環境省お知らせ記者会見大臣発言要旨


記者会見大臣発言要旨(平成15年7月1日)

(大臣)本日の閣議では、国会提出案件が1件、法律の公布が2件、政令が5件、人事案件が4件ありました。環境省関連はございません。

(質問)今日付けで人事異動があり、新しい体制の環境省となりますが、今年度後半あるいは来年度の若干の見通しといいますか、新体制の下で、力を付けていかねばならない環境行政の課題等の対応についてお聞かせください。
(大臣)行政は継続ですから、人が変わってやることが全く変わるということはありませんが、環境行政は、国民の皆さんのご期待が大変高いということは、私も仕事をしながら日々実感しております。適材適所でそれぞれ責任をきちんと持てる体制が組めたと思いますので、新体制の下で、国民の皆さんの期待に応えられるような、環境行政を進めてまいりたいと思っております。これから当面、来年度予算に向けてのシーリング、概算要求につながっていくわけですが、先般、環境と経済活動に関する懇談会で、いろいろご指摘いただいた点もございます。そういうものについて、来年度予算に反映できるもの、そういうものをまた要求をしていく準備をしたいと思っております。また、環境と経済活動に関する懇談会に関わりのないものでも、今、本当に財政的には非常に制約がございますから、そういう中で、環境行政に今何が必要なのか、そういうしっかりした優先順位を付けて、的確な予算要求をして、的確な行政の執行ができるようにしていくことが、当面、新しい体制の下でのまず大きなことであると思っております。それから、後半に向けまして、望月大臣政務官が先般ロシアへ行ってこられましたが、まだ確たるものはないにしても、ロシアの批准に向けて、前向きな意志を我々として確認といいますか、心証をある程度得ることができたと思っております。京都議定書が発効すれば、今までも国内対策について取り組んでいるわけですが、いよいよ国内対策にも更に力を入れていかなければいけない、そういうこともこれからの大きな取り組みではないかと思っております。

(質問)京都議定書の関係ですが、一昨日、川口外務大臣とロシアの副首相がサハリンの問題で会談をしましたが、その場では、京都議定書の関係でどういうやりとりがあったのか聞いているのでしょうか。
(大臣)詳細は聞いておりません。ただ、川口大臣の方から京都議定書の早期発効に向けて、ロシアに批准を働きかける発言があったという報告は受けております。

(質問)それに対して、ロシア側はどういう答えをしたのでしょうか。
(大臣)きわめて原則的な反応があったということでした。

(質問)原則的というのは、どういうことでしょうか。
(大臣)特別新しい積極的な反応もなければ、否定的なものも特別なかったということです。

(質問)茅ヶ崎市で、観光アピールの意味合いがあるかとは思いますが、アロハシャツを着て仕事をしているようです。現在省内で省エネといいますか、ノーネクタイであるとか、上着なしとかで取り組んでいるようですが、それでも大臣ご自身はネクタイをしていますが、なかなか簡単にはいかないようです。何か抜本的にガラリと環境省がリードして、これから暑い夏に向かって何か新しい取り組みとかお考えでしょうか。
(大臣)特に新しい取り組みということで何があるかといえば、別にアイディアもないのですが、この前も冷房も28度に保つということで、職員の皆さんには、職務に支障のない範囲でノーネクタイ、半袖等で執務してくださいというような、そのような連絡をいたしました。私も今は上着を着ていますが、いつも仕事をしているときは、上着を脱いで仕事をしています。いよいよ真夏になって、我慢できなくなったら、私もネクタイを外して仕事をすることもあろうかと思います。

(質問)総理に率先して外していただくとか、そういうお考えではないでしょうか。
(大臣)前に半袖の上着を着ていた方もおられましたが、どうでしょうか。あの時も呼びかけたようですが、結局定着しなかったですね。半袖の背広というものは。  



(了)