任で決定されるべきものだという文言であったと承知しております。まだ国民的な議論というものが、実際のところ、なされていないと思います。最後は政府の責任で決定するということでありますが、そうした国民的議論を踏まえなければならないということを考えますと、まだ、政府が責任を持って判断する前の段階だと思います。これからそうした議論を積み重ねていくということが、前提であり、必要であると思います。

(質問)閣僚になってから、靖国神社の春や秋の例大祭に行かれてるかと思いますが、その際の玉串料はどうされたのでしょうか。
(大臣)閣僚になってからは、参拝はしておりません。「みんなで靖国神社を参拝する国会議員の会」に私は加わっていまして、それは大体、本人が行くか秘書が行くかということなのですが、私は、閣僚になってから、靖国神社には行っておりません。その会で行くときは、玉串料は払っておりません。個人では払わないルールになっています。


(質問)閣僚になってから、会のメンバーとしては、行っているのでしょうか。
(大臣)会のメンバーでありますが、参拝はしておりません。

(質問)都合がつかなかったということでしょうか。
(大臣)そうです。

(質問)秋の例大祭は、今のところ未定なのでしょうか。
(大臣)はい。

(質問)公的な参拝か私的な参拝かということについては、心の問題、信条の問題であるので、いちいち表明すべき問題ではないというお考えということでよろしいのでしょうか。
(大臣)そう思います。


(了)