環境省大気環境・自動車対策大気汚染状況・常時監視関係環境大気測定機の信頼性評価検討会及び関連公表資料

平成19年度第1回環境大気測定機の信頼性評価検討会 議事概要


1.日時
平成19年9月11日(火)10:04~12:17
2.場所
ルーテル市ヶ谷センター
3.議事
(1)基本性能試験結果について
(2)並行測定結果について
(3)硫化水素による測定値への影響について
(4)光学フィルター以外の影響について
(5)その他
4.議事

(1)基本性能試験結果について

 事務局より、基本性能試験結果の見直し事項について説明が行われた。委員からの主な意見は次のとおり。

  • 水分影響の違いについて確認すること。

(2)並行測定結果について

 事務局より、並行測定結果について説明が行われた。委員からの主な意見は次のとおり。

  • 解析において、平成17年度の試験結果との比較や、季節別の特徴、NO2以外の一致性の記述などを加えること。

(3)硫化水素による測定値への影響について

 事務局より、硫化水素による測定値への影響について説明が行われた。委員からの主な意見は次のとおり。

  • 硫化水素濃度とNO濃度、濃度比、湿度との関連を解析すること。

(4)光学フィルター以外の影響について

 事務局より、光学フィルター以外の影響について説明が行われた。委員からの主な意見は次のとおり。

  • 不具合の改修について、どの時点でどの内容の改修を行ったのか確認すること。
  • 測定機の維持管理のため、3ヶ月に1度コンバータを交換するとなると、それに対応できる設計が必要ではないか。
  • コンバータの寿命が短いのは、構造上の問題ではないか。

(5)その他

 (社)日本環境技術協会より、並行測定の確認試験について説明が行われた。委員からの主な意見は次のとおり。

  • バッファタンクによる測定値への影響(NO+O3⇒NO2の反応によるNO2の増加、O3の損失)が見られた。
  • 島津の測定機では、NO2の瞬時値がマイナスと計算された場合、NO2の1 時間平均値の演算にはゼロとして計算していた。
  • 試料採取においてNOとオゾンの反応に配慮したマニュアルを整理すべきであり、モニタリングを行っている自治体に情報を伝えるべき。