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環境技術実証モデル事業検討会
有機性排水処理技術ワーキンググループ会合(第1回) 議事要旨



1. 日時:平成15年6月26日 10:00~12:00
2. 場所:航空会館 801会議室
3.議題:
(1)環境技術実証モデル事業について
(2)小規模事業場向け有機性排水処理技術について
(3)実証試験要領(案)について
(4)今後の検討スケジュールについて
(5)その他
4.出席検討員:岡田光正、中井尚、名取眞、廣田静志、藤田正憲(座長に選出)
5.配布資料
 
資料1 環境技術実証モデル事業の概要 [PDF 93KB]
資料2 環境技術実証モデル事業実施要領 [PDF 198KB]
資料3 平成15年度対象技術分野と分野別ワーキンググループの設置について [PDF 273KB]
資料4 小規模事業場向け有機性排水処理技術について(厨房・食堂、食品工場関係) [PDF 362KB]
資料5 小規模事業場向け有機性排水処理技術(厨房・食堂、食品工場関係)実証試験要領(案) [PDF 639KB]
資料6 今後の検討スケジュールについて(予定) [PDF 78KB]
 
参考資料1 モデル事業実施体制 [PDF 71KB]
参考資料2 環境技術実証モデル事業の流れ [PDF 43KB]
参考資料3 環境技術実証モデル事業検討会設置要綱 [PDF 156KB]
参考資料4 同 有機性排水処理技術ワーキンググループ会合設置要綱 [PDF 148KB]
参考資料5 実証試験要領のイメージ [PDF 11KB]
参考資料6 PROTOCOL FOR THE VRIFICATION OF WASTEWATAR TREATMENT TECHNOLOGIES(米国ETV事業の排水処理技術実証プロトコール)
6.議事
会議は公開で行われた。
(1)環境技術実証モデル事業について
  • 事務局から、資料1、資料2、資料3に基づき説明。
(2)小規模事業場向け有機性排水処理技術について
  • 事務局から、資料3及び資料4に基づき説明。
    (対象として厨房・食堂、食品工場を取り上げることについて)
  • 資料3、資料4は、厨房・食堂、食品工場関係の排水処理技術の優先順位が特に高い、ということを示すデータにはならないのではないか。
  • (事務局)小規模事業場向け有機性排水処理技術の中でも、今後、対象とする業種を拡大していく予定であり、将来にわたって厨房・食堂、食品工場関係のみに限定することを意図したものではない。本モデル事業の初年度として、事業場数が多く、ニーズがあることが確実であると考えられる業種を選定した。
    (資料4の2ページ、「5.望まれる排水処理技術について」の3項に示された排水処理能力の目安について)
  • 資料に示されている値の根拠が不明確である。あくまで対象技術選定の目安として提案している値であるとしても、外部に公表される際には数字が一人歩きをして、環境省が示す目標値であると誤解される恐れがあるため、十分な検討と配慮が必要である。
  • 現在の水環境保全に向けた行政施策の方向性を勘案すれば、生物化学的酸素要求量(BOD)、化学的酸素要求量(COD)、浮遊物質量(SS)、ノルマルヘキサン抽出物質だけでなく、全窒素や全リンの扱いについても検討が必要である。
(3)実証試験要領(案)について
  • 事務局から、資料5に基づき説明。
    (資料5の1ページ、「Ⅰ.緒言 1.対象技術について」に示された、対象技術の処理能力の目安ついて)
  • 処理能力の目安は、メーカーによる応募、実証機関による対象技術の選定等を左右する点で、運用上重要であるため、十分な議論が必要である。
  • 処理能力の目安の設定方法については、本実証試験要領で設定する場合のほか、対象技術を公募する際に実証機関ごとに設定する、処理能力の目安を一切設定せずにメーカーが申請する処理能力を実証する、といった方法が考えられる。
  • メーカーやユーザー等の意見を考慮して、処理能力の目安を記載する必要があるか、記載する場合には目安の値をいくつにするか、今後検討する必要がある。
    (その他の検討課題について)
  • 事務局より、特に資料5の表2、表5、表6、表7、表12に関連する記載事項を今後の検討課題として示し、各検討員に検討を要請した。
(4)今後の検討スケジュールについて
  • 事務局から、資料6に基づき説明。
  • 第2回ワーキンググループ会合(7月16日に開催予定)では、メーカー、ユーザー等から、実証試験要領に対する意見の聴取を行う予定である旨、事務局から説明を行い、了承された。

(文責:環境省環境管理局環境管理技術室 速報のため事後修正の可能性あり)