６．　議事
会議は公開で行われた。

（１）環境技術実証モデル事業について

• 事務局から、資料１、資料２、資料３に基づき説明。
• 平成16年度は空冷室外機から発生する顕熱抑制技術を取り扱うこととなったが、ヒートアイランド対策技術とは非常に広い概念を指すため、説明時には誤解を招かないように配慮すべき。

（２）ヒートアイランド対策技術について

• 事務局から、資料４に基づき説明。
• ヒートアイランド現象の原因として、家庭用よりも業務用が問題ということではない。業務用のエアコンを対象とする理由については、後付け型の顕熱抑制技術を普及しやすいという理由がより適切である。説明の際には配慮すべき。

（３）実証試験要領（第１次案）について

• 事務局から、資料５、６に基づき説明。
• ＪＩＳを用いた実験室における試験は適切な方法であると思われる。しかし、実験室における運転と建築物に据え付けた状態での運転とは、顕熱抑制効果が異なることが予想され、配慮が必要である。
• 顕熱抑制技術には、マイコンを用いてエアコンとの連動を図ることで最適な機能を発揮するものもある。実証試験要領（第１次案）ではインバータ機能を無効にした状態での試験を行うこととなっているが、機器のもつ本来の性能を適切に評価できるような試験方法の検討が必要である。
• 本日の議論を踏まえ、事務局において実証試験要領（第２次案）を取りまとめることとされた。

（４）今後の検討スケジュールについて

• 事務局から資料７に基づき説明。
• ２月中旬に実証試験要領（第２次案）についてパブリックコメントの募集を開始し、次回のワーキンググループ会合（３月１１日開催予定）では、それらの意見を踏まえた実証試験要領（第３次案）についての議論を行う予定である旨、事務局から説明を行い、了承された。

（文責：環境省環境管理局環境管理技術室　速報のため事後修正の可能性あり）