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環境技術実証モデル事業検討会
酸化エチレン処理技術ワーキンググループ会合(第1回) 議事要旨



1. 日時:平成15年7月15日(火) 10:00〜12:00
2. 場所:航空会館702会議室
3.議題:
(1)環境技術実証モデル事業について
(2)酸化エチレン処理技術について
(3)実証試験要領(案)について
(4)今後の検討スケジュールについて
(5)その他
4.出席検討員:岩崎好陽、小渕存、加藤征太郎、坂本和彦(座長に選出)
 欠席検討員:山川洋平
5.配布資料
 
資料1 環境技術実証モデル事業の概要 [PDF 10KB]
資料2 環境技術実証モデル事業実施要領 [PDF 19KB]
資料3 平成15年度対象技術分野と分野別ワーキンググループの設置について [PDF 8KB]
資料4 酸化エチレン処理技術について [PDF 64KB]
資料5 酸化エチレン処理技術実証試験要領(案) [PDF 179KB]
資料6 酸化エチレン処理技術実証試験要領(案)における試験条件設定の根拠について [PDF 82KB]
資料7 今後の検討スケジュールについて(予定) [PDF 18KB]
 
参考資料1 モデル事業実施体制 [PDF 12KB]
参考資料2 環境技術実証モデル事業の流れ [PDF 9KB]
参考資料3 環境技術実証モデル事業検討会設置要綱 [PDF 9KB]
参考資料4 同 酸化エチレン処理技術ワーキンググループ会合設置要綱 [PDF 10KB]
参考資料5 実証試験要領のイメージ [PDF 14KB]
6.議事
会議は公開で行われた。
(1)環境技術実証モデル事業について
  • 事務局から、資料1、資料2、資料3に基づき説明。
(2)酸化エチレン処理技術について
  • 事務局から、資料4に基づき説明。
    (酸化エチレンの安全性について)
  • 酸化エチレンの爆発の範囲が3〜100%となっているが、濃度100%という酸素がない状況下でも本当に爆発するのかどうか確認してもらいたい。
    (酸化エチレンの使用・排出実態について)
  • 酸化エチレン滅菌器は、病院の他に警察、消防署等でも50リットル以下の小型のものが使用されていると思われる。酸化エチレンガス滅菌器の製造者へのヒアリングなどにより、病院以外への販売状況について把握できるかどうか検討してもらいたい。
  • 水封式ポンプからの排水中に含まれる酸化エチレンがマンホール内で気化し、高濃度で検出される事例もある。こうした排水も安定的なものではなく、適正処理が必要である。
    (酸化エチレン処理装置について)
  • 現状では、殆どの酸化エチレン滅菌器には処理装置がついていないと思われる。今年度から、東京都の大病院では処理装置の導入検討が進んでいるが、中小零細の病院では、酸化エチレン滅菌器からの排ガスを処理せずに直接排出されていると思われ、対策の遅れが懸念される。中小規模の酸化エチレン滅菌器に対して、後付け可能な安価で小型の処理装置の開発が望まれている。
(3)実証試験要領(案)について
  • 事務局から、資料5、6に基づき説明。
    (試験条件のうち、排ガスの流量、速度について)
  • チャンバー容量と圧力については条件設定がされているが、排ガスの流量について設定する必要はないか。装置によっては処理スピードに差があると思われ、処理効率に影響を与えうる排ガス流量を考慮する必要がある。
  • 現在の排ガスパターンでは、滅菌後の排ガス時間を9分間と設定しているが、時間よりも流量が重要である。排ガスの初期工程では処理装置への流入ガスの速度が速く、負荷が高くなると思われる。9分間と具体的に決めなくてもよいのではないか。
  • 流入ガスの流量については、メーカー側の定格処理流量の何倍、とする方法もある。この方法であれば機器の特性に応じた試験が可能となるのではないか。
  • 処理装置のファンと触媒とのバランス等を考慮した流量設定が必要である。これは、実証試験を受ける技術開発者が決まった後、実証試験計画にて検討してはどうか。
    (試験の安全性の確保、機器の安全性の評価について)
  • 試験中には爆発限界の濃度を超えた酸化エチレンガスを扱うこととなるため、安全性の確保は最も重要な課題として検討すべきである。CO2との混合状態であれば本当に安全なのか、空気の混入を考慮した排出時の安全な圧力設定が必要ではないか等、慎重に検討する必要がある。
  • エアエジェクターが排出ガスの濃度を爆発限界の3%以下に確実に下げられるかという点が安全上では重要と思われる。
  • エアエジェクターまたはポンプを、処理装置の機能とみるのか滅菌器の機能とみるのか、明確にしておく必要がある。
    (その他、試験方法について)
  • 酸化エチレン滅菌器に使用される酸化エチレンガスの濃度を20%と設定しているが、10%や30%のものも使用されている。20%の濃度での試験結果を、10%や30%の濃度に設定されている排出ガスへ適用する際にどのように扱うのか、検討しておく必要がある。
  • シミュレーターを用いなくても、流量の制御によって排ガスのパターンを再現できると思われる。その方がチャンバーへの吸着の問題もなくより低コストで安全な試験が可能になるかもしれない。この案についても検討してはどうか。
  • 流量制御だとポンプの吸引などによる圧力変化が再現できないのではないか。
  • 標準酸化エチレンガス処理試験(資料5、9頁)の方も、実際には希釈方法など今後詳細に検討する必要のある項目も残っている。まずはこの検討から始めるべきではないか。
  • 試験要領は今年度の策定後も必要に応じて毎年見直した方がよいのではないか。
  • 処理性能は排出ガスの湿度の影響を受けるのではないか。
(4)今後の検討スケジュールについて
  • 事務局から資料7に基づき説明。
  • 次回のワーキンググループ会合(8月6日開催予定)では、メーカー等からの実証試験要領(案)に対する意見の聴取を行う予定である旨、事務局から説明を行い、了承された。

(文責:環境省環境管理局環境管理技術室 速報のため事後修正の可能性あり)