環境省お知らせ記者会見大臣発言要旨


記者会見大臣発言要旨(平成15年7月15日)

(大臣)本日の閣議では、一般案件が1件、国会提出案件が8件、法律の公布が3件、政令が5件、人事案件が3件ありました。


(質問)今日、議員立法の環境教育法案が衆議院本会議にかかります。審議も順調に進めば週内にも成立という感じですが、大臣として、この法律に期待される部分と、これに絡めた政策展開でお考えのことがあればお願いいたします。
(大臣)議員立法で、しかも全会一致の委員長提案という形を作っていただいたということは、大変意義深いことであると思っております。環境教育、環境学習は、環境への取組を個人個人が自分の足下から進めていかなければならないものですから、そういうことに対するいろいろな情報の共有や、環境保全等に自ら積極的に取り組んでいくような人材を育てることが重要でありまして、今回の法案も、そうした環境教育を更に進めるという点で大変大きな役割を果たしてくれるのではないかと思います。重要なことは、そうした自主的な取組をサポートしていくということで、この法律でもそうですが、そこに何か国の政府の意志が働いたり、国の恣意が働くことのないように、今まで活動している自らの活動を応援していく、エンカレッジしていく、そういうことが大切だと思っています。

(質問)先日、小泉総理は国会の中は冷えすぎるということを答弁の中で言っていました。ネクタイをしない方が好きだというようなことも言っていましたが、これから盛夏を迎えるにあたって、何かアイデアを練っていることはありますか。
(大臣)大臣室の入口に、ノーネクタイで、上着を脱いで来て下さいという貼り出しをかなり前からしています。職員の方々も、よその会議に出るというような、そういった必要のあるとき以外は、涼しい格好でやっていただくことが大切だと思います。大切だと言うのは、社会の中で段々広がっていく、受け入れられていくということで、環境省の職場においてそういう形を取り入れていくことは重要なことだと思っているということです。
 今のところ、今年は梅雨の関係でしょうか、そう暑くない日もありますが、これから盛夏を迎えます。経済産業省では電力需要が心配だと思いますが、我が方としても、電力の消費に係る温室効果ガスの問題など、様々な問題がありますので、そういった身近な問題を広めていくために、率先して軽装の取組をしたいと思います。
 また、ありがたいと思いますのは、今もそうですが、新聞等にもいろいろな角度から盛んに書いていただいていますので、そういうマスメディアの取り上げも社会に広がっていく上で役割を果たしていただいているのではないかと思っています。この辺はありがたいと思っています。


(了)