平成１６年度環境技術実証モデル事業検討会
ＶＯＣ処理技術ワーキンググループ会合（第３回） 議事要旨

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１．日時 平成16年8月3日（水）15：00～17：00

２．場所 経団連会館901号室（室町）

３．議事

（１）ジクロロメタン等有機塩素系脱脂剤処理技術実証試験要領について

（２）今後の検討スケジュールについて（予定）

（３）その他

４．出席検討員　坂本和彦（座長）、岩崎好陽、小渕存、加藤征太郎、志賀孝作、土井潤一、山川洋平

欠席検討員　中杉修身

５．＜配布資料一覧＞
資料１	ジクロロメタン等有機塩素系脱脂剤処理技術について [PDF 37KB]
資料２	ジクロロメタン等有機塩素系脱脂剤処理技術実証試験要領（第１次案） [PDF 152KB]
資料３	ジクロロメタン等有機塩素系脱脂剤処理技術実証試験要領（第１次案）における試験パターン設定の根拠について [PDF 41KB]
資料４	今後の検討スケジュールについて（予定） [PDF 19KB]
参考資料１	平成１６年度ＶＯＣ処理技術ワーキンググループ会合（第２回）議事要旨 [PDF 17KB]
参考資料２	平成１６年度環境技術実証モデル事業実施要領の確定と対象技術分野の追加について [PDF 18KB]
参考資料３	平成１６年度環境技術実証モデル事業検討会ＶＯＣ処理技術ワーキンググループ設置要綱 [PDF 18KB]

６．　議事
会議は公開で行われた。
　
（１）ジクロロメタン等有機塩素系脱脂剤処理技術実証試験要領について

　　（ジクロロメタン等有機塩素系脱脂剤処理技術について）

• 事務局から、資料１に基づき、ジクロロメタン等有機塩素系脱脂剤処理技術について説明。
• 対象技術にはジクロロメタン等の回収を主な目的とした技術の他に、燃焼等によって分解することを目的とした技術があるが、今回の実証試験の対象範囲として限定すべきかどうかについて議論が行なわれた。
• 対象技術については、実証機関における対応の可能性等を含めて検討する必要があり、今年度はジクロロメタン等の回収を主目的とした装置を対象とすることで合意が得られた。
• 資料１の４頁「３．めっき脱脂工程でのジクロロメタン等の使用状況と対策について」における「前洗い（浸漬）、本洗浄（浸漬）、仕上げ洗浄（蒸気）」という表現を「洗浄、リンス、仕上げ洗浄（蒸気）」と修正すべきとの意見が出された。

　　（ジクロロメタン等有機塩素系脱脂剤処理技術実証試験要領（第１次案）について）

• 事務局から、資料２、３に基づき、ジクロロメタン等有機塩素系脱脂剤処理技術実証試験要領（第１次案）について説明。
• 排ガス処理性能実証項目の中に「処理率」と「回収率」が分けて書かれているが、今回の試験方法では、捕集フードへ吸い込まれないガスは考慮しないため、この２つはほぼ同義となっているとの意見が出された。
• 試験装置の図（資料２、７頁）に示されたシミュレーターでは、溶剤と希釈空気が十分に混合しないおそれがあり、ガスを乱流にさせる工夫が必要であるとの意見が出された。
• 試験の条件において、排出濃度の変動を５回分（５バッチ）試験するとあるが、これでは十分とはいえないため、試験前の調整運転を追加することを含めて再検討すべきであるとの意見が出された。
• 試験に用いられる溶剤には添加剤が含まれているため、溶剤の成分をあらかじめ測定する必要があるとの意見が出された。

（２）今後の検討スケジュールについて（予定）

• 事務局から、資料４に基づき説明。
• ジクロロメタン等有機塩素系脱脂剤処理技術実証試験要領は本日出された意見をもとに事務局にて修正し、座長の確認により第２次案としてとりまとめる旨、第２次案に対して８月中旬からパブリックコメントを募集する旨、さらに第4回ＷＧ会合ではパブリックコメントの結果を踏まえた第３次案を提示する予定である旨、事務局から説明を行い、了承された。

（３）その他

• （特になし）

（文責：環境省環境管理局環境管理技術室　速報のため事後修正の可能性あり）